2020年2月6日 更新
健康診断(「健診」「健康診査」とも呼ばれます)は、身体測定、血液検査、検尿、検便、胸部検査、腹部検査、診察、問診などから全身の健康状態を把握し、病気の早期発見(早期治療)を目指すものです。
企業に勤めている場合、年に1回「一般健診(定期健診)」と呼ばれる健康診断を受けることになります。また、40歳以上になると三大死因(がん、脳血管疾患・心疾患)の引き金となる生活習慣病やメタボリックシンドローム(※)の予防・早期発見を目的に実施する「特定健診」などがあります。
一般健診(定期検診)や特定健診は、企業や地方自治体での実施が法律で義務付けられている「法定健診」ですが、ほかにも個人の意思によって受診する「任意健診」があります。任意健診の代表的なものは人間ドックで、一般的な健診よりも検査項目が多く、健診機関によっては脳ドック、レディースドック(乳がん検査、HPV検査など)、腫瘍マーカー、睡眠時無呼吸検査などのオプションを用意していることもあります。
※メタボリックシンドロームとは 内臓脂肪症候群ともいい、内臓脂肪が蓄積することで糖尿病、高血圧症、脂質異常症といった生活習慣病を引き起こしやすい状態を指します。
健診申込み~前日まで
- 説明書に目を通す
健診当日が近づくと、健診機関から郵送などで健診の説明書や問診票が配布されますので、ひと通り目を通して検査の内容や目的をチェックしておきましょう。
便潜血検査(検便)を受診する場合は採便キットが同封されています。便潜血検査では通常、前日と当日朝の2日分の便を採取しますが、便秘で毎日お通じがない場合は3~4日前から採取することも可能です。
- 前日は暴飲暴食や激しい運動を控える
健康診断では、前日の食事内容や飲酒状況、運動によって血液検査や尿検査の結果に影響が出るので、前日はなるべく飲酒や激しい運動を控えたほうがよいでしょう。
検査内容にもよりますが、前夜の食事は9時頃まで、水やお茶なら当日朝までOKという健診機関が多いようです。詳しくは説明書の指示をご確認ください。
- 問診票を記入しておく
事前に配布される問診票を事前に記入しておくと、当日の検査や診察がスムーズです。
問診票の項目には、運動や飲酒・喫煙などの生活習慣をはじめ、過去の病歴・治療歴、家族歴などがあります。これらは病気を発見する上で重要な手がかりとなるため、正確に記入しましょう。
- 前夜は十分な睡眠を
睡眠不足の状態だと、検査そのものが負担になることがあります。十分な睡眠をとって翌日に備えましょう。
健診の当日
- 体調に不安があれば伝える
風邪などをひいて体調に不安がある時や、女性で月経が始まった方、妊娠の可能性がある方は受付時に伝えましょう。検査内容が変更になる場合があります。
- 服薬があれば伝える
服用している薬がある方は、当日の受付時に伝えるか、事前に問診票に記入しておきましょう。
- お腹や胸などを出しやすい服装で
多くの健診機関では検査着を用意していますが、用意がない場合に備えて、お腹や胸、腕などを出しやすい服装で受診しましょう。
眼鏡、イヤリング、時計などの貴金属類は事前に外しておきます。髪が長い方はゴム(金属類が付いていないもの)を持参するとよいでしょう。
- リラックスして受診する
緊張すると血圧などの数値に影響が出ることもあります。リラックスした状態で検査を受けましょう。
健診結果が返って来たら…
一般的な健診では、検査結果が後日自宅に郵送されます。
- 基準値はあくまでも目安と考える
多くの検査で、結果の数値とともに基準値が記載されています。そのため、自分の数値と基準値を見比べて一喜一憂してしまいがちですが、健診機関によって検査方法や基準値が異なる上、検査を受けた時の状況によって数値も変わってきます。1回の検査結果にこだわるのではなく、前年、前々年と比べて、数値の変化をチェックするようにしましょう。
- 検査を受けっぱなしにしない
検査結果を踏まえたアドバイス(食事や生活習慣の改善指導など)があれば、それに従いましょう。
検査結果によっては「要再検査」となることもありますが、勝手に「症状がないから大丈夫」と自己判断せず、受診するようにしてください。
※検査内容や目的、判定のポイントなどについては「健康診断の結果の見方」で詳しく説明しています。
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