- 住まいの情報ナビ
- 趣味やライフスタイル
- 家族や友人と楽しむ身近な年中行事
2017年8月8日 更新
四季の変化に富む日本には、お正月、お花見、七夕、お盆…など、いろいろな年中行事があります。年中行事を通して、季節の変化、家族や友人とのつながりを感じてみませんか?
年中行事とは……
毎年の決まった時期に行われる行事やならわしのことで、中国から伝来して宮中の祭事として取り入られたものや、日本古来の生活や農作業にまつわるもの、そして近年になって西欧から取り入れた行事など、さまざまです。
昔からその土地その土地で受け継がれてきた年中行事には、自然の恵みへの感謝、新しい季節を区切り迎える喜びなどの意味があります。近年は生活スタイルの変化により簡略化されることも多いのですが、お正月に家族とおせち料理をいただいたり、お盆にお墓参りをしたりと、年中行事は私たちの記憶や暮らしのリズムに刻まれています。
暮らしの主な年中行事
- 1 January お正月1年の始まりを祝して、五穀豊穣や無病息災を願うお正月。
特に1月1日の元日は、お正月の神様である「年神様(地域によって「正月様」「歳徳神」などともいわれます)」を祀る神聖な日であり、かつては炊事や掃除などの日常の家事から離れて、心穏やかに過ごすものとされてきました。 - 2 February 節分節分には「季節を分ける」という意味があり、本来は季節の変わり目を指す立春・立夏・立秋・立冬の前日のことで、年4回あります。
その中でも、旧暦のお正月に近い立春前日は新年の区切りとして特別なものとされ、現在では立春前日のみを節分というようになりました。
節分といえば「福は内、鬼は外」のかけ声とともに福豆を投げる「豆まき」が有名です。小さな子どもがいる家庭をはじめ、多くの保育園や幼稚園などで、節分の豆まきが恒例行事になっています。 - 3 March 雛祭り女の子の成長と幸せを願うお祭りで、「桃の節句」ともいいます。
雛祭りには、宮中の婚礼の様子をあらわした雛人形を飾り、菱餅、白酒、雛あられをお供えします。また、ちらし寿司や、はまぐりのお吸い物などの料理をいただきます。 - 4 April お花見桜を見物したり、桜の下で飲食を楽しんだりする春の行事です。
日本では花といえば桜を指すほど、古来より桜に親しんできた歴史があります。毎年桜の季節になると、各地で大勢の人が人気の花見スポットや桜の名所を訪れます。 - 5 May 端午の節句「子どもの日」として知られる5月5日は、もとは端午の節句といい、男の子の節句です。
男の子がいる家庭では鯉のぼりや鎧兜、武者人形などを飾り、柏餅やちまきを食べて男の子の成長と健康を祈ります。 - 7 July 七夕7月7日の夜に、織姫と彦星が天の川をわたって年に1度だけ会うことが許される七夕伝説。このロマンチックな伝説にもとづいて、子どもたちが笹竹に願い事を書いた短冊や飾りをつけて星に願いを込める行事が七夕です。
現在は7月7日に行われることが多いのですが、地域によっては1月遅れの8月7日に七夕を祝うところもあります。 - 8 August お盆正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といい、先祖の霊を迎えて供養する行事です。
一般に、新暦8月13日に先祖の霊を迎えて祀り、16日に送り出しますが、東京や愛知などでは新暦7月15日前後、沖縄などでは新暦ではなく旧暦7月15日前後に行うなど、時期が異なります。
お盆の期間中は家族で墓参りをしたり、親戚が集まって会食したりすることが多く、先祖や家族とのつながりを感じる機会でもあります。 - 9 September 十五夜月の満ち欠けを基準に農作業を行う日本人にとって、月は暮らしに欠かせないものであり、信仰の対象でもありました。特に旧暦8月15日の満月は1年で最も美しい「中秋の名月」とされ、この月を鑑賞し、月見団子や秋の七草を供える行事を「十五夜」や「お月見」などと呼びます。
旧暦8月15日は新暦では9月中~下旬にあたり、年ごとに日が変わります。 - 10 October ハロウィーンハロウィーンはもともとアメリカなど英語圏のお祭りで、本来は秋の収穫への感謝と魔除けの意味合いを持つ宗教行事ですが、現代では宗教的な部分が薄れ、民間行事として知られています。
ハロウィーンの日には、お化けや魔女に仮装した子どもたちが近所を一軒ずつまわり、「トリック・オア・トリート」と声をかけてお菓子をねだる風習があります。家々でも、ジャック・オー・ランタンと呼ばれるカボチャのランタンやガイコツなどを飾りつけて、お祭り気分を盛り上げます。
日本ではこの10~20年の間に、子どもがいる家庭や若者の間で急速にハロウィーンが広まりました。 - 12 December クリスマス・大晦日キリストの誕生を祝う祭日ですが、日本では宗教色は薄く、家族や仲間とケーキやごちそうを囲み、プレゼントを贈りあってお祝いする日になっています。人通りの多い広場やビルなどにはクリスマスツリーやイルミネーションが飾られ、華やかなムードで街を彩ります。
- 12 December 大晦日 12月31日1年の最後の12月31日は、古い年から新しい年へと移る年越しの日。大掃除の締めくくりとなる「掃き納め」や、おせち料理づくりなどでお正月の準備を整え、家族で集まって年越しそばを食べてお正月を迎えます。
昔は数え年であったため、年を越すと年齢が1つ増えました。そのため年越しのことを「年とり」ともいいます。
コラムを探す
新着コラム
最終更新日 2024年12月02日
- 「終活」とは、自分らしい最期を迎えるための準備活動のこと。持ち家がある場合は、自宅の相続のことも頭に入れておきたいもの。もしものときに備えて「住まいの終活」を始めませんか。
- 購入を検討している物件を現地でチェックする「物件見学」は、家探しの重要なステップの一つ。物件見学時にきちんと確認したいポイントを押さえて、家選びを成功させましょう!
- 災害は、ある日突然やってきます。いざというときにペットと自分を守れるように、飼い主さんができる「日頃の備え」と「災害時の行動」を学んでいきましょう。
- 注文住宅を建てる上で、大切にしたいのが「土地選び」。土地選びで失敗しないための準備や物件情報の見方、現地見学のチェック項目など、知っておきたいポイントをまとめました。
- 共働き家庭が主流となった今、親世帯と子世帯が同じ家に住む「二世帯住宅」を選択する人が増加中。気持ちよく暮らすための間取りから、相続時のアドバイスまで、二世帯住宅を成功に導くポイントを紹介します。
- 新築や賃貸物件の広告に、新たに掲載されるようになった「省エネ性能ラベル」。それぞれの項目の意味と見方を理解して、物件の比較・検討に役立てましょう!
- 住まいの情報ナビ
- 趣味やライフスタイル
- 家族や友人と楽しむ身近な年中行事