2014年9月22日 更新
マンションを選ぶ時に、家族のライフスタイルと同じくらい大切なことが建物の安全管理。万一の災害や犯罪などに備えて、適切な対策を講じているマンションが家族の安心につながります。
1つの建物内に複数の世帯が暮らすマンションでは、みんなが気持ち良く暮らせるようにルールを決める必要があります。
共用部分の使い方、ゴミの出し方、楽器やペット飼育はOKか……など、共同生活におけるルールを設定するのが管理組合の役割です。
管理組合とはマンションの区分所有者によって構成される組織で、マンションを購入する(区分所有者になる)と全員が管理組合の組合員になります。組合員は総会を開いて管理者(理事長)を選出し、マンションの管理方針を決定していきます。
管理体制の良いマンションは、日常点検や定期点検がきちんと行われており、長期修繕計画によって見た目の美しさや耐久性が維持されています。つまり資産価値があるということです。マンションという大切な資産を守るためには、管理の良し悪しを見極めて物件を選ぶことが大切です。
マンションを購入すると、物件の費用とは別に毎月管理費と修繕積立金を払わなくてはいけません。
主な使い道 建物や共用設備などの日常点検と定期点検、清掃、管理人の人件費、共用部分の損害保険の保険料など
主な使い道 外壁や配管、防水など、大規模な修繕工事の積み立て
国土交通省のマンション総合調査(2008年)によると、管理費の平均は月1万5848円で、修繕積立金は8階建分譲マンション(建築延べ床面積6500㎡、専有面積75㎡ 国土交通省のガイドラインによる)の場合で1万500円~1万9875円です。ただしこれはあくまで平均であり、実際の管理費や修繕積立金はマンションの規模や設備によって異なりますが、安すぎる場合は注意が必要です。マンションの建物や設備は年月とともに劣化するため10から5年単位で大規模な修繕工事が必要で、積立金が不足していると工事の直前になってまとまった金額を徴収されたり、工事そのものが不可能になったりするケースも考えられます。マンションの購入時には、管理会社が提案した「長期修繕計画」のスケジュールや予算などを確認することができるので、計画に無理がないか、必ず目を通しておきましょう。
中古マンションを購入する場合は、管理組合で定めた管理規約をチェック。新築の場合は、管理会社が原始規約を作成しているので、それを確認します。
管理規約について
- □ 管理人の勤務形態は常駐か日勤か巡回か。警備会社と契約していることもあるのでチェック
- □ 管理内容に問題はないか
- □ 管理費の内訳と金額は妥当か
生活について
- □ 共用部分を使用する際にどんなルールがあるか
- □ ゴミの出し方や時間についてどんなルールがあるか
- □ 駐車場を使用する際にどんなルールがあるか。車種の制限などはあるか
- □ 駐輪場を使用する際にどんなルールがあるか
- □ 住戸でペットの飼育はOKかどうか。OKの場合、ペットの種類や頭数に制限などはあるか
- □ 住戸で楽器の演奏はOKかどうか
- □ リフォーム時の制限はあるか
- □ 事務所使用の制限はあるか
長期収税計画について
- □ 修繕積立金の内訳と金額は妥当か
- □ 長期修繕計画の内容に問題はないか
- □ 修繕積立金が管理費に含まれていないか
この特集では、マンションを選ぶ時に大切なポイントについて紹介しました。
パンフレットやモデルルームを見ると魅力的な物件は多数ありますが、家族のライフスタイルに合ったマンションを探していくと候補は絞られてくるはず。納得いく決断ができるよう、マンションに関する知識をたくわえて比較・検討を行いましょう。
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