太陽光発電の初期費用回収モデルケース(補助金制度)

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太陽光発電|つくられた電気を使って売る

日本では2008年より、太陽光発電を住宅に導入する際の補助金制度がスタートし、太陽光発電の認知度は一気に高まりました。
太陽光発電は、屋根の上に取り付けた太陽電池パネルに太陽の光が当たって発電する仕組みです。無尽蔵にふりそそぐ太陽の光をエネルギーに変えるため、火力発電のように化石燃料の枯渇の不安もなく、次世代のエネルギーシステムとして大きな期待が寄せられています。
初期費用は、一般住宅用に3キロワットの太陽光発電システムを設置する場合だと約180万円(2011年現在)と割高ですが、国や地方自治体の補助金制度や、家庭で発電して余った電気(余剰電力)は電力会社が買い取ってくれるという制度(全量買い取り制度)もあり、設置前の電気料金が年間93,000円だとすると、自家発電分や売電分の料金を含めると年間約11万円の節約になります(下記の「初期費用回収モデルケース」参照)。もちろん実際の日射や周辺環境により年数は変動しますが、初期費用がだいたい10~20年ほどで回収できるといわれています。

初期費用回収

※東京都世田谷区の一般住宅で、3キロワットの太陽光発電システムを真南に設置した場合。設置前の電気料金は、年間93,000円を想定

初期費用156,6000円

およそ14年で初期費用回収可能

※上のモデルケースは目安であり、太陽光発電システムの種類、実際の日射、設置場所の周辺環境などによって大きく変動します。

新築・リフォームにオススメ

太陽光発電を始めたい

太陽光発電は、ただ単に太陽電池パネルを屋根に搭載すれば良いという訳ではありません。
住まいの立地や方位、日照時間、屋根の形状などによって発電量は大きく異なりますから、まずは住まいが太陽光発電に向いているかどうかを設置業者に調査をお願いする必要があります。新築であれば、施工会社を選ぶ段階で太陽光発電の取り扱いがあるかどうかを調べておきましょう。
太陽電池パネルはメーカーや製品によって発電効率もさまざまです。住まいに合う製品を選ぶためにも、複数の業者に見積もりを依頼すると良いでしょう。

リフォームにオススメ

太陽電池パネルが設置できない場合

リフォームの場合、屋根の形や材質、住宅そのものの積載荷重などの理由で太陽電池パネルが設置できない場合があります。また、もともとの住宅の立地が太陽光発電に適しておらず、発電効率がイマイチの可能性もあります。
ですから、まずは今の住宅で太陽光発電が可能かどうか、業者に問い合わせてみましょう。 もしも太陽光発電がムリでも、ホームセンターなどで売っているLED照明には太陽光で充電できるものもあり、太陽の光エネルギーを生活に取り入れることができます。

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