在宅でもサクサクはかどる!仕事・勉強に集中できる部屋のつくり方

【アイデア集】快適性を高める環境づくり

2021年1月5日 更新
【アイデア集】快適性を高める環境づくり

自宅での仕事や勉強は、自分の好みに合わせて自由に作業環境をアレンジできるメリットがあります。視覚・嗅覚・聴覚といった五感に働きかける工夫を行ったり、作業時のストレスを軽減するアイテムを揃えたりすることで、集中力が高まり、作業もスムーズに。より効率よく仕事や勉強ができる居場所を目指しましょう。

集中や落ち着きをもたらす「色」の効果

刺激の強い色は避けて、落ち着きのある色をチョイス

刺激の強い色は避けて、落ち着きのある色をチョイス

仕事や勉強をしているときに、無意識に目に飛び込んでくる「色」。色は人の心身に働きかける作用があり、見ていると安らぎを感じる色もあれば、ソワソワと落ち着きがなくなる色など、色の選び方によって心理や行動も変わってくるとされています。
仕事や勉強中に視界に入る色は、刺激の強い原色系を避けて、穏やかな色を選ぶのがベター。特に壁紙やデスクは、作業中の視界の広い面積を占めるため、ナチュラルなベージュ系やブラウン、オフホワイトなど、落ち着きや安心感を与えてくれる色を選ぶとよいでしょう。
長時間の集中を持続したいなら、おすすめの色は「ブルー」。ブルーには集中とリラックスの効果があるため、落ち着いて作業を進めるのに役立ちます。作業中に目につきやすい文房具やPCマウスなどに挿し色として取り入れると色が引き立ち、集中効果もアップします。
また、太陽を思わせる「オレンジ」や「黄色」などのエネルギッシュな色は、アイデアを出したり、やる気を高めたいときにぴったり。カーテンなど窓まわりにオレンジや黄色があると、窓の外を眺めながらリフレッシュして、さらに活力もアップする効果が期待できます。

お気に入りの「香り」でスッキリ、作業もはかどる!

眠気防止やリフレッシュが期待できるアロマの香り

眠気防止やリフレッシュが期待できるアロマの香り

リラックスタイムに使用されることの多いアロマですが、アロマの中には集中力を高める効果を持つものなどがあり、仕事や勉強にも役立ちます。
集中力アップが期待できるアロマは、爽やかな刺激のある香りのレモンやレモングラス、ペパーミントなど。これらのアロマには眠気を防ぐ効果もあり、単純作業でウトウトしてしまいがちなときにおすすめです。清々しくシャープな香りを持つユーカリやローズマリーも頭をシャキッとさせる働きがあるため、集中力の持続やリフレッシュ効果が期待できます。アロマオイルをティッシュペーパーやハンカチに数滴たらしたものを鼻に近づけて香りをゆっくり吸い込んだり、または作業中のデスクに置いておくだけでも効果が得られるので、ぜひお気に入りの香りでお試しください。

聞き流す程度の「音」が集中力をアップ

うるさすぎず、静かすぎず…そんな環境が理想

うるさすぎず、静かすぎず…そんな環境が理想

作業に集中しているときに周囲がうるさいと気が散ってしまいますが、シーンと静まり返った無音の状態も、PCなどの動作音やタイピング音が気になって、かえって集中できないこともあります。
私たちの周りでは街なかの喧騒や雨音、水のせせらぎといった「環境音」が常にあふれており、私たちは無意識のうちにこれらの環境音を「聞き流して」暮らしています。適度な環境音であれば、無音の状態より集中力が高まるとされており、これらの環境音を集めた作業用BGMなども人気を集めています。

ちょこっとメモ!ちょこっとメモ!

グリーンを置いて作業環境を快適に。癒しや空気清浄に効果あり!

グリーンを置いて作業環境を快適に。癒しや空気清浄に効果あり!

長時間の仕事や勉強では、時にはPCのモニターから視線を外したり、深呼吸をしたりして適度に息抜きをすることが必要。そんなときに身近に植物があれば、ちょうどいい目のやり場になって癒しやリラックスになるだけでなく、周囲の空気をきれいにする空気清浄効果も得られます。最近は卓上サイズの「ミニ観葉植物」が100均などで販売されており、置き場所を選ばず、丈夫でお手入れ簡単なので初心者でも取り入れやすくなっています。

子どもの「リビング学習」に適した環境とは?

幅広の専用机なら親子でコミュニケーションをとりやすい

幅広の専用机なら親子でコミュニケーションをとりやすい

近年、子どもの勉強スタイルとして定着しつつある「リビング学習」。個室で1人で勉強するより、家族が集まるリビングのほうが落ち着いて集中できたり、分からないことをすぐに親に質問できるなどのメリットが注目され、特に小学校低学年の子どもがいる家庭でリビング学習を取り入れるケースが多いようです。
リビング学習はメリットが多い反面、リビングに勉強道具があふれてゴチャゴチャしたり、リビングやダイニングのテーブルで勉強していると夕食時に一時的に片付けなければならないといったデメリットもあります。リビングの広さなどにもよりますが、できれば専用の勉強机や勉強道具を片付けるための棚などがあるとよいでしょう。また、勉強机は幅が120センチ以上あるものを選ぶと、親が子どもの横に座って、勉強を教えやすくなります。

肩こりを招きやすい「ノートPC」「ローテーブル」の対処法

体の負担を減らすアイテムを活用する

体の負担を減らすアイテムを活用する

デスクトップPCに比べるとモニターのサイズが小さいノートPCは、作業時に前かがみの姿勢になりやすく、体に負担がかかりやすいのが難点。ノートPCの作業で肩こりや腰痛を招いてしまわないように、デスクのスペースに余裕があれば、外付けのモニターやキーボードを利用し、ノートPCスタンドでモニターの中央が目線よりやや下にくるように設定することで長時間の作業もラクになります。
また、リビングなどにあるローテーブルで作業をする場合も前かがみになりやすいため、肩こりや腰痛の原因になってしまいます。ノートPCスタンドを使ってモニターやキーボードの高さを調整し、膝にクッションを置いて負担を軽減しましょう。

まとめると…まとめると…

仕事や勉強にちょうどいい空間づくり。ちょっとした工夫やアイデアで自宅が変わる!

仕事や勉強にちょうどいい空間づくり。ちょっとした工夫やアイデアで自宅が変わる!

自宅が快適で心地よい環境だと、仕事や勉強がはかどるのはもちろん、暮らしの満足度も高まります。在宅だと作業効率がよくないといわれる一方で、ちょっとした工夫やアイデアで快適性がアップするのも自宅ならでは。あなたも自宅の作業環境を見直して、仕事や勉強に集中できる空間をつくりましょう。