“旅行スタイル”国や地域ごとに異なる旅のカタチ|訪日外国人の旅行スタイル&コミュニケーション|住まいの情報ナビ|E-LIFE不動産情報

2018年10月3日 更新

“旅行スタイル”国や地域ごとに異なる旅のカタチ 日本を訪れる外国人旅行者は、どのような旅を楽しんでいるのでしょうか。2017年の訪日客が多かった国や地域ごとに、基本的な情報や旅行スタイルをまとめました。※それぞれの国や地域の旅行スタイルとして紹介しているデータは、観光庁がまとめた「訪日外国人の消費動向」(2016年)を参考にしています。 旅行スタイル 食事 ジェスチャー コミュニケーション

世界地図

アジア

中華人民共和国 People's Republic of China

2017年の訪日客数…第1位(約735万6000人)

中国の基本DATA ※外務省発表資料より

人口:約13億7600人
首都:北京
民族:漢民族(総人口の約92%)及び55の少数民族
言語:漢語(中国語)
宗教:仏教・イスラム教・キリスト教など

  • 中国人の旅行スタイル

日本を訪れる外国人旅行者の中で、最も多いのが中国人。かつて訪日中国人が日本製の家電や生活用品などを大量に購入する「爆買い」が話題となりましたが、一時期より買い物熱が落ち着いたとはいえ、現在でもほかの国や地域と比べて土産品などの買い物支出額が1人あたり約12万3000円とズバ抜けて高いのが特徴です。
その一方で、最近はショッピング以外にも自然・景勝地や温泉に興味を持つ人も増えるなど、さまざまな旅行スタイルが定着しつつあります。

大韓民国 Republic of Korea

2017年の訪日客数…第2位(約714万人)

韓国の基本DATA ※外務省発表資料より

人口:約5127万人
首都:ソウル
民族:韓民族
言語:韓国語
宗教:宗教人口比率53.1%(うち仏教42.9%,プロテスタント34.5%,
カトリック20.6%,その他2.0%)
社会や文化に儒教の影響が深く浸透している。

  • 韓国人の旅行スタイル

「おとなりさんの国」である韓国からの訪日客は、20~30代の若い世代が多く、週末や連休など比較的短期間の滞在日程でショッピングや街歩きを楽しむケースがみられます。
日本を訪れる外国人の観光地といえば東京や京都が定番ですが、訪日韓国人がよく訪れる都道府県は1位が大阪府、2位が福岡県となっており、これは関西国際空港着の格安航空会社(LCC)の就航が多いことや、釜山‐福岡間の定期フェリーがあることなどが理由として考えられます。

台湾 Taiwan

2017年の訪日客数…第3位(約456万4000人)

台湾の基本DATA ※外務省発表資料より

人口:約2357万人
主要都市:台北、台中、高雄
民族:漢人(ビン南系、客家、外相人)(約98%)、
   原住民(約2%)※出典:日本政府観光局(JNTO)
言語:中国語,台湾語,客家語など
宗教:仏教,道教,キリスト教

  • 台湾人の旅行スタイル

親日派が多いといわれる台湾からの訪日客は、ほかのアジア諸国と比べて、桜や紅葉、雪景色など日本の四季や、神社仏閣などの歴史的建造物や伝統文化に興味を持つ人が多いようです。もちろん定番のショッピングや温泉、自然・景勝地観光なども人気があります。
何度も訪日するリピーターが多いのも特徴で、より深く日本文化に触れる日常生活の体験型イベントにも注目が集まっています。

香港 Hong Kong

2017年の訪日客数…第4位(約223万2000人)

香港の基本DATA ※外務省発表資料より

人口:約734万人
民族:中国系(約91%)
言語:広東語,英語,中国語(マンダリン)など
宗教:仏教,道教,プロテスタント,カトリック,
   イスラム教,ヒンドゥー教,シーク教,ユダヤ教

  • 香港人の旅行スタイル

香港人は海外旅行好きで、観光やレジャーで何度も日本を訪れるリピーターも多数。2016年に訪日した香港人のうち、半数以上が4回目以上の来訪となっています。
日本食やショッピング、温泉、自然・景勝地観光などに興味を持つ人が多く、特に買い物では衣服、カバン、靴などファッション商品を購入する人が多い傾向にあります。

タイ王国 Kingdom of Thailand

2017年の訪日客数…第6位(約98万7000人)

タイの基本DATA ※外務省発表資料より

人口:6572万人
首都:バンコク
民族:大多数がタイ族。ほかに華人,マレー族など
言語:タイ語
宗教:仏教(94%)、イスラム教(5%)

  • タイ人の旅行スタイル

日本語学習者が約13万人もいるタイにおいて、日本は人気の海外旅行先の一つ。2013年に短期ビザが免除されたこともあり、年々訪日客が増加しています。
タイには四季がないので、日本の桜や紅葉、雪景色などの鑑賞や、自然体験ツアーは特に人気があります。また、ショッピングや温泉、美術館・博物館、テーマパークなどに魅力を感じる人も多いようです。

