【専門家監修】どう探す?中古マンションの探し方のコツを解説!

2019年12月8日

「購入するなら中古マンションがいい」という結論になったとき、「どうやって探せばいいのだろう」とふと疑問に感じることもあるでしょう。探し方のコツを押さえておけば、気に入った中古マンションをスムーズに購入することができます。ここでは、中古マンションをどのように探せばよいのか具体的なコツを交えて解説します。

中古マンションの探し方1:インターネット

物件をできるだけ多くチェックしたい、どこにいても見たい、というときにほとんどの人はインターネットを活用するのではないでしょうか。物件の売買情報が掲載されているサイトは、新築マンションだけでなく、中古マンションの情報も豊富に掲載されています。インターネットでは気になる中古マンションを見つけたら写真や動画などで、室内や建物の外観の様子をすぐに確認することができるためとても便利です。非公開の物件や成約済みの物件が掲載されていることもあるため、インターネットの情報だけでは十分と言えませんが、不動産会社に行く前に、物件数や相場など、ある程度の情報は把握できます。

物件が掲載されているサイトによっては、便利な機能がついていてそれぞれに特徴があります。
・希望の物件(価格、最寄り駅、広さ、築年数)などの情報を事前に登録できる
・希望の物件が新規で掲載されたら、お知らせメールがくるように設定することができる
・物件の問い合わせがメールで簡潔にできるため、多くの資料請求を一度に行うことができる
・問い合わせの電話が無料でできる
・ペット可、広いルーフバルコニー、専用庭付などニッチな条件なども検索できる

などがあげられます。新築マンションは商品として販売されているため、広告費をかけて専用のサイトが作られ、計画的に販売活動が行われます。一方で、中古マンションは個人が引っ越しや転勤、住み替えなどの理由で突然売り出すことがあるため、こまめにサイトをチェックしておくことが大切です。また、インターネットに公開されない物件や掲載前の物件を見つけるには、不動産会社を活用することが必要になってきます。

中古マンションの探し方2:不動産会社

売主が個人の場合、一般的には物件のあるエリアの不動産会社に売却が依頼されます。エリアを限定して中古マンションを探すことが決まっている、という場合にはそのエリアにある不動産会社を利用したほうがよい場合もあります。そのエリアの情報に精通した不動産会社にめぐり会えば、よりよい物件が手に入る近道になります。

エリアの情報に精通した不動産会社とは
・インターネットには載っていない「未公開物件」が豊富にある
・自分が探しているエリアの取扱実績が豊富である
・売主サイドに偏ったセールストークではなく、プロとしての中立的な見解を述べ、物件のメリットとデメリットを的確に説明することができる

このなかでも、中古マンションの売主から依頼されている物件を多く持っている不動産会社を探すことはとても大切です。なぜなら、売主と直でつながっているため、売主の売却に至る事情や背景などの情報が得やすいからです。その結果、売主の経済的・家庭や仕事の事情によっては少々安い金額でも急いで売却しなければならないケースがあるので、価格交渉もしやすくなる可能性があります。

もし、希望のエリアが決まっているのであれば、その周辺の不動産会社を何社か訪問してみて相談してみることをおすすめします。対面で話をしておけば、不動産会社の担当者も物件紹介がしやすい場合もあります。また、不動産会社によって強みが異なります。中古マンションの販売に力を入れている会社、地元に特化している不動産会社、都心部でよく聞かれる大手の不動産会社など、自分の求めている条件に合いそうな不動産会社を選ぶようにしましょう。

中古マンションを探す前に理解したいこと

気に入った中古マンションが見つかったとしても、支払いできる能力があるかどうか自分の資金状況を冷静に把握しておくことはとても大切です。住宅ローンが組めるのか、組めたとしても無理なく払っていけるのかを何度も試算して理解しておきましょう。割安な中古マンションであっても決して安い買い物ではありません。慎重なくらい入念に資金計画や必要な費用について確認する必要があります。さらに、物件の価格だけを準備すれば足りるというわけではなく、そのほかにさまざまな費用や税金などがかかります。

