いよいよ梅雨到来!寝室がカビだらけになる前にしっかり対策を
2017年6月16日
GWが過ぎてあっという間に梅雨入り。毎日雨でジメジメした梅雨はやっぱりうっとうしいものです。なかでも寝室のジメジメとした湿気は、寝苦しいうえにカビの原因にもなり、ひどくなるとカビの胞子で気管支炎にもなりかねません。ここでは、寝室をカビから予防する方法を紹介していきます。
カビの発生の原因は?まず敵を知ることが大切
カビは、細かく分けると3万もの種類があります。浴室や壁はもとより野菜や衣類にも発生し、よく目にする黒カビや赤カビ、灰黒色や綿毛状のススカビなど、家の中にはさまざまなカビが発生します。特にススカビは、ビニールクロスやエアコン内部、家具、衣類などに発生するうえに喘息を引き起こす原因にもなるので、寝室でのススカビの発生には注意が必要です。カビが発生するためには条件があります。湿度80%以上、20℃~30℃ほどの温度、埃や汚れ、そして酸素といった条件が重なることによってカビ菌は活性化します。カビは梅雨の時期だけではなく、一年中条件が合えば発生しますが、6月から7月の梅雨は雨が続いて湿度と温度が高くなるため、カビが発生しやすい時期であるのは間違いありません。ですから、梅雨が始まる前にしっかりとカビ対策をしておくことが大切です。
寝室でカビが発生しやすい場所とは?
室内でカビが生えやすい場所は、なんといってもエアコン内部でしょう。エアコンの内部は湿度が高く、カビが発生しやすい環境となっています。さらに、カーテンやタンス・クローゼット、そして衣類などもカビが発生しやすい場所です。脱いだままで湿り気のある衣類をタンスやクローゼットにしまっていたり、加湿器や室内の湿度で湿ったカーテンをそのままにしたりしてはいないでしょうか。カビは十分な湿度と温度、汚れがあればどこにでも発生します。特に寝室は、睡眠中につけたエアコンや汗を吸った寝具などで、ほかの部屋よりもカビが発生しやすい環境が整っているといえます。梅雨の時期は、だんだん暑くなってくるのとジメジメした湿気を取るために、エアコンをつけて寝ることも多いでしょう。室内の湿気を取るためにしたことが、かえってカビを増長させることにもなりかねません。寝室は、リビングなどよりも湿度が高くカビが生えやすいという意識を持つことが必要です。
寝室のカビを予防してぐっすり眠れる快適寝室を!
カビは十分な湿気、温度、汚れの3つが揃って発生します。つまり、これら3つの発生要素を取り除けばカビの予防や対処ができるということです。まず室内においては、カビの発生原因となるエアコン内部のフィルターの掃除をこまめに行いましょう。このとき、掃除だけではなくアルコールで消毒を行うことがおすすめです。また、冷房を使用したあと送風にして、内部を乾燥させることもいいでしょう。また、寝具は定期的な洗濯と十分に乾燥させることで、寝具につくカビを防ぐことができます。さらに、タンスやクローゼットの中の衣類で、一回来たものをそのままタンスやクローゼットにしまうのはカビの原因を作るようなものです。寝室内のカビの発生を予防するために、乾燥と低温維持を心がけましょう。天気の良い日には窓を開けて風の通り道を作り、部屋を乾燥させます。また、こまめな洗濯と乾燥で寝具や衣類のカビの原因をシャットアウトするのも大事です。 ジメジメして眠れない梅雨の時期を快適に過ごすために、まずは寝室のカビ対策に乗り出しましょう。
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