アクセントクロスとは?自分好みの部屋にしよう!
2021年4月30日
アクセントクロスを用いることで、部屋の雰囲気は変化します。自分好みの部屋にしたいとき、アクセントクロスは有効な手段の一つです。ただし、選び方を間違えるとイメージ通りにいかず、派手になり過ぎることもあるので気をつけなくてはなりません。本記事では、アクセントクロスを選ぶ方法や注意点などについて解説をしていきます。
アクセントクロスとは?
アクセントクロスとは、簡単にいうと色や柄のある壁紙を使用し、部屋の壁にアクセントをつけることです。壁全体ではなく、一部分にだけ貼るのがアクセントクロスのポイント。例えば、白やグレーなどの単調な部屋に、一部分だけオレンジの壁紙を貼ることで、ほどよいアクセントになります。部分的にクロスを変えるだけで、部屋はおしゃれになったり、広い雰囲気になったりするのです。アクセントクロスを使う場所に明確なルールはないので、基本的には自由にコーディネートができます。
アセントクロスには、さまざまなメリットがあります。まず、価格が安いところです。印刷した色や絵柄を貼り付けるだけなので、通常のクロスと同程度の金額ですみます。少ないコストで部屋をぱっと変えたいケースで有効な手段といえるでしょう。さらに、施工がシンプルな点も人気の秘訣です。壁紙を石こうボードなどで貼り付ければすむので、業者に頼まず自分で作業するのもそこまで難しくないでしょう。必要な道具は、ホームセンターなどで購入可能です。
アセントクロスの大きなメリットといえば、バリエーションが豊富なところでしょう。他の壁素材と比べて、選べる種類が多い傾向です。市販のものだけでも、選択肢は多岐にわたりますが、オーダーメイドを利用することでオリジナリティによりこだわることができます。素材もそろっており、一般的なビニールクロスだけでなく、絹や綿などの自然素材を使ったアクセントクロスも人気です。
選び方1.部屋のイメージをする
アクセントクロスを行う際に、まず考えたいのは部屋のイメージをしっかりと持つことです。「どのような家具があって、どのような色の家具を置くのか」を意識したうえで、アクセントクロスを決めるのが望ましいでしょう。アクセントクロスを用いることで、「どのような空間を目指すのか」については抽象的でもかまいません。モダンやクラシック、ナチュラルなど、好きなスタイルを追求してもよいですし、「とにかく落ち着いた感じにしたい」といった抽象的な方向性でもよいでしょう。
自分が思い描く部屋が浮かんだら、そのイメージに合わせてアクセントクロスは選ぶようにしてください。自分が好きな色だけにこだわって、アクセントクロスを選んでしまうと失敗しやすくなります。色を決めるよりも先に、部屋のイメージを作り上げるようにしましょう。
選び方2.色の調和よって決める
アクセントクロスを選ぶ際には、色の調和も大切です。部屋には、多種多様な家具があり、色もそれぞれに異なります。過激な色調のアクセントクロスを用いてしまうと、それだけで部屋の色のバランスが悪くなってしまうケースも少なくありません。そのため、「色」「明るさ」「鮮やかさ」といった3つのポイントをよく考慮したうえで、アクセントクロスを選ぶようにしましょう。
色を調和させるやり方はさまざまありますが、大きな面積を占める床や天井に合わせることも方法の一つです。カーテンやカーペットが部屋のアクセントになっているのであれば、そちらに合わせてみてもよいでしょう。部屋全体の雰囲気を見て、そこにふさわしいアクセントクロスを使用することが重要です。色味をそろえると失敗はしにくいですが、面白みに欠ける場合もあるため、逆に反対色にするのもよいアプローチかもしれません。
注意点1.色柄を確認する
アクセントクロスを選ぶとき、カタログの見た目だけで決めるのは避けるようにしましょう。なぜなら、カタログと実際のものでは色柄が異なる可能性があるからです。カタログに載っている画像は明るい部屋で撮影をしている場合があります。プロのカメラマンが光を当てて撮影しているため、相当に明るく見えてしまう可能性があるのです。実際は、カタログよりも暗めの雰囲気になると考えておいたほうがよいでしょう。
また、カタログではなくサンプルを提供された場合も注意が必要です。サンプルに関しても、実際に加工したアクセントクロスとは印象が違います。なぜなら、色は大きい面積に貼ってしまうと薄く見えるからです。サンプルは、比較的小さなものが多いため、実際に壁に加工したときよりも色が濃く見えます。このように、面積によって色の見え方が異なる現象を面積効果といいます。サンプルでアクセントクロスを判断したいのであれば、できるだけ大きめのものを用意し、実際とのギャップが生じないにすることが必要です。
アクセントクロスの色柄を選ぶ際、若干派手目の色柄を意識するのも悪くはありません。部屋にアクセントを出すのがアクセントクロスの役目です。周囲と同系色のデザインや、特徴の少ない色柄を選んでしまうと、せっかくアクセントクロスを貼っても、ぼやけた印象になってしまうでしょう。部屋のクロスは、ホワイトやオフホワイトが多いので、アクセントクロスはこれらの色柄に埋もれないものを用意するのがおすすめです。
注意点2.割合を決める
アクセントクロスは、部屋全体の2~3割がベストといわれています。割合がこれ以上大きくなると、部屋の色のバランスが崩れやすくなるでしょう。4面ある壁の内、1面だけアクセントクロスがあるイメージで問題ありません。アクセントクロスは、あくまでアクセントですので、しつこくならないように気をつけましょう。
また、家具に隠れてしまう位置にアクセントクロスを貼るのも避けたほうがよいでしょう。アクセントクロスが見えなくなってしまうと、当然のことながら張った意味がなくなります。クローゼットや食器棚など、背の高い家具がたくさんある部屋だとアクセントクロスが隠れやすくなるので注意してください。アクセントクロスは、あまり大きい家具がない開放的な部屋に貼るほうが向いています。
自分に適したアクセントクロスを選ぼう!
アクセントクロスが加えることにより、部屋はより一層オシャレになるでしょう。アクセントクロスは、センスが求められるので難しい面がありますが、そこが面白いところでもあります。無難な色を選ぶだけでなく、場合によっては派手な色にもチャレンジしてみてください。自分にぴったりのアクセントクロスを選び出し、自分好みの部屋に変化させていきましょう。
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