マレーシア Malaysia

2017年の訪日客数…第8位(約44万人)

マレーシアの基本DATA ※外務省発表資料より

人口:約3200万人
首都:クアラルンプール
民族:マレー系(約67%)、中国系(約25%)、インド系(約7%)
※注)マレー系には中国系及びインド系を除く他民族を含む
言語:マレー語(国語)、中国語、タミール語、英語
宗教:イスラム教(連邦の宗教)(61%)、仏教(20%)、
   儒教・道教(1%)、ヒンドゥー教(6%)、キリスト教(9%)など

  • マレーシア人の旅行スタイル

2013年にビザが大幅緩和され、マレーシアからの訪日客が急増。マレーシアの国土は赤道に近く、一年を通して蒸し暑い気候のため、日本の四季を感じられる体験が人気を集めています。
さらに日本食やショッピング、自然・景勝地観光、旅館に宿泊することなどを楽しみに訪日する人も増えています。

フィリピン共和国 Republic of the Philippines

2017年の訪日客数…第9位(約42万4000人)

フィリピンの基本DATA ※外務省発表資料より

人口:約1億98万人
首都:マニラ
民族:マレー系が主体。そのほか、中国系、
   スペイン系及びこれらとの混血並びに少数民族
言語:国語はフィリピノ語。公用語はフィリピノ語及び英語。
   80前後の言語がある。
宗教:カトリック(83%)、そのほかのキリスト教(10%)、イスラム教(5%)

  • フィリピン人の旅行スタイル

ビザの大幅緩和で訪日客が急増するフィリピン。フィリピンからの訪日客は、ほかの国や地域と比べて女性の割合が高く、平均宿泊数も28.3泊と長めです。
テーマパークに興味を持つ人が多く、4人に1人が訪日前に楽しみにしていることに「テーマパーク来訪」を挙げています。ほかにも日本の歴史や伝統文化、日常生活体験への関心も高いようです。

シンガポール共和国 Republic of Singapore

2017年の訪日客数…第10位(約40万4000人)

シンガポールの基本DATA ※外務省発表資料より

人口:約561万人(うちシンガポール人・永住者は397万人)
民族:中華系(74%)、マレー系(13%)、インド系(9%)
言語:国語はマレー語。公用語として英語、中国語、マレー語、タミール語
宗教:仏教,イスラム教,キリスト教,道教,ヒンズー教

  • シンガポール人の旅行スタイル

シンガポールは四季のない熱帯性モンスーン気候のため、四季を求めて訪日する人が増えています。特に冬の味覚や雪景色、テーマパークのクリスマスイベントなどが人気で、12月のクリスマス休暇を利用して日本を訪れるケースが目立ちます。
リピート率も高く、2016年の訪日シンガポール人の約7割が2回目以上の来訪で、10回以上来訪している人も約2割を占めていました。

インドネシア共和国 Republic of Indonesia

2017年の訪日客数…第11位(約35万2000人)

インドネシアの基本DATA ※外務省発表資料より

人口:約2億5500人
首都:ジャカルタ
民族:大半がマレー系(ジャワ、スンダなど約300種族)
言語:インドネシア語
宗教:イスラム教(87.21%)、プロテスタント(6.96%)、カトリック(2.91%)、ヒンズー教(1.69%)、仏教(0.72%)、儒教(0.05%)など

  • インドネシア人の旅行スタイル

2014年より短期ビザが免除となったことで、海外旅行先に日本を選ぶインドネシア人が急増しています。
訪日インドネシア人は日本食やショッピングへの関心が高く、インドネシアにはない四季の体感や自然体験ツアーなども人気があります。

ベトナム社会主義共和国 Socialist Republic of Viet Nam

2017年の訪日客数…第13位(約30万9000人)

ベトナムの基本DATA ※外務省発表資料より

人口:約9270万人
首都:ハノイ
民族:キン族(越人)(約86%)、ほかに53の少数民族
言語:ベトナム語
宗教:仏教,カトリック,カオダイ教など

  • ベトナム人の旅行スタイル

ベトナムからの訪日客は、ほかの国や地域と比べて平均宿泊数が35.4泊と長期滞在者の割合が大きいのが特徴。訪問先の都道府県は東京、千葉、大阪といった大都市圏が中心です。
ショッピングへの関心が高く、買い物の支出額は中国や香港などに次いで高額です。また、日本の歴史や伝統文化、日常生活体験に興味を持つ人も増えています。

オセアニア

オーストラリア連邦 Australia

2017年の訪日客数…第7位(約49万5,000人)

オーストラリアの基本DATA ※外務省発表資料より

人口:約2460万人
首都:キャンベラ
民族:アングロサクソン系等欧州系が中心。
ほかに中東系、アジア系、先住民など
言語:英語
宗教:キリスト教(52%)、無宗教(30%)

