素材チェック①「床材」

フローリングなどの床材は、素肌で歩くなど直接肌に触れる機会が多いため、肌ざわりや安全性にこだわりたいもの。床材ごとの特徴やメリット・デメリットを参考に、我が家に合った床材を選びましょう。
無垢フローリング

天然の無垢材(丸太を乾燥させて板状に加工しただけのもの)を使った無垢フローリングは、天然木の持つ風合いのほか、高い調湿性や断熱性があり、適度な弾性もあるため歩行感がよいといった長所があります。
一方で、自然の木をそのまま使っているためエアコンや電気カーペットによって割れや反りが生じたり、スギやパインなどの柔らかい材質のものはキズがつきやすいといった欠点もあります。
選び方のポイント
樹種によって室内のイメージが大きく変わってくるため、無垢フローリングを選ぶ時は小さなカットサンプルだけではなく、ショールームで実物の施工を見て、かたさや踏み心地などを確かめてみるのがおすすめです。
※無垢フローリングの樹種やお手入れについては、「無垢フローリング研究」で詳しく説明します。
古材

古材とは古民家を解体する時に出る木材で、その定義はさまざまですが「築70年以上の古民家から得られる木材」を古材とする場合が多いようです。 古材には長い年月を経た落ち着きのある色合いやキズ、割れなど、真新しい木材には出せない独特の表情があります。かつてはカフェの床材やオブジェなどで目にすることが多かったのですが、最近では一般住宅の床材に使用するケースも増えてきました。
選び方のポイント
日本の古民家で使われていた古材もあれば、欧米やアジアからの輸入古材、ほかにも線路の枕木や工事現場の足場板を加工した床材などがあります。
商品の性質上、同じものは1つとしてないため、購入前に実物を確認して、反りや割れなど経年の度合いや雰囲気を確かめましょう。
畳

稲ワラの畳床をイグサの畳表で覆った昔ながらの畳は、適度な弾性があって踏み心地がよく、調湿機能にもすぐれた自然素材の床材です。また、床下の通気のよい環境で使用すれば虫がつきにくく、定期的にメンテナンスすれば20年くらい持つといわれています。 しかし近年は住環境の変化などから、稲ワラの代わりにボードの畳床を使用した化学畳が主流となりました。化学畳は安価で軽く、虫がつきにくいなどの長所がありますが、踏み心地や調湿性などは昔ながらの自然素材の畳のほうに軍配が上がります。
選び方のポイント
安全性や質感にこだわるなら、無農薬や減農薬で育てられた稲ワラやイグサを使用した自然素材の畳を選びましょう。最近では、半畳サイズで縁のない琉球畳や、畳表に和紙を使用したものなども人気があります。
コルクタイル

コルク樫という木の樹皮を剥いたコルクタイルは、ワインの栓をつくる過程で発生した残材を固めて再利用した床材です。 内部に気泡を含んでいるため断熱効果があり、肌ざわりがよく、すべりにくいことからお年寄りや小さな子どものいる家庭でも安心です。
選び方のポイント
製品によっては化学系塗料で仕上げているものもありますが、コルク本来のしなやかな素材感が少ないため注意が必要です。
自然素材にこだわるなら、大豆油系オイルなどの天然オイルで塗装したものを選びましょう。
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最終更新日 2026年5月19日

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