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2014年10月26日 更新

マンションのご近所付き合い

「ご近所力」アップで暮らしを快適に

マンションであっても、戸建てのようにある程度のご近所付き合いは大切です。ライフスタイルが異なるさまざまな世帯が暮らすマンションのご近所付き合いを不安に感じる人もいますが、基本的なマナーさえ心得ていれば心配はありません。
マンションの場合、個々のライフスタイルを大切にする一方で、ご近所のつながりも実感できる「つかずはなれず」の程よいコミュニティを築けるのが魅力。良好なコミュニティがあるマンションは、次のようなメリットがあります。

マンションのコミュニティのメリット

災害時の協力体制 地震などの災害があった時に、自分や家族だけで危機を乗り越えるのは難しいもの。ご近所さんと親しい関係を築いておけば、皆で助け合って被害を最小限にくい止めたり、救助や生活支援などの面で協力し合うことができます。

防犯力の向上 居住者同士が顔見知りで、自然と挨拶や声かけができているマンションは不審者が侵入しにくいため、犯罪の抑止につながります。また、人の目があることでゴミ出しや駐輪のルールも守られやすくなり、住み心地もアップします。

居住者同士のトラブル回避 同じ建物の中で暮らしている以上、近隣からの物音やにおい、マナーなどが気になるのはよくある話。これらは時にトラブルの火種になることもありますが、お互いが顔見知りで親しい関係を築いていれば許容の範囲が広がり、トラブルに発展しにくいものです。

このように、マンション内の良好なコミュニティはあなたや家族の暮らしを守り、居住者全員の満足度を高めるものといえるでしょう。

良好なコミュニティを築く方法とは?

進んで挨拶をする

スムーズな人間関係を築くためにも、日常的な挨拶は最低限のマナーです。エレベーターや廊下など、居住者と一緒になった時は必ず挨拶をしましょう。
大規模マンションなどでは顔も名前も知らない居住者とすれ違う機会が多くなりますが、知らんぷりするのは厳禁。挨拶をしようかどうか迷う前に、相手から挨拶をしてもらうと返しやすいといった経験がある方も多いと思いますので、自分から挨拶する習慣をつければお互いに挨拶しやすくなります。

組合活動に積極的に参加する

管理組合主催の清掃や避難訓練などのイベントは、居住者同士が親しくなるチャンス。積極的に参加して交流を深めましょう。さらにイベントを通して管理組合の理事や管理人と良好な人間関係を築いておけば、いざという時に頼りになってくれます。

程よい距離感を保つ

どんなに親しくなっても「親しき仲にも礼儀あり」。特定の居住者の噂話や悪口をいうのは絶対に控えましょう。同じように、自分や家族の個人情報を必要以上にオープンにするのも止めましょう。いろいろな考え方の人が暮らすマンションだからこそ、程よい距離感を保ってトラブルを回避してください。

引っ越しの挨拶はする?しない?

引っ越しの当初に、マンションのご近所さんに挨拶をするかどうか迷う人も多いことでしょう。挨拶をするにもご近所さんの生活時間が分からない、突然チャイムを鳴らしたら迷惑かも知れない……そんな心配があるかも知れませんが、ご近所さんからすれば「近くの空き室に誰かが引っ越ししてきたけれど、何者か分からない」という状況は落ち着かないものです。相手の不安を和らげるためにも、進んで挨拶に出向きましょう。
挨拶をする目安は、両隣と真上、真下の階に当たる住戸。できれば引っ越し前日か当日、遅くとも翌日には挨拶を済ませるようにします。挨拶の際に、500円~1000円程度の手土産(タオル、お菓子など)を持参すると良いでしょう。

挨拶の例

「初めまして。○○号室に引っ越してきた○○です。(※小さい子どもがいる、ペットがいる、楽器を演奏するなどの情報があれば伝える)ご迷惑をおかけすることもあると思いますが、どうぞよろしくお願いします。ほんの気持ちですが、どうぞお納めください。では、失礼します。」

挨拶へ出向いたけれど、留守だった場合

一度出向いて留守だった場合は、何度も出向かなくても構いません。
手土産の袋などに「○○号室に引っ越してきた○○です。引っ越しの挨拶に伺いましたがお留守のようでしたので、ポストに投函させていただく失礼をお許しください。今後ともどうぞよろしくお願いします」というメモを添えて、ポストに投函しておきましょう。防犯の都合上、できれば手土産はドアノブにかけておくのではなく、ポストに投函することをおすすめします。