2019年10月01日 更新
片付けの基本は、ものを元の場所へ戻してきれいにすること。私たちは、シーンに応じていろいろなものを使用しますが、使った後のものをきちんと戻すことができないと、ものがあふれて散らかってしまいます。
ものを元に戻せないのには理由があります。所有するものの量が多すぎる、普段使わないものが出し入れの邪魔をしている…など、片付けを妨げる要因を見つけて「片付けやすい部屋」を整えましょう。
まず、片付けをしたい範囲(リビング、キッチン、玄関、クローゼット、押し入れ…など)ごとにどれくらいのものがあるか、一度全部を並べてチェックします。
引き出しや棚の中まで取り出してみることで、消費・使用期限を過ぎているもの、使わないまま放置しているものまでハッキリと分かります。
消費・使用期限を過ぎているもの、使わないまま放置しているものなどの「不用品」をためこんで、けっこうなスペースをムダにしていませんか?
不用品を処分し、適量を所有するだけで、一気に部屋が片付けやすくなります。
- ものを手ばなす判断基準は?
何が必要か・不要か見極めるポイントは人それぞれですが、下記を参考にして、当てはまったら処分を検討しましょう。
□壊れている、または汚れや傷みがひどく使えない
処分を先延ばしにしているだけで、この先も使うことがない不用品は迷わず手ばなす。
□この1年で1度も使っていない
1年間出番がなかった衣類やファッション小物などは、好みや体型が変わった、組み合わせが難しいといった理由があるはず。クローゼットの肥やしにせず、さっさと手ばなす。
1年以上放ったらかしのCD、DVD、ゲームソフトなども、「いつか使う」と思っていても再び手にとる可能性は低い。思い入れのある本も、今は電子書籍があるので本棚からあふれたら処分。
□同じ用途のものが複数ある
同じ種類の筆記具や文房具、古くなった薬など。大量に所有しても、いざという時に使う可能性は低いので、使うものだけ残して後は処分する。
□使う予定のないストック品
洗剤などのストック品の中には、使用環境が変わったり、新製品が出たりして出番を失ったものも。また、購入した時に付いてくる割り箸や小袋の調味料、コスメの試供品なども、すぐに使わないなら処分する。
□頂いたもので捨てにくい
頂いたけれど好みに合わない、または使う機会がないものなど。頂いた時点で役目を果たしたと考えて、感謝を込めて処分を。
- 迷ったら「保留」でOK
必要か不要か迷うものがあれば、一旦「保留」扱いに。箱などに入れて別の場所に移し、後日、改めて判断しましょう。
※不用品を処分する方法は「捨てる」だけではありません。売る、譲るといった「リユース」については「不用品を売る」「不用品を譲る」で詳しく紹介します。
不用品を処分したら、残ったものをしまう場所(定位置)を決めていきます。
基本的に、そのアイテムを使う場所の近くに収納場所をつくれば、使いたい時にすぐ取り出せて、使った後もすぐ戻せるので便利。市販の収納ボックスや収納ケースなども活用してみましょう。
家族のアルバムや子どもの作品などは、思い出が詰まっている反面、かさばるため保管場所に困った挙句、段ボールにしまいっぱなし…なんてケースもあるようです。
そんな時は、思いきって写真や作品のデジタル化を検討してみましょう。
●写真アルバムのデジタル化サービス
現在は、紙焼きの写真アルバムやフィルム、ビデオなどをデジタル化してDVDにしてくれるサービスがあり、仕様や画質などにもよりますが、120ページ前後の写真アルバムなら6,000~8,000円程度でサービスが受けられます。DVDなら収納スペースを気にせず、見たい時に気軽に取り出せるというメリットも。
●思い出を写真に残す
子どもの作品は色褪せや変形などが起こらないうちにスマートフォンなどで撮影してデータを保存しましょう。この時、子どもと一緒に撮影すると、成長の記録にもなるので一石二鳥です。
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