基本的なマナーを押さえてお墓参りをする方法
2017年8月11日
お盆や家族にとっての節目の時に、お墓参りをする機会もあるでしょう。
単にお墓を参ればいいというものではなく、それなりに作法や礼儀といったものがあります。
正しいマナーを身に付けることで、先祖の供養をきちんと行うことができるでしょう。
お墓参りをする時期や時間帯
お墓参りを行う時期としてはお彼岸・お盆・正月、故人の命日や年忌法要などのタイミングが適切です。
季節の変わり目などに家族そろって、先祖を偲ぶことで日々の生活に感謝するといった目的で行なわれます。
また、これらのタイミング以外にも、進学や就職・結婚・出産など家族にとって何か変化があった時にお墓参りをするのもいいでしょう。
お墓参りをすることで人生の喜びを故人と分かち合い、家族の絆を一層高めることができます。先祖を身近に感じることで、今いる家族のあり方を見つめる良い機会となります。
嬉しい報告だけではなく、時には人生に悩んだ時にもお墓を訪れてみると、冷静に物事を見つめられるかもしれません。お墓参りを行う時間帯としては掃除がしやすい朝方や日中の明るい時間帯に行くのが良いでしょう。
霊園の管理者にきちんとあいさつをすることが大切
年に数回しか訪れることができない家族に代わって、普段お墓を管理してくれている霊園の管理者にきちんとあいさつをすることは大切です。
お寺の敷地にお墓がある場合には、本堂のご本尊にお参りをしてご住職にあいさつをしましょう。お彼岸の時期には「彼岸会法要」を行っていることも多いため、タイミングを合わせて出向いてみるのも良いといえます。管理事務所がある場合には手桶やひしゃくを借りることもできるので、お墓参りに行く前に事前に問い合わせてみましょう。
お墓の前に着いたら、手を合わせて合掌し、先祖を供養します。墓石や花立て・香炉などを掃除し、床もきれいにほうきで掃きます。お墓の区画に木を植えている場合には、他の区画の邪魔にならないように適度に枝を切っておくことも大切です。
線香をあげたらお供え物をして最後に後片付け
一通り掃除を済ませたら、ロウソクに火を灯して線香をあげます。線香は束のまま火を点けて、参加者に手渡すようにしましょう。
線香の火は口で吹いて消すのではなく、手であおいで消します。お菓子や果物などのお供え物は半紙の上にのせて、墓前に置きましょう。
合掌をする時には手に数珠を持ち、胸のあたりで両手を合わせたら目を閉じて頭を傾けるようにしてお参りします。そして、お参りが済んだ後には、花と線香以外のお供え物は持ち帰るようにしましょう。
そのままにしておくと、カラスなどの野鳥が荒らしてしまうため、近隣に迷惑をかけてしまいます。そして、帰るときには出たゴミをきちんと持ち帰り、管理事務所から借りた物はきちんと返すのがマナーです。
正しいマナーでお墓参りを行い、先祖を供養してください。
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