もしかしてスマホ老眼?その原因と対策!
2016年6月1日

一般的に老眼になり始めるのは45歳がピークといわれていますが、20代や30代の若い人達にも「近いものにピントが合いづらい」などの老眼と似た症状が出るケースが急増しています。スマホを長時間使用している人にこのような症状が見られることから、「スマホ老眼」と呼ばれています。今回は、そのスマホ老眼についてご紹介します。
スマホ老眼ってなに?
スマホ老眼は近くでスマホを見続けることで眼の筋肉が緊張する状態が続いてしまい、ピント調節が利かなくなる状態を言います。スマホを見る時には、眼の中の水晶体というレンズを膨らませて調節をします。この調節が何度も行われることにより、目に負担が掛かり疲れやすくなったり近くにピントが合ったままで戻りづらくなったりすることがあります。パソコンやタブレットを使用していても同じような症状は起こります。しかし、その中でもスマホは特に懸念されていて、スマホの小さい画面の小さい文字を見続けることはかなり目に負担になると言われています。仕事やプライベートでのメールチェック、SNSの使用やゲームなど一日中スマホをいじっている人も多いことから、注意が促されています。
老眼とスマホ老眼の違いとは
老眼は加齢と共に眼の調節機能が衰えて、近くにピントが合いにくくなる状態を言います。一方、スマホ老眼はスマホを近くで凝視することで、眼の筋肉の緊張状態が続いてしまい、一時的に老眼のようなピントが合いにくくなる症状のことを言います。症状が軽いうちはすぐに元の状態に戻るのですが、症状が重篤化する可能性もあります。
スマホ老眼に効くおすすめの対策法
スマホ老眼への対策として、スマホを長時間使わないことが第一にあります。ただ、どうしても長時間使用しないといけない場合は、1時間使ったら5分でも10分でも構わないので休憩を入れるようにしましょう。これだけでも眼の負担がだいぶ軽減されます。また手元の見すぎで眼の水晶体が分厚くなったままになってしまわないように、たまには遠くを見たり眼を動かしたりするのも有効です。スマホをあまり近くで凝視しないことも大切です。スマホを使う時は、スマホと眼との距離を40センチ以上離すことをおすすめします。一度定規などでスマホとの正しい距離感を掴んでみてはいかがでしょうか。スマホの使用で眼が疲れたなと思ったら、眼のまわりに蒸しタオルを当てて眼の疲れを取る方法もあります。これは眼を休める手段としてもよく使われていますが、やりすぎもあまり良くないので、就寝前などに行うとスマホ老眼の対策に効果的です。
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