2019年11月06日 更新
オリンピック・パラリンピックに関する報道などで、目にする機会も多い「レガシー」。
レガシーとは直訳すると「遺産」ですが、オリンピック・パラリンピックにおけるレガシーとは、オリンピック・パラリンピックの開催をきっかけにして開催都市や開催国に生みだされ、長期間にわたって継承・享受できる社会的・経済的・文化的恩恵のことをいいます。
具体的には、各種施設やインフラ整備、スポーツ振興などがこれに該当します。
2020年のオリンピック・パラリンピックの開催に向けて、東京の街はダイナミックな変化を遂げていますが、その中には1964年大会から息づくレガシーがあります。
日本武道館
1964年東京大会で初めて正式競技に採用された柔道の競技会場として誕生。富士山のすそ野を引くような流線形の大屋根は、日本の武道の聖地にふさわしい威厳を備えています。さらに現在は武道のほかにも、コンサートなどのイベント会場としても有名です。 最寄駅…東京メトロ東西線・半蔵門線、都営新宿線「九段下駅」 |
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代々木公園
戦前まで大日本帝国陸軍の練兵場であった代々木周辺が、戦後、米軍の駐留軍家族の居留地・ワシントンハイツとなり、1964年東京大会では選手村として利用され、その跡地が代々木公園となりました。 最寄駅…東京メトロ東西線・半蔵門線、都営新宿線「九段下駅」 |
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国立代々木競技場
上記の代々木公園と並んで、米軍との交渉の末に1964年東京大会の水泳とバスケットボール競技大会会場として完成したのが国立代々木競技場です。 最寄駅…東京メトロ東西線・半蔵門線、都営新宿線「九段下駅」 |
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江の島ヨットハーバー
江の島の東、湘南港にある江の島ヨットハーバーは1964年東京大会のヨット競技場として整備され、以来、全日本選手権などの数々のヨットレースに使用されてきました。2020年東京大会でもオリンピックのセーリング競技の舞台となっています。 最寄駅…小田急「片瀬江ノ島駅」、江ノ島電鉄「江ノ島駅」、湘南モノレール「湘南江の島駅」 |
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首都高速道路
戦後の経済発展にともなう交通渋滞の緩和を目指して、首都高速道路公団が誕生したのが1959年。翌1960年にオリンピックの招致が決定すると、大会時の選手や関係者の輸送をスムーズにするため、急ピッチで道路の建設が進められました。 |
新幹線と東京モノレール
1964年東京大会の開催に合わせて、世界初の高速鉄道であり、“夢の超特急”と呼ばれた新幹線が開通しました。初代車両の「0系」は青と白のカラーに丸っこいフェイスが特徴。開業当初の最高速度は210km/h(現行の最高速度は東北新幹線、宇都宮~盛岡間の320km/h)でした。 |
おまけ:体育の日(スポーツの日)
国民の祝日「体育の日」も、1964年東京大会をきっかけに始まったレガシーの一つです。 |
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最終更新日 2021年2月22日
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