新生活の「準備品と初期費用」|安心・快適な一人暮らしを楽しむために|住まいの情報ナビ|E-LIFE不動産情報

2016年2月2日 更新

新生活の「準備品と初期費用」

なにが必要?いくら必要?事前にチェックして節約しましょう

いろいろと物入りなことが多い新生活。必要最低限の家具や家電、生活用品などは最初に揃えておかなくてはいけませんし、住まいにかかる費用や引越し費用などもあります。
そこで、新生活を始めるにあたってなにが必要で、全部でいくら位かかるのかチェックしていきましょう。それぞれの節約ポイントも紹介しますので、参考にしてください。

新生活にかかる初期費用は大きく分けて4つ! 住まい関連 引越し 家具・家電 そのほかの生活用品

誰でも新生活を始めるにあたり、避けられない出費が「住まいにかかる費用」「引越し費用」「家具代・家電代」「そのほかの生活用品の費用」の4つです。

住まい関連

「一人暮らしを始める前に……」でも紹介したとおり、賃貸の場合、住まいにかかる初期費用は家賃の5~6ヶ月分が目安です。

住まいにかかる初期費用の目安 ※契約時に必要な費用
名目内容目安
敷金契約上の債務(家賃の未払いや退去時の修繕費など)を担保するための大家さんの預り金家賃の0~3ヶ月分
礼金部屋を貸してくれた大家さんへの謝礼金家賃の0~2ヶ月分
仲介手数料契約を仲介した不動産屋さんへ支払うお金家賃の1ヶ月分+消費税
前家賃入居を開始する月の家賃。日割りで計算される入居日数に応じて日割りをした家賃と管理費
保険料火災保険など1万5000円~2万円くらい

金額の例

「毎月の家賃6万8000円、管理費2000円」で「敷金2ヶ月、礼金1ヶ月」「保険料1万5000円」の物件なら、
敷金13万6000円
礼金6万8000円
仲介手数料7万3440円 ※税込金額
前家賃7万円 ※入居日数に応じた日割り。ここでは1ヶ月で計算
保険料1万5000円
合計36万2440円

上記の費用が必要になります。ちなみに敷金・礼金・前家賃・保険料には消費税が発生せず、仲介手数料のみ消費税がかかります。

節約ポイント!

  • 敷金や礼金が0円の物件を選ぶ

最近、増えつつある「敷金0円」や「礼金0円」の物件。例えば上記の「毎月の家賃6万8000円」で「敷金2ヶ月、礼金1ヶ月」の物件の場合、敷金・礼金を合わせると20万4000円ですから、この金額が0円になると初期費用がグンとお得になります。
ただ、礼金は大家さんへの謝礼金なので0円でも問題ないのですが、注意したいのは「敷金0円」の物件です。敷金は、契約上の債務(家賃の未払いや退去時の修繕費など)を担保するための大家さんの預り金で、退去時に修繕費などを差し引いた金額が戻ってくるシステムになっています。つまり入居時に敷金が0円でも、退去時に修繕費の実費を請求されるなど、結局はお金がかかるということも考えられます。

  • 条件の範囲を広げる

駅から遠い物件や、築年数が比較的古い物件を選ぶなど、希望する条件の範囲を広げることで家賃を抑え、初期費用も節約する方法です。ただし条件の範囲を広げすぎて生活が不便になると後悔につながるおそれもあるので注意しましょう。

  • 家賃の値下げ交渉をする

例え1000円でも家賃が下がれば、敷金・礼金・仲介手数料・前家賃を合わせて初期費用が約5千円安くなり(敷金2ヶ月、礼金1ヶ月の場合)、年間で発生する家賃も約1万2000円安くなります。1~3月の引越しシーズンは値下げが難しいかも知れませんが、数ヵ月にわたって空室の物件などは交渉してみる価値があります。交渉のテクニックとしては「あと2000円安ければすぐ入居を決める」「部屋をなるべく汚さない」など、相手のメリットになることを伝えてみましょう。

引越し

引越し業者の多くは、荷物が比較的少ない単身者の引越しに対して、安価なパックサービスを用意しています。
(金額の目安)単身者パック利用で約2万円~ ※荷物の量や距離などに応じて料金は異なります

節約ポイント!

  • 複数の業者から見積もりを取る

業者によって料金システムが異なるため、荷物の量や距離などに応じて自分に合った業者やプランを選択しましょう。

  • 平日の午後の引越しを依頼する

一般的に、引越しが集中するのは土日祝の午前中。そのため平日の午後は料金が安く設定されているケースが目立ちます。日程に余裕があるなら、平日の午後の引越しを検討しましょう。

  • 引越し業者に頼らない

荷物が少ない近距離の引越しなら、軽トラックなどをレンタルして自分の力で引っ越すという方法もあります。ただし車のレンタル代もかかりますし、友人に協力をお願いするとお礼も必要になってくるため、場合によっては業者にお願いするより高くつく可能性もあります。やはり引越しは引越しのプロに任せるほうが仕事も早く、保証もあるので安心かも知れません。

家具・家電

大型の家具や家電は、物件の決定後に置き場所のサイズを測り、購入するのが得策です。物件探し中に購入すると、引越し後に「置き場所に収まらない!」なんてことも。
ここでは量販店や通販サイトなどで販売されている、一人暮らし用の「家具セット」「家電セット」の費用を取り上げますが、フローリングの床でもベッドではなく布団のみで構いませんし、テレビがなくてもパソコンやスマホで視聴することは可能です。絶対に必要な家具や家電以外だけ揃えて、後は状況に応じて買い足していく方法がよいでしょう。
(金額の目安)
家具・寝具セット(ベッド・布団一式・テーブルまたはデスク・洋服ダンス)約7~10万円
家電セット(冷蔵庫・レンジ・炊飯ジャー・洗濯機・掃除機・テレビ)約10~15万円

節約ポイント!

