ペアローンの特徴からメリット・デメリット、後悔しないポイントまで丸わかり!夫婦で借りる住宅ローンの「ペアローン」とは

ペアローンの基礎知識

2026年3月11日 更新
ペアローンのイメージ

夫婦のどちらか1人だけが住宅ローンを組むのではなく、2人ともローンを組んで1つの住宅を購入するのが「ペアローン」。ペアローンの仕組みや特徴、単独ローンや収入合算との違いなど、ペアローンを検討する際に押さえておきたい基礎知識をまとめました。

1人で借りる? それとも夫婦2人で借りる?

夫婦で力を合わせる「ペアローン」利用者が増加中!

夫婦でペアローンを組むイメージ

夫婦が住宅ローンで家を購入する場合、これまでは夫婦のどちらか1人が住宅ローンを組む「単独ローン」が一般的でした。

けれども最近は、住宅価格の高騰や共働き世帯の増加にともない、夫も妻も住宅ローンを組む「ペアローン」を選択するケースが増えています。

住宅ローンの借入れ方法は?

住宅ローンの借入れ方法は?

年代別の借入れ方法は?

年代別の借入れ方法は?

(住宅金融支援機構「住宅ローン利用者の実態調査【住宅ローン利用者調査(2025年4月調査)】」より作成)

住宅金融支援機構が2024年10月から2025年3月までに住宅ローンを借りた人を対象に行った調査によると、住宅ローンでペアローンを選択した人は全体の25.9%。年代別で見ると、特に20代から30代の若い世代の利用割合が高くなっています。

ペアローンの特徴は?

夫婦それぞれが債務者となり、お互いの連帯保証人になる

ペアローンのイメージ

ペアローンは、1つの住宅に対して夫婦それぞれが住宅ローンを借りる方法です。
夫も妻も債務者(ローンを返済する義務を負う人)となって、同じ銀行でローンを契約します。また、お互いの契約の連帯保証人(債務者が返済できなくなった場合に肩代わりをする義務を負う人)になります。

ペアローン

夫婦それぞれが債務者となって計2本の住宅ローンを契約
(お互いの連帯保証人になる)

ペアローン
申込み方法夫婦それぞれの収入で住宅ローンを申し込む
住宅ローン控除夫婦それぞれが利用可能
団体信用生命保険夫婦それぞれが加入
事務手数料など 2人分
物件の名義夫婦の共有名義

ローンが2本なので、事務手数料などの諸費用は2人分かかりますが、単独で借りるよりも借入額が多くなります。
住宅ローン控除をそれぞれ利用できる、団体信用生命保険にそれぞれ加入できるといった特徴もあります。

収入合算との違いは?

夫婦の世帯年収で1本のローンを組むのが「収入合算」

収入合算のイメージ

ペアローンのように夫婦で借りる住宅ローンとして、よく比較されるのが「収入合算」です。

収入合算は、夫と妻の収入を合算した世帯年収で住宅ローンを借りる方法です。ローンの本数は1本ですが、2人分の収入なので、単独ローンよりも多く借りられます。
夫婦のどちらか1人が主債務者になり、もう1人が「連帯保証人」になるか、あるいは「連帯債務者」になるかでタイプが分かれます。後者の連帯債務型は、主にフラット35で扱われています。

収入合算(連帯保証型)

夫婦のどちらか1人が主債務者となって1本の住宅ローンを契約
(もう1人が連帯保証人になる)

収入合算(連帯保証型)
申込み方法夫婦の収入を合算して住宅ローンを申し込む
住宅ローン控除主債務者のみ利用可能
団体信用生命保険主債務者のみ加入
事務手数料など 1人分
物件の名義主債務者の名義

連帯保証型では、夫婦のどちらかが主債務者に、もう1人が連帯保証人になります。住宅ローン控除の利用や、団体信用生命保険の加入ができるのは主債務者のみです。

収入合算(連帯債務型)

夫婦のどちらか1人が主債務者となって1本の住宅ローンを契約
(もう1人が連帯債務者になる)

収入合算(連帯債務型)
申込み方法夫婦の収入を合算して住宅ローンを申し込む
住宅ローン控除夫婦それぞれが利用可能
団体信用生命保険基本は主債務者のみ加入だが、フラット35では夫婦それぞれが加入できる
事務手数料など 1人分
物件の名義夫婦の共有名義

夫婦のどちらかが主債務者に、もう1人が連帯債務者になるのが連帯債務型です。上の連帯保証型とは違い、夫婦それぞれが住宅ローン控除を利用できます。
団体信用生命保険に加入できるのは基本的に主債務者のみですが、フラット35では夫婦で団体信用生命保険に加入できます。

単独ローン・ペアローン・収入合算の特徴比較

単独ローンペアローン収入合算
連帯保証型連帯債務型
契約方法夫婦のどちらか1人が債務者となって1本の住宅ローンを契約夫婦それぞれが債務者となって
計2本の住宅ローンを契約
(お互いの連帯保証人になる)
夫婦のどちらか1人が主債務者となって1本の住宅ローンを契約
(もう1人が連帯保証人になる)
夫婦のどちらか1人が主債務者となって1本の住宅ローンを契約
(もう1人が連帯債務者になる)
住宅ローン控除債務者のみ利用可能夫婦それぞれが利用可能主債務者のみ利用可能夫婦それぞれが利用可能
団体信用生命保険債務者のみ加入夫婦それぞれが加入主債務者のみ加入基本は主債務者のみ加入だが、フラット35では夫婦それぞれが加入できる
事務手数料など1人分2人分1人分1人分
物件の名義債務者の名義夫婦の共有名義主債務者の名義夫婦の共有名義
こんな夫婦に
おすすめ
・夫婦のどちらかが専業主婦(夫)か、扶養内で働いている
・夫婦のどちらかが将来、専業主婦(夫)になる予定がある
・諸費用を抑えたい
・借入額が比較的少ない
・それぞれに十分な収入があり、将来も働き続けるつもり
・借入額を増やしたい
・夫婦で住宅ローン控除を利用したい
・夫婦で団体信用生命保険に加入したい
・夫婦間で収入差がある、または将来どちらかの収入が減る可能性がある
・借入額を増やしたい
・諸費用を抑えたい
・夫婦間で収入差がある、または将来どちらかの収入が減る可能性がある
・借入額を増やしたい
・夫婦で住宅ローン控除を利用したい
・諸費用を抑えたい

まとめると…まとめると…

共働きならペアローンも候補の一つ。自分たちに合った借り方を検討しよう

ローンの借り方を検討するイメージ

住宅価格の高騰が続く現在、ペアローンはマイホームの予算を増やすための有力な選択肢の一つとなっています。単独ローン・ペアローン・収入合算のそれぞれの特徴を理解して、自分たちに合った借り方を選ぶようにしましょう。

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最終更新日 2026年3月11日