【専門家監修】中古住宅をリフォーム!目安や費用を抑える方法は?

2019年10月12日

中古住宅をリフォーム!目安や費用を抑える方法は?
リフォームを検討している中で、中古住宅のリフォームにはどのくらいの費用がかかるのか知りたいという人も多いのではないでしょうか。中古住宅をリフォームする場合、状況によって費用が変化します。この記事では、中古住宅のリフォーム費用の目安や費用を抑える方法、中古住宅リフォームのメリットなどについて解説していきます。

中古住宅のリフォームのメリットは?

中古住宅のリフォームによるメリットとしてはまず、コストを抑えられることが挙げられます。基本的に建物の価値は、経年劣化によって下がっていきます。木造で20年以上経っている場合、その価値はほぼ底値にまで下がっていることが多いです。その場合、リフォーム費用を考慮しても、中古住宅の購入にかかる費用を安く抑えることができます。条件がそろえば、建物の費用はほぼ0で、土地代とリフォーム費用だけで新築と同じような住居を手に入れることが可能です。

また、費用を安く抑えながらも、自分の好みに合った住宅を手に入れられるのもメリットの一つです。新築で家を建てようとした場合、希望の条件をすべて盛り込むと予算をオーバーしてしまうことも少なくありません。しかし、中古住宅をリフォームする場合、コストを抑えることができるので、希望通りの物件を予算内で手に入れられる可能性があります。
さらに、新築で建てる場合には希望の立地に更地がないこともありますが、リフォームする前提で中古住宅を購入すれば、新築住宅を購入する場合に比べ、好立地の物件を見つけやすいという利点もあります。新築住宅の場合は土地探しから始まるので、制限もあれば妥協しなければならないことも少なくないでしょう。一方中古住宅リフォームであれば、物件が売却されているタイミングにもよりますが、自分の気に入った場所にすでに建物が建っているので、土地探しにかける時間は比較的少なく済むでしょう。

中古住宅のリフォーム前におこないたいこと

中古住宅のリフォーム前には、建物のコンディションを把握しておくべきです。注意しておきたいのは、中古住宅がどのような状態であるかは、単に見学するだけでは分からないということです。見た目がよくても実際には柱や設備に問題があったり、最悪の場合、シロアリなどの被害があったりする可能性もあります。特にクロスやフローリングの張り替え程度にとどめたリフォームの場合、その被害を細部まで把握できないこともあり得ます。問題点を把握しておかないと、予想以上にリフォーム費用がかかることもあるので、見た目だけで判断せず、できれば建築士などの専門家に相談するのがよいでしょう。

そこで、中古住宅を購入する前、もしくは購入時には、インスペクションと呼ばれる建物状況調査をおこなうとより安心です。インスペクションとは、売り手や買い手以外の建築士などの第三者が、建物に劣化や欠陥がないかの状況を調査することを指します。中古住宅を購入する前または購入時には、現状を調査することでより安全に住宅を手に入れることができます。ただし、売買前のインスペクションは売り主の承諾が必要で、万一不具合が見つかると値引きの原因となってしまうため、おこなわれることが少ないようです。

中古住宅のリフォーム費用の目安

中古住宅のリフォーム費用は、基本的に築年数によって異なります。例えば築年数が5年程度であれば、クリーニングや畳の表替えのみで済みます。建物面積100平方メートルの場合、7~10万円程度が目安です。築年数が10年程度経っている場合、クリーニングや畳の表替えだけでなく、クロスの交換や屋根の修繕も必要なケースがあります。建物面積100平方メートルで考えると、10万円で済む場合もあれば、150万円程度かかることもあります。
築年数が20年程度になると、ユニットバスの交換やフローリング工事などもおこなわなければならないこともあるので、建物面積100平方メートルで考えると270~375万円程度が目安費用です。リフォームでキッチンやユニットバスを交換する場合、交換する商品の性能によっても金額が変わるので、予算と照らし合わせたうえで、適切なものを選ぶようにしましょう。また、前の住人が綺麗にしていればいるほど費用が安くなることも頭に入れておくことが大切です。

中古住宅のリフォーム費用を抑えるには?

中古住宅のリフォームにかかる費用は、業者によって大きく異なる場合があります。そのため、複数の業者に見積もりを依頼したうえで比較したほうが安く済むこともあるでしょう。ほかにも、例えば地域密着型のリフォーム業者であれば、広告費用を使っていない場合も多いです。その分費用を抑えられる可能性もあるので、業者の比較は徹底すべきといえます。
また、中古住宅リフォーム用のリフォームローンもあるため、活用すれば負担を分散することも可能です。住宅ローンとどちらかを選べるため、自身に見合ったローンを選択しましょう。加えて、中古住宅のリフォームには減税制度もあります。減税対象の税金はリフォーム内容によって異なり、所得税が中心ではありますが、固定資産税や贈与税についても減税措置があるので、こちらもうまく活用して負担を減らしていきましょう。

中古住宅のリフォームにおける注意点

リフォームローンは住宅ローンと比較して、金利が高く設定されています。しかし、中古住宅の購入と同時にリフォーム着手を約束すれば、リフォームの費用を住宅ローンに含めて借りることも可能です。ただし、必ずリフォーム費用を住宅ローンに含められるわけではないことに注意しましょう。特に、リフォーム費用が高すぎる場合などは難しいことも多いです。
また、住宅を建てる工法にはさまざまな種類がありますが、リフォームに向いている木造軸組工法などがある一方で、ツーバイフォーなどの間取り変更が難しい工法で建てられている中古住宅もあります。それによって水回りの位置を変えることができなかったり、配線の変更ができなかったりすることも多いです。加えて、リフォームと同時に増築や柱の変更を希望する場合でも、再建築不可物件だとかないません。一目物件を見ただけでは、希望のリフォームができるか分からない人も多いでしょう。しっかりとリフォーム会社にも立ち会ってもらったうえで物件を見ることが大切です。

中古住宅を購入して賢くリフォームしよう

中古住宅をリフォームする際は、住宅の状況をきちんと見極めることが大切です。しっかりと物件の状況を把握することで、どのくらいの費用がかかるのか事前に把握しやすくなり、予算も立てやすくなります。中古物件の購入からリフォームまでを検討しているなら、住まいの情報ナビのサイトで情報収集しつつ、中古住宅を購入して賢くリフォームしていきましょう。

執筆者プロフィール

御前 好史様

御前 好史
御前 好史(建築家・リフォームコーディネーター)
株式会社みさき建築研究所を設立して主に住宅の設計監理をしています。
コスト・住まいのエネルギー・安全性と生活スタイル、これら3つの合理化を
実現する家づくりを実践してきました。
大改造劇的ビフォーアフターで狭小住宅のリノベーションなど。

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