  • 実家から持ち込む

家具や家電をまとめて買い揃えると高額になりがち。そのため実家に不要な家具や家電があれば、ぜひ活用したいものです。ただしクレーンで吊り上げて室内へ搬入するような大型のタンスなどは単身者パックでは受け付けてもらえないので注意。

  • オークションサイトやリサイクルショップを利用する

1~3月の引越しシーズンは、オークションサイトやリサイクルショップに中古の家具や家電がたくさん出回ります。こまめにチェックして目当ての品を安く手に入れましょう。

  • レンタルを利用する

一人暮らし用の家具や家電を取り扱っているレンタルショップで、必要なものを借りることができます。レンタル期間によっては割高になるかも知れませんが、処分にかかる費用や手間が省けます。また、生活に本当に必要かどうかをレンタルで見極め、必要なものだけを購入する方法も。

そのほかの生活用品

キッチン用品や食器、バス・トイレ用品、掃除用品、洗濯用品など。これらの生活用品は最初に最低限のものだけを揃え、後から少しずつ買い足していけばムダがありません。

節約ポイント!

  • 実家から持ち込む

実家で眠っている生活用品があれば、新居に持ち込みましょう。特に食器類や調理器具(鍋、フライパンなど)は使用頻度が低くても保管されていることがあるので、譲り受けるチャンスです。

  • 100円ショップを利用する

生活用品の多くは100円ショップで入手できます。使用頻度や使い勝手などを考えながら揃えていきましょう。

新生活の主な準備品リスト (優先度の見方) ◎……必需品 ○……あれば便利 △……生活スタイルに応じて

家具・寝具
優先度品目メモ
家具
ベッド収納付きベッドならスペースの有効活用に
テーブルローテーブルなら椅子が不要
デスクテーブルで代用しても
椅子・ソファ・座椅子テーブルやデスクに合わせて揃える
洋服ダンスクローゼットや押し入れがない場合に購入。ハンガーラックでもOK
収納棚クローゼットや押し入れがない場合や、入りきらない場合に購入。シェルフやカラーボックスでも代用できる
食器棚キッチン収納に食器などが入りきらない場合に購入
カーテン外から丸見えになるのを避けるため、カーテンとレースカーテンの両方が必要
カーペット・ラグフローリングの足元の冷え防止に。床の傷を防ぐ効果も
全身鏡があるとコーディネートチェックに便利
時計スマホなどの時計機能があるとはいえ、パッと目につく場所に時計があると役立つ
ゴミ箱最低でもテーブルまわり、キッチン、洗面所の3ヶ所にあるとよい
寝具
マットレス一式がセットになったものを購入する方法もある。布団・枕カバーは洗濯の替えを用意しておくと安心
敷布団
掛布団
毛布
シーツ
布団・枕カバー
家電
優先度品目メモ
冷暖房器具まずはエアコンの備え付けがあるかどうか確認。エアコンの備え付けがない場合や、あっても別の冷暖房器具を使いたい場合に購入を検討する。ガスや石油ストーブが使用不可という物件もあるので購入前に契約書を確認しておく
照明まずは備え付けがあるかどうか確認し、なければ購入する
冷蔵庫一人暮らし用の小型のものなら置き場所にも困らない
ガスコンロまずは備え付けがあるかどうか確認し、なければ購入する
レンジお弁当の温めから調理まで活躍する、一人暮らしの必需品
炊飯ジャー1合炊きは釜が小さく使いづらいため、3合炊きがおすすめ。まとめてご飯を炊いて小分けに冷凍しておくとよい
オーブントースターパン党なら用意しておきたい。トースト以外の調理にも利用可能
電気ポットやかんで代用可
洗濯機コインランドリー利用の場合は不要
掃除機化学モップやホウキ、雑巾などで代用可
電話スマホで代用可
テレビスマホやパソコンで代用可
DVDデッキ必要に応じて
パソコンインターネットしか利用しないという人は、スマホで代用可
アイロンアイロン台も忘れずに
空気清浄機必要に応じて
加湿器必要に応じて
除湿器必要に応じて
ドライヤー必要に応じて
生活用品
優先度品目メモ
キッチン用品
自炊派の人は、自分の調理技術に必要なキッチン用品を用意する。これから料理を覚えるつもりなら、この項目にあるキッチン用品があればとりあえずは十分。自炊をする予定はなくても、インスタントラーメンを作れるくらいの鍋や包丁・まな板を揃えておくとよい
フライパン
包丁・まな板
キッチンばさみ
計量カップ・
計量スプーン
菜箸・お玉・しゃもじ
ラップ・アルミホイル
布巾
基本調味料
(塩・砂糖・醤油など)
食器
お皿(大・中・小)自炊をする・しないに関わらず、最低限の食器は必要。生活が落ち着いてきたら必要に応じて買い足していく
コップ
マグカップ
茶碗・丼
お箸・フォーク・
スプーン
バス・トイレ用品
洗面器タオルは洗濯の替えも含めて、バスタオル、フェイスタオルを各5~6枚以上用意しておく。バス・トイレが同室の場合はシャワーカーテンで水の飛び散りを防ぐ
浴室用椅子
タオル
シャワーカーテン
バスマット
トイレブラシ
トイレマット・
カバー・スリッパ
掃除用品
化学モップフローリングや畳、カーペット敷きなど、床の種類に応じた掃除用品を選ぶ
ホウキ
粘着ローラー
雑巾・バケツ
洗濯用品
ハンガーベランダ干しの場合は物干し竿を用意。部屋干しなら室内洗濯スタンドや洗濯ロープがあると便利
物干し竿
室内洗濯スタンド・
洗濯ロープ