ダウンジャケットの手入れと洗濯方法

2017年12月26日

ダウンジャケットの手入れと洗濯方法

冬に大活躍のダウンジャケットですが、使用頻度が多ければ多いほど性能が落ちてしまいます。 これは目に見える汚れや摩耗だけではなく、内部の羽毛にもダメージがあり「暖かさ」にも影響が出てきます。 ここでは、ダウンジャケットをできるだけ長く使えるように、日々の手入れで気をつけることや自宅での洗濯方法を解説します。

ダウンジャケットの日々のメンテナンス

着終わったあとは、必ずダウンジャケットのサイズに合ったハンガーに吊るしましょう。
肩部分が厚くなったタイプのハンガーであれば、シルエットの型崩れやダウンの偏りを防げることができます。
そして、服用のブラシでやさしく埃を払いましょう。ダウンジャケットの表面は静電気のため埃がつきやすく軽く払っただけでは埃はとれないため、静電気除去の機能がついたブラシがおすすめです。
ダウンジャケットの保温力を保つには、中のダウンをつぶさないことです。
そのため、保管は直射日光の当たらない通気性のよい場所で、他の衣類に潰されないようにスペースにゆとりをもって吊るしましょう。
直接肌に触れ汚れがつきやすい襟や袖口などは、タオルを水で濡らして固く絞り、石鹸を少量つけて汚れた部分を拭き取ります。
濡れタオルで何回か石鹸をぬぐった後、日陰に干してしっかりと乾燥させましょう。
※生地によっては変色等の原因になりますので、一度目立たないところで試してから行って下さい。

ダウンジャケットを自宅で手洗いする

ダウンジャケットの手入れを欠かさずにしていても、シーズンの終わりや長期間の保管時には臭いが気になります。
ダウンはデリケートなのでリーニングに出すしかないと思われがちですが、洗濯タグに洗濯機マークか手洗いマークがあれば自宅での洗濯も可能です。
洗濯タグを確認してOKなら、ファスナーやボタンを閉めて形を整えます。桶や洗面台にぬるま湯(温度はタグを確認して下さい)を張り、ダウン専用の洗剤を入れます。
通常の洗剤ではダウンのボリュームがなくなり、色あせや縮みの原因になりますので専用の物を使いましょう。
ジャケットを折りたたんだ状態で全体をお湯に浸けて、そっと押し洗いします。2~3回の押し洗いの後、お湯を変えて洗剤を流します。
すすぎが終わったら軽く水を押し出し、ネットに入れます。1分程度の脱水後、ハンガーに掛けて室内干しで乾かしましょう。

お気に入りのダウンジャケットを長く使うには

最後に、ダウンジャケットを長く使っていくためのポイントを紹介します。
まずは購入する際に、ダウンを強く押してみて膨らみの回復状態を確認。この回復が悪い製品は、クリーニング店で頼んでもボリュームがダウンしてしまう可能性があります。
ダウンの着始めには防水スプレーをかけておくと、雨や汚れをある程度はじいてくれます。
雨に濡れた防水スプレーを掛けていても、放置するとシミの原因になりますので必ず拭き取りましょう。
ダウンを自宅で洗濯できる方法については既にご紹介しましたが、高価なダウンジャケットや長く着たいものは、やはり優れたクリーニング店にお願いするのがよいでしょう。無理に自分で洗って、ダウンが平たくなったり、シミができてしまったりしては後悔の嵐です。知識と経験が豊富なクリーニング店を選ぶことも衣類を長持ちさせる秘訣です。

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最終更新日 2024年10月2日