部屋干しでも臭くならないようにするには? 効果的な方法を紹介!

2019年3月20日

部屋干しでも臭くならないようにするには? 効果的な方法を紹介!

衣類を部屋干しするときに発生する、独特の臭いは多くの人の悩みです。
できれば外に干したいものですが、天気などの関係でそれも難しいときがあるでしょう。
そこで、今回は部屋干しするときに、「部屋干し臭」がなるべく出ないようにする方法を紹介します。

干し方を工夫する

まず、部屋干しの匂いの正体ですが、主な原因は「雑菌」です。
洗濯物の水分を使い繁殖する事で、あの匂いになります。
そこで、部屋干し臭を出さないためには、
・雑菌が繁殖しないようにする
・雑菌が繁殖する前に乾かす
が重要になってきます。

シンプルですぐに改善できる方法が、「干し方」の工夫です。
一回の洗濯量を少なめにして、洗濯物と洗濯物の間隔を空けて干します。
空気の中に含む事ができる水分の量は限りがあり、洗濯物の量が多く衣類が密着している状態だと、洗濯物から空気中に水分が蒸発するのが遅くなってしまいます。
時間を掛けて衣類が乾いていくため、雑菌が繁殖していまい不快な臭いを発生させることになってしまいます。

洗濯量を少なめに、間隔を空ける事で、空気中に水分が蒸発しやすくし、雑菌が繁殖しづらく、早く乾く環境を作ります。
さらにこの時、室内用の物干しも利用すると良いでしょう。
物干しを利用しないで、カーテンレールなどにかけて干している人も多くいますが、これも衣類が乾きにくい原因となります。
カーテンレールが存在する窓側は湿気が溜まりやすく、洗濯物を干すのには向かないからです。
最悪の場合、湿気でカーテンや衣類にカビが生えることもあります。

これらの基本を押さえたうえで、部屋干しのときは、風通しと換気に気を付けることが大切です。
部屋の空気を循環させることで、乾燥が早くなり、湿気も抑えることが出来るため、部屋の窓を開け通気を良くする、サーキュレータを使い空気を循環させる、エアコンの除湿機能を利用したりしましょう。
また、あまり知られていない方法としては、衣類を干す前に、アルコールスプレーを吹き付けておくことも効果的です。
アルコールは除菌効果があるため、臭いの原因となる雑菌の繁殖を未然に防いでくれます。

洗濯機を掃除する

干し方を工夫するだけでも雑菌の繁殖はかなり防げますが、それでも嫌な臭いが発生するときがあります。
そんなときは洗濯機そのものに、多くの雑菌やカビが付着していることを疑わなければいけません。
洗濯機は雑菌などが繁殖しやすい場所であり、大量に繁殖している場合は嫌な臭いも発生しやすくなるからです。
もし、そのようなケースが疑われる場合は、洗濯機そのものを掃除してみてください。

干洗濯機を綺麗にする方法としては、洗濯槽クリーナーを利用するのが一般的です。
これを使って月に一回程度洗濯槽を洗うだけでも、雑菌やカビの繁殖をかなり防ぐことが出来ます。
さらに汚れの付着が酷い場合には、専門の業者に洗濯機を丸洗いしてもらう方法もあります。
洗濯槽そのものを取り外して行うため、少し大掛かりになりますが、細部まで綺麗にしてもらうことが可能です。
また、使用しないときは洗濯機の蓋を開け洗濯槽の乾燥を促す、乾燥機能付きの洗濯機であれば、乾燥機能を使い洗濯機内部に水分が残らないようにするなど、日々の使い方次第でカビや雑菌が繁殖しづらい環境を作れます。

お湯を使って洗濯する

衣類が臭くなる主な原因は雑菌が繁殖することです。臭くならないようにするには、他にも、雑菌の繁殖を抑える方法として「お湯を使って洗濯」があります。
お湯の熱によって繊維が緩み、洗剤は溶けやすく、網目の大きくなった衣類からは、付着した汚れが取れやすい状態になり、雑菌の繁殖を防ぐことが出来るのです。
なお、緩んだ繊維は元の温度に戻れば通常通りになりますから、衣類のサイズが変わってしまうなどの心配は不要です。

利用するお湯の温度としては、40度程度が理想です。洗剤が溶けやすい温度であり、衣類の繊維を傷めることも少ない温度だからです。
これ以上高いと繊維を傷めてしまう恐れがありますし、逆に低すぎても洗剤は溶けにくいので、40度程度が丁度良いのです。
他に利用していない綺麗なお湯が良いですが、効率的に再利用したいなら、お風呂のお湯を使うことも出来ます。
その際は、なるべく入浴直後の、温かくて菌が少ない状態のお湯を使って下さい。
また、入浴剤なども入れない方が良いでしょう。
入浴剤の種類によっては洗濯に使えないものも存在しますし、お湯が不必要に汚れることもあるからです。