窓全開は効果なし?部屋の換気をするときのポイント

2019年6月21日

窓全開は効果なし?部屋の換気をするときのポイント

部屋の空気がどんよりしていると、気分にも影響を与えてしまいます。
臭いや湿気がこもっているときは、換気をして部屋も気分もリフレッシュしましょう。
ここでは部屋を換気するときのポイントや注意点について紹介していきます。

空気が入れ替わるように部屋の風通しを良くする

部屋の空気をしっかりと入れ替えるには、最低でも2カ所の窓を開けることが重要です。
外の空気を取り込み、部屋の空気を外に出すための「入り口」と「出口」が必要だからです。

1カ所の窓を全開にしても部屋の空気は大して動かず、溜まった臭いや湿気(水蒸気)が排出されないまま気温が変わるだけになってしまいます。
したがって、対角線上になるように2カ所以上の窓を開け、空気の通り道を作りましょう。

対角線上の位置に窓がない場合には、「温暖差換気」という方法があります。
「温暖差換気」とは、窓の高低差を利用した換気方法です。
空気は気温差がある場合、温度が高いと上へ、低いと下に動く特性があります。
つまり、上側にある窓から部屋の温かい空気を逃がし、下側にある窓から外の冷たい空気が入るようにすることで、部屋にこもった空気を逃がして新鮮な外気を取り入れることができます。

入口を狭くすると空気が動きやすい

空気の通り道を作っても、部屋にあるすべての窓を全開にしていると換気の効果が得られにくいです。
空気には狭いところから広いところへ移動するときに勢いがよくなるという特性があるため、狭い入口を用意しないと空気が動きにくいのです。
そのため、入口となる窓は5cm~15cm程開けるようにし、出口となる窓は全開にすると効率的に換気を行えます。
前述の「温暖差換気」の例でいえば、下側の窓を狭めに開けて上側の窓を広く開けると勢いのある空気の流れを作れるでしょう。

冬場は外気の湿度に注意!

部屋の換気を行うのに効果的な時間帯は、湿度の低い時間帯です。
室内の湿った空気を外に出し、室外の乾いた空気を取り込むことで部屋の中を快適な状態にできます。
特に冬場は湿度が高い日や時間帯に換気をすると、部屋の中に水蒸気が残ってしまい結露の原因になってしまうため注意が必要です。
したがって、春夏は12時~16時、秋冬は12時~14時の間に換気を行うのがおすすめです。

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最終更新日 2024年12月02日