2019年9月2日 更新

食生活の「コレが気になる!」 「不足している栄養素や、逆にとりすぎの栄養素がある」「自分に必要な栄養素が分からない」…そんな食生活のお悩みを改善するヒントを紹介します。

TOP バランスのよい食事とは 栄養素ってどんなもの? あなたの食生活のお悩みは? 食生活の「コレが気になる!」

その1 「サプリメント」と「薬」の違いは?

  • サプリメントの分類は「食品」です

毎日の健康のために、サプリメントを利用している人は少なくありません。「栄養補助食品」「健康補助食品」とも呼ばれるサプリメントは、ビタミンやミネラルなど特定の栄養素や健康成分を濃縮した錠剤やカプセル状にしたもの。見た目は医薬品と似ていますが、サプリメントは「食品(健康食品)」の分類となるため、効果・効能や用法の表示ができず、摂取量については目安量の記載のみとなります。
これに対して、医薬品の場合は、臨床試験によって効果・効能が証明されており、用法や1日の摂取量などが明確に表示されています。

  • サプリメントの上手な利用法は?

ドラッグストアやネットショップにはさまざまなサプリメントがあふれていますが、まず基本的な栄養素は食事でとり、どうしても不足しがちな成分があれば、サプリメントで補うようにしましょう。
サプリは食品なので、基本的にはいつ摂取しても大丈夫ですが、食後にのむと消化吸収が高まります。過剰にとると健康を害するおそれがあるため、必ず目安量を守って摂取してください。また、医薬品との飲み合わせに注意が必要なサプリメントもあるので、医薬品服用中のサプリメント摂取については、事前に医師や薬剤師に相談しましょう。

その2 「スーパーフード」は、普通の食品とどこが違う?

  • 栄養成分が豊富のため、健康食品に近い位置づけです

日本では数年前から注目されるようになったスーパーフード。はっきりとした定義はないのですが、一部の栄養素や健康成分を突出して多く含む食品をスーパーフードと呼ぶことが多く、チアシード、キヌア、アサイー、カカオ、スピルリナなどが有名です。
食材として料理に取り入れながら、不足しがちな栄養素や健康成分を摂取できるサプリメントのような役割を持ち合わせているのが、スーパーフードの特徴といえます。

  • スーパーフードの上手な利用法は?

スーパーフードがブームとなった今、世界中からさまざまなスーパーフードが紹介されています。その中から、単に「流行っているから」という理由ではなく、自分に必要な栄養素や健康成分は何かを考えて、スーパーフードを選ぶとよいでしょう。
栄養素はそれぞれに役割があり、体内で協力し合って私たちの健康を維持しています。「これさえ食べればOK」という万能の食品はありませんから、いろいろな種類の食品をとって、バランスよく栄養素を摂取したいものです。

その3 「腸内細菌」って何?

  • 私たちの腸に棲みついている細菌です

腸内細菌の数は40兆~100兆個ともいわれており、栄養素の消化吸収を助け、免疫アップや健康維持に役立つ「善玉菌」と、健康に悪い影響を与える「悪玉菌」に大きく分けられます。
近年、腸内細菌の遺伝子解析が進み、腸内細菌の種類やバランスが人により異なることが分かってきました。腸内の環境は食生活とのかかわりが深く、食事が偏っていると悪玉菌が増えて、下痢や便秘につながったり、腸内で硫化水素やアンモニアなどの毒素が発生して全身に運ばれ、肌荒れ、自律神経の乱れ、免疫の低下のほか、糖尿病や心疾患のリスクの増加など、重大な病気を招いたりします。

  • 善玉菌を増やす「腸活」がブームに

「腸活」とは、腸内の善玉菌を増やし、お腹の中から健康をつくること。
腸内環境を悪化させないために、食生活を見直して、善玉菌の代表である乳酸菌やビフィズス菌を含むヨーグルトなどの乳製品、腸内をきれいにする食物繊維たっぷりの野菜や海藻類を食事に取り入れましょう。このほか、「こまめに水分をとる」「軽い運動を行う」なども腸活に有効です。

その4 「ベジタリアン」って何?

  • 動物の肉を避け、菜食をする人を指します

「菜食主義者」とも呼ばれるベジタリアン。ベジタリアンは何を食べるかによっていくつかの種類に分かれ、菜食に加えて卵や乳製品を食べる「ラクト・オボ・ベジタリアン」や、卵や乳製品を含めて動物性食品を一切口にしない「ヴィーガン」などがあります。
宗教や健康上の理由で菜食を選ぶ人に加え、最近ではアニマルライツ(動物の権利)や環境意識の高まりからベジタリアンになる人も増えています。

  • 健康効果の一方で、栄養不足の心配も

ベジタリアン食は野菜や穀類などが中心のため、胃腸の負担が少なく排便がスムーズになるなど、健康上のメリットも多いとされています。十分に計画されたベジタリアン食の場合、心臓病や高血圧症、糖尿病などのリスクが減少するといった報告もあります。
その一方で、動物性食品に豊富なたんぱく質やオメガ3脂肪酸、鉄などの栄養素が不足しやすく、卵や乳製品も避けるヴィーガンはビタミンB12やカルシウム不足になるおそれもあります。ベジタリアン食を実践する場合、これらの栄養素の摂取を心がけ、医師の指導を受けるなどして栄養不足になるのを防ぎましょう。

私たちは、食事で食べたものから必要な栄養素を摂取し、健康を維持しています。栄養バランスのとれた食事は、食材や彩りのバリエーションも豊富で、楽しみやリフレッシュにもつながります。この機会にぜひ食事を見直して、健康で豊かな毎日を過ごしましょう。

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最終更新日 2019年9月2日