シンプルに暮らす4つの秘訣!収納ルールや習慣など
2021年3月25日
現代の新しい暮らし方として「シンプルライフ」が注目されるようになりました。スッキリと部屋を片付けて、そのようなライフスタイルで過ごしたいと考える人が増えています。しかし、ただ憧れているだけで、どうすれば実践と維持が可能なのか分かっていないケースも少なくありません。そこで今回は、シンプルに暮らすための秘訣である収納ルールや習慣を詳しく紹介します。
「シンプルに暮らす」魅力って?
シンプルライフを目指すのであれば、その暮らし方にどのような魅力があるのか理解しておきましょう。たくさんの物が家にあふれかえっていると、使いたい物があってもすぐに見つけられなくなります。何がどこにあるのか直感的に分からないので苦労して疲れることも多いです。最終的に失くしてしまうケースもよくあり、同じ物を何度も買い直すことは珍しくありません。つまり、時間や体力、お金を浪費するというリスクが付きまとうわけです。
また、雑然とした家の状態を見ることは視覚的なストレスをもたらします。居場所がないように感じられることもあり、自宅にいても落ち着けないという心理状態になりかねません。そこでポイントになるのは自宅をスッキリさせることです。整理された部屋はやすらぎをもたらし、心が癒される状況を演出してくれます。もちろん心理面だけでなく、すぐに探し物が見つかることや物の使い勝手が良くなることなど、機能面におけるメリットも大きいです。
さらに、所有する物を最低限に絞り込むことで、自分にとっての優先順位を明らかにできます。物の価値をよく考えるようになり、本当に必要な場合だけしか買わないようになるため、節約の効果も期待できるのです。
シンプルに暮らす秘訣 1.物を持たない
シンプルに暮らすための基本として、できるだけ持ち物を減らすことが挙げられます。不必要な物を持たないように心がけ、むやみに増やさないように注意しましょう。そう考えていても、実践していくことは容易ではない場合もあります。なぜなら、商品を売る企業側は買ってもらうために誘惑をしてくるからです。限定品やセール品といった名目で購買意欲を刺激してくるので、それらにつられないように警戒しなければなりません。
また、使わなくなった物を処分していくこともポイントになります。たとえ過去に愛用していたとしても、現時点で不要であれば思い切って捨てることが大切です。また、使っているといっても頻度が極端に低い物もあるでしょう。年に数回ぐらいしか使用しないなら、ずっと手元に置いておく必要はありません。使うタイミングが訪れたときにレンタルすれば問題はないので、そのような物も積極的に手放しましょう。
物の増加を防ぎたいなら「1つ購入したら1つ処分する」というルールを設けると効果的です。これを守っていれば、他人から貰うようなイレギュラーがない限り、家にある物の総数はキープされることになります。さらに、ストックを増やさずに、必要に応じて買い求める習慣を身につけることも重要です。
シンプルに暮らす秘訣 2.厳選した物を持つ
物を持たないことはシンプルに暮らすうえで大切ですが、生活していくうえで手放せない物があることも確かです。そこで重要になるのが厳選して手元に残していくことです。シンプルライフを実践して物が減ってくると、自分にとって本当に良い物だけを持ちたいという願望が強くなります。たとえば、1つで何役もこなしてくれる便利なアイテムや、お客様に堂々と勧められる品質の高いグッズなどです。そういった物を長期にわたって大事に利用していくことで、シンプルな暮らしを継続しやすくなります。
また、自分にとって良い物は必ずしも店で売られているとは限りません。視点を変えて、手作りしてみることで素晴らしいと思える物に出会える可能性もあります。たとえば、掃除用具に関しても、多くの商品を買いそろえる必要はないので気をつけましょう。重曹やスプレーボトル、ウェスなど、最低限の商品だけを購入しておいて、それらの組み合わせで臨機応変に掃除用具を作れば良いからです。調味料なども同様であり、最低限の準備をしておけば、さまざまな物を自分に合わせて作れるようになります。
シンプルに暮らす秘訣 3.収納ルールを徹底
収納に関するルールを設けて守ることもシンプルライフに欠かせません。基本になるのは、定位置を決めて必ずそこに片付けることです。どれだけ面倒に感じても、定位置以外には収納しないように努めましょう。少しでも横着をすると心に緩みが生じてしまい、次第に雑然とした状態に近づいていくおそれがあるからです。また、片付けるときは、箱や棚に詰め込みすぎないように注意しなければなりません。スペースの8割を目安にすれば、出し入れがスムーズになりますし、見た目に窮屈さがなくスッキリとした印象になります。
さらに、収納スペースには死角をつくらないことも大事です。棚の奥に眠らせるようなミスを予防していく必要があります。扉を外したり壁に掛ける場所を作ったりして、すべての物を目視できる状態で片付けられるように配慮しましょう。なお、部屋を整理したいからといって、むやみに収納スペースや収納アイテムを増やすのは良くありません。収納する余地が生まれると、そのぶんだけ物も多くなっていく可能性があるからです。
シンプルに暮らす秘訣 4.インテリアを工夫
インテリアの選び方もシンプルな暮らしに関わる重要な要素です。見た目も部屋の印象に大きな影響を与えるため、機能性とデザインの両方を意識してそろえていきましょう。たとえば、収納ボックスを同じシリーズに統一すれば、使い勝手が良いだけでなく、まとまりのある整然とした雰囲気になります。さらに、色が与える心理的な効果も考慮しなければなりません。白を基調とする部屋にすれば、明るい印象になりますし、空間全体に清潔感を漂わせることも可能です。部屋をシンプルライフにふさわしい気持ちの良い状態に近づけられます。
ただし、シンプルを追求していくと無機質すぎると思える状態になるケースもあります。居心地が良くないなら、過ごしやすい環境を目指して改善していくことが大切です。この場合は、ワンポイントのアレンジとして観葉植物を置いたり、ぬくもりが感じられる天然素材の物を使用したりすることで、空間に温かみを添えるための工夫をしましょう。
気持ちの良いシンプルライフを!
シンプルな部屋がもたらす恩恵は、物の存在や配置が分かりやすいことだけではありません。そこで暮らしている人のメンタルにまでプラスの作用を与えてくれるのです。実践に必要な収納ルールや習慣は難しくないので、気負わずにいつでもスタートできます。スッキリとした空間で心のやすらぎを手に入れて、すてきなシンプルライフを満喫しましょう。
コラムを探す
新着コラム
最終更新日 2024年8月19日
- 共働き家庭が主流となった今、親世帯と子世帯が同じ家に住む「二世帯住宅」を選択する人が増加中。気持ちよく暮らすための間取りから、相続時のアドバイスまで、二世帯住宅を成功に導くポイントを紹介します。
- 新築や賃貸物件の広告に、新たに掲載されるようになった「省エネ性能ラベル」。それぞれの項目の意味と見方を理解して、物件の比較・検討に役立てましょう!
- 侵入犯罪を防ぐ家のポイントや、暮らしの心構えなど、大切な我が家を守るために実践したい防犯対策を紹介します。
- 無理のない返済計画を立てるためにも、住宅ローンの金利の特徴や金利動向などについて知識を深めておきましょう。
- インテリアは、好みの色やデザインで部屋を飾るのはもちろん、部屋を居心地よく、暮らしやすくするために大切なもの。インテリア選びのポイントを学んで、住まいの満足度を高めましょう!
- 間取りやデザイン、設備などを考えたり選択したりして、自分好みの家をつくりあげるオーダーメイドの注文住宅。注文住宅の基本的な知識を学んで、家づくりを成功させましょう!