副業に!老後の私的年金に!ゼロから始める「不動産投資」(2)スタート編

物件探しの効率アップ!

2021年8月5日 更新
物件探しの効率アップ!

不動産投資は、物件を借りてもらうことで賃料収入を得る投資方法。スムーズに借り手が見つかって、安定した収益につながるように魅力的な物件を選びたいものです。
ここでは、よい物件を効率よく選ぶためのポイントや、物件探しのパートナーとなる不動産会社の活用方法などを紹介します。

物件を見る前に、必ずチェック!

自分の「投資スタイル」は?

物件を見る前に、必ずチェック!

インターネットやチラシには数多くの物件が掲載されているため、ただ何となく探すだけでは目当ての物件が見つからない可能性も。まずは自分の投資スタイル(※)を決めて、買いたいと思う物件のエリアや種別を明確にしておきましょう。
※目的や年齢など、自分に合った投資スタイルについては、こちらのページで詳しく説明しています。

ゼロから始める不動産投資(1)「自分に合う投資スタイルを見つけるには?」
https://www.e-life.jp/column/estate_inventment/page04.html

購入できる物件の「価格帯」は?

投資スタイルに加えて、自分の属性や、今回の投資に投入できる自己資金から、どれくらいの価格帯の物件を購入できるかを考えることも大切です。
属性とは、「職業」「年収」「勤続年数」といった個人の社会的・経済的な背景のこと。金融機関から融資を受ける際、個人の属性や自己資金によって融資の有無や借り入れ限度額が変わってきます(※)。一般的な目安は、会社員なら年収の7~10倍程度まで借りられるといわれています。
※融資については、こちらのページで詳しく説明しています。

ゼロから始める不動産投資(2)「押さえておきたい融資の知識」
https://www.e-life.jp/column/estate_inventment2/page03.html

物件探しの基本的なステップ

STEP.1 投資用物件サイトで情報を収集する

物件探しの基本的なステップ

投資用物件を扱うインターネットのポータルサイトで、どのような物件が出ているか情報収集します。
たくさんの物件があるので最初は戸惑うかも知れませんが、物件のエリアや価格、種別といった検索条件を絞り込むことで希望する条件を選定しやすくなり、また選定した条件の物件の相場観をつかみやすくなります。

STEP.2 不動産会社に物件資料を請求する

希望に合う物件が見つかったら、不動産会社に物件の詳しい情報や資料を請求します。投資用物件サイトの資料請求フォームや、メール、電話で問い合わせましょう。
資料を請求するときに、自分が希望する条件(エリア・価格帯・築年数・利回りなど)を先方に伝えて、ほかにもよい物件があれば併せて資料を送付してもらうようと効率がアップします。

STEP.3 物件の分析・評価を行う

不動産会社から送られてきた物件資料には、築年数・構造・間取りといった基本的な物件概要をはじめ、管理費や修繕積立金などの経費、税金や権利に関する書類などがあります。これらの資料をもとに、実質利回りを計算して「どれくらいの収益が見込めるか」を分析します。
より詳しく検討したい物件があれば、現地に足を運んで、駅からの距離や治安などの周辺環境、空室なら室内のようすもチェックしましょう。

STEP.4 買い付け証明書を提出する

複数の物件を比較・検討して、ピンとくる物件が見つからない場合はSTEP.1に戻って、物件の条件を見直してみましょう。
購入したい物件が見つかったら、売主に買い付け証明書を提出します。買い付け証明書とは、物件を購入の意志を示す書類のことです。不動産会社が用意してくれる書式に沿って記入・送付しましょう。

ちょこっとメモ!ちょこっとメモ!

物件探しに役立つ相場観について。高値掴みの心配を払拭!

物件探しに役立つ相場観について。高値掴みの心配を払拭!

どんなに魅力的に見える物件であっても、相場より割高な金額で購入するのは損というもの。高利回りを期待していたのに、なかなか収益が上がらない…という事態を避けるためにも、物件の相場を掴んでおきましょう。
相場観を養うには、できるだけ多くの物件情報をチェックするのが一番です。このとき、ただ単に物件を見るのではなく、エリアや種別など検索を絞り込んで、自分の希望する条件の物件ごとに比較するとよいでしょう。

不動産会社を活用して物件を選ぶ

会社の雰囲気や特徴が分かれば安心かつスムーズ

不動産会社を活用して物件を選ぶ

不動産投資を行う上で、物件と同じくらい重視したいのが不動産会社です。 会社によって取り扱い物件の得意・不得意があり、投資用物件専門の会社もあれば、特定エリアに強い会社、新築または中古物件を多く扱う会社などもあります。自分が買いたいと思うエリアや種別の物件を取り扱う会社を選べば、効率よく物件を探すことができます。 物件の問い合わせで会社を訪問したり、会社主催の不動産投資セミナーに参加すると、その会社の雰囲気や特徴が分かります。いくつかの会社を比較・検討して、物件探しのパートナーを探してください。

まとめると…まとめると…

悩んだらすぐにプロに相談!
頼れる不動産会社との出合いがカギに

悩んだらすぐにプロに相談!頼れる不動産会社との出合いがカギに

不動産投資は投資である以上、リスクも存在します。そのリスクを開示せずに、メリットだけを強調するような不動産会社や担当者は要注意。オーナーの投資スタイルや希望条件を無視して、自社の売りたい物件ばかり紹介してくるような場合も避けたほうがよいでしょう。
不動産投資を始めた頃は、分からないことや不安も多いものです。困ったときにすぐ相談できるように、メリットだけでなくリスクもきちんと伝えてくれる会社や担当者を選びましょう。