中古マンション購入時にかかる主な費用は
・不動産会社に支払う仲介手数料
・司法書士に支払う登記に対する報酬
・印紙税、固定資産税・都市計画税(売主との精算分)、不動産取得税(購入時ではなく、後日納付)、登録免許税など
・住宅ローンの利用にともなう事務手数料・保証料など(金融機関によってさまざま)
・火災保険料、地震保険料など
・リフォームが必要な場合にはその費用
・引っ越し代

などで、これらがすべてではありません。購入する中古マンションによってさらに準備しなければならない費用が発生する可能性があります。また、管理費や修繕積立金、住宅ローンの返済など、保有期間中に発生する費用もあります。必ず購入前に物件の価格以外の費用についても確認しておきましょう。

中古マンションの探し方のポイント

中古マンションの探し方のそのほかのポイントもチェックしておきましょう。探しているときには、部屋の内装や設備に目が行きがちですが「広い視野」で総合的に判断することが大切です。焦らず、複数の物件を内見して比較しながら検討することで、本当に気に入った中古マンションを選ぶことができます。「ほかに検討している客がいるから今日までに返事が欲しい」などと、不動産会社に時間的な制約を設けられ、決断を迫られることもありますが、ほかの物件との比較など十分な検討ができていない状態で決断すべきではありません。縁がなかったと思って諦めることも大切です。

生活インフラや災害リスクもチェックしましょう
・土砂災害や地震、浸水リスクが少ない場所を選びましょう。国や都道府県のハザードマップを活用して調べることができるほか、インターネットサイトによっては売り物件周辺の災害リスクを表示しています。
・購入を検討しているマンションの住人の雰囲気について、不動産会社に聞いてみましょう。取引実績があるマンションであれば答えてくれます。
・駅からの道のりは安全か、公園があるか、繁華街が近いかなど近隣の治安状況を確認しましょう。
・スーパーや公共施設などの生活に欠かせない施設が近くにあるかを把握し、交通機関の利便性などもチェックしましょう。

中古マンション探しで気を付けたいことは?

中古マンション探しで気を付けたいポイントについて紹介します。

・管理組合がしっかり機能し、住民意識の高いマンションを選ぶことが大切です。
・不動産会社に依頼すれば、気になるマンションの管理組合の修繕計画や修繕積立金などの資金状況を見せてもらえます。管理費・修繕費の滞納状況も聞いてみましょう。
・管理会社による管理が行き届いているかの確認が大切です。管理状況をチェックするにはロビーや廊下、ポスト、ゴミ置き場、自転車置き場などの共有部分がきれいに保たれているかを見ましょう
・駐車場が必要な場合、空き状況があるのか、車のサイズに問題がないか、メンテナンスができているかを確認しましょう。
・子どもの通う保育園、幼稚園、学校がどこにあるのか事前に確認しておくことも大切です。
・大規模にリフォームをしたいときは、どこまでが可能かチェックしておきましょう。

コツを押さえて中古マンションを探そう

中古マンションを探すときは、さまざまなことを意識しておかないと「こんなはずでは」ということになる可能性があるでしょう。さらに、人気の中古マンションは競争率が高くすぐに売れてしまいます。常に情報をチェックして逃さないようにすることも大切なポイントです。購入のためには意識しておきたいたくさんのコツがありますが、これらを押さえて自分にぴったりの中古マンションを探しましょう。

執筆者プロフィール

岡田 忠純
岡田 忠純

岡田 忠純(不動産鑑定士・不動産証券化協会認定マスター)
不動産の鑑定評価はもちろん、不動産のキャッシュフロー分析や、取引、投資、開発などのアドバイザリーとして多くの実績がある、不動産のプロフェッショナル。官公庁からの依頼にも数多く対応している。


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