  • オーストラリア人の旅行スタイル

南半球に位置するオーストラリアからは、季節が逆の日本へアウトドアスポーツ(冬のスキー、夏のハイキングやウォータースポーツ)を楽しみに訪れる人が多いようです。都道府県別の訪問率を見ても、スキーリゾートの多い長野(6位)や北海道(7位)が上位にランクインしています。
アウトドアスポーツのほかには、自然・景勝地観光やショッピング、歴史や伝統文化の体験などが人気を集めています。

北米

アメリカ合衆国 United States of America

2017年の訪日客数…第5位(約137万5000人)

アメリカの基本DATA ※外務省発表資料より

人口:3億875万人
首都:ワシントンD.C.
民族:白人(72.4%)、黒人・アフリカ系(12.6%)、アジア系(4.8%)、
   二人種以上の混血(2.9%)、先住民(1.1%)
   ※出典:総務省統計局「世界の統計2018」
言語:主として英語(法律上の定めはない)
宗教:主にキリスト教(信教の自由を憲法で保障)

  • アメリカ人の旅行スタイル

訪日アメリカ人は、全体の半数以上が1人旅で日本を訪れています。
歴史的建造物や伝統文化に興味を持つ人が多く、神社仏閣や城郭の見学、歌舞伎の鑑賞などが人気です。また、近年アメリカでは健康志向の高まりからヘルシーな日本食に注目が集まっており、本場の日本食を食べたいという人も少なくありません。

カナダ Canada

2017年の訪日客数…第14位(約30万6000人)

カナダの基本DATA ※外務省発表資料より

人口:約3515万人
首都:オタワ
民族:英国系(37.3%)、カナダ系(32.2%)、フランス系(15.5%)、
   アイルランド系(13.8%)※出典:総務省統計局「世界の統計2018」
言語:英語、フランス語が公用語
宗教:ローマン・カトリック(国民の約半分近く)

  • カナダ人の旅行スタイル

カナダは自然を愛するお国柄とあって、訪日客は山や海などの自然や景勝地観光、自然体験ツアーなどが人気です。
神社仏閣などの歴史的建造物、伝統文化に興味を持つ一方、ポップカルチャーやスポーツへの関心も高く、日本でスポーツ観戦を楽しみたいと考える人がほかの国や地域より多い傾向にあります。

ヨーロッパ

英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国) United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland

2017年の訪日客数…第12位(約31万人)

英国の基本DATA ※外務省発表資料より

人口:6565万人
首都:ロンドン
民族:アングロサクソン系が中心。ほかに欧州系、中東系、アジア系など
   ※出典:日本政府観光局(JNTO)
言語:英語(ウェールズ語、ゲール語など使用地域あり)
宗教:英国国教など

  • 英国人の旅行スタイル

英国からの訪日客は30~40代が半数近くを占めており、男性が約7割と多いのが特徴。
歴史や伝統を重んじる文化を持ち、京都や鎌倉といった風情のある古都散策が人気を集めています。また、お酒好きの国民性で知られるように、日本のお酒(日本酒・焼酎など)を楽しみに訪日する人も多いようです。

フランス共和国 French Republic

2017年の訪日客数…第15位(約26万9000人)

フランスの基本DATA ※外務省発表資料より

人口:約6718万人
首都:パリ
民族:フランス人(ケルト人、ラテン人及びチュートン人の混血)、
   少数民族(バスク人など)、移民※出典:国土交通省WEBサイト
言語:フランス語が公用語※出典:日本政府観光局(JNTO)
宗教:カトリック,イスラム教,プロテスタント,ユダヤ教

  • フランス人の旅行スタイル

春のイースター休暇や夏のバカンス(長期休暇)が訪日のピーク。日本食や自然・景勝地観光、日本の日常生活体験などが人気ですが、日本のサブカルチャーへの注目度も高く、映画・アニメの聖地訪問を行う人も少なくありません。
観光・レジャー目的で訪れるフランス人は長期滞在者が多く、14日間以上滞在するケースが約6割を占めます。

ドイツ連邦共和国 Federal Republic of Germany

2017年の訪日客数…第16位(約26万9000人)

ドイツの基本DATA ※外務省発表資料より

人口:8245万人
首都:ベルリン
民族:ゲルマン系を主体とするドイツ民族
言語:ドイツ語
宗教:カトリック(29.9%)、プロテスタント(28.9%)、
   イスラム教(2.6%)、ユダヤ教(0.1%)

  • ドイツ人の旅行スタイル

2016年に訪日したドイツ人のうち、ビジネス目的で訪れた人は全体の44.1%。これはほかの国や地域と比べて高い割合となっています。また、男性が75.1%と多く、半数以上が1人旅という特徴もみられます。
訪日ドイツ人の日本食や日本の自然・景勝地への関心は高く、歴史や伝統文化体験なども人気があります。

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最終更新日 2019年4月18日