賢く選んでお得に買いたい!最新家電はここをチェック!

洗濯機の選び方

2017年7月26日 更新
洗濯機の選び方

乾燥機能付きの洗濯乾燥機や、従来からある全自動洗濯機、形状も「ドラム式」「タテ型」…と、多様な洗濯機。
必要な容量や洗濯方法に合った商品を選べば、毎日のお洗濯が便利でお得になります。

気になる2017年モデルをピックアップ!
※2017年4月時点で発表されている主な新製品の紹介です

日立 ドラム式洗濯乾燥機BD-NX120AL 2016年11月発売
国内の家庭用ドラム式洗濯乾燥機では最大の洗濯・脱水容量12kg。アイロンがけなしでシワを伸ばして乾燥させる「風アイロン」機能、温水ミストで黄ばみを落とす「温水ナイアガラ洗浄」機能も。
パナソニック タテ型全自動洗濯機NA-F70PB10、NA-F60PB10 2016年10月発売
つけおき洗いで頑固な汚れを洗浄する「つけおきコース」、すすぎの途中で柔軟剤を入れるタイミングをブザーで知らせることで、衣類に柔軟剤の香りをしっかり残す「香りしっかりコース」を備えた全自動洗濯機。バスポンプ内蔵タイプです。

洗濯機選びはここをチェック!

洗濯機の容量(サイズ)

家族の人数や生活スタイルに合わせて、洗濯容量に合うサイズの洗濯機を選びましょう。

1人あたりの1日分の洗濯物量…約1.5kg(目安)

洗濯機の容量(サイズ)

4人家族なら、約1.5kg×4人分=約6kgとなります。数日分のまとめ洗いやシーツや毛布といった大物洗いのことを考えると、洗濯容量は7~8kg以上のものを選ぶのがおすすめです。
洗濯と乾燥の両方の機能を持つ洗濯乾燥機の場合、店頭やカタログには、「洗濯容量」と「乾燥容量」の2種類の表示があります。洗濯容量に比べると乾燥容量は少ない場合がほとんどなので、頻繁に乾燥を使うのなら、乾燥容量もしっかりチェックしましょう。

洗濯機の種類

一般に「洗濯機」と呼ばれる家電は、機能によって主に次の2つに分けられます。

  • 洗濯乾燥機

    洗濯乾燥機
    洗濯、すすぎ、脱水まで自動で行う「全自動洗濯機」に、乾燥機能まで付いた新しいタイプの洗濯機です。手前にフタを開ける形状の「ドラム式」と、上にフタを開ける形状の「タテ型」があります。

  • 全自動洗濯機

    全自動洗濯機
    従来のタイプの洗濯機で、運転スイッチを押せば、洗濯、すすぎ、脱水まで自動で行います。形状は、上にフタを開ける「タテ型」になります。
    一部、送風による簡易乾燥機能が付いた製品もありますが、上記の「洗濯乾燥機」のようにしっかり乾燥させる訳ではなく、干す時間を短縮する程度の簡易乾燥となります。

洗濯乾燥機の「ドラム式」「タテ型」の違い

洗濯乾燥機の「ドラム式」と「タテ型」の特徴やメリット・デメリットは次のとおり。
形状や洗濯方法の好みなどもありますが、乾燥を頻繁に使いたいなら「ドラム式」、外干しや部屋干しがメインで、洗浄力を重視するなら「タテ型」がおすすめです。

洗濯方法の違い
ドラム型 タテ型
基本の洗い方 「たたき洗い」
ドラムを回転・反転させ、衣類を持ちあげてたたく方法で汚れを落とす
「かくはん洗い」
洗濯機の底の回転羽根を回して水流を起こし、衣類をこすり合わせて汚れを落とす
メリット
  • ・タテ型に比べて、少ない水の量で洗える
  • ・皮脂汚れに強い洗浄力を発揮
  • ・衣類のからみが少なく、生地が傷みにくい
  • ・泥などの固形汚れに強い洗浄力を発揮
  • ・洗濯槽の回転による遠心力で洗剤液が浸透しやすく、色移りや黒ずみが起こりにくい
  • ・洗濯時間が短い
デメリット
  • ・タオル類はパイルが寝てゴワつくことがある
  • ・水流が少ないため、色移りや黒ずみが発生することも
  • ・ドラム式より衣類がからみやすく、生地が傷んでしまう場合もある
乾燥方法の違い
ドラム型 タテ型
基本の洗い方
「ヒートポンプ式」
湿気を含んだ空気を、ヒートポンプで除湿して機外に排出し、乾いた温風で衣類を乾かす
「ヒーター式(水冷タイプ)」
湿気を含んだ空気を、冷却水で除湿して機外に排出する
「ヒーター式(排気タイプ)」
空気中に湿気を排出して乾かす
メリット
  • ・ヒートポンプで効率よく熱交換できるので、エネルギーと電気料金の節約に
  • ・低温乾燥のため、衣類の傷みや縮みが少ない
  • ・乾燥運転中、周囲が熱くなりにくい
  • ・乾燥運転中、周囲が熱くなりにくい
  • ・乾燥運転で冷却水を使用しない
デメリット
  • ・ヒートポンプ式より電気料金がかかる
  • ・熱風による乾燥のため、衣類の傷みや縮みが起こることも

ほかにもチェックしたいポイントは……

運転音

夜間に洗濯機を使用する機会がある家庭なら、店頭やカタログに表示されている「運転音」をチェックすることも大切です。
国内メーカーの最新モデルの運転音は、洗濯時24~40dB、乾燥時36~48dBくらいです。右にある騒音値の目安を参考にして、なるべく音の小さいものを選びましょう。

騒音値(dB) 音の大きさの例
50dB 家庭用エアコンの室外機、小さな声
40dB 昼の閑静な住宅地、ささやき声
30dB 深夜の郊外、小さなささやき声

運転の目安時間

売り場やカタログに表示されている「目安時間」を見て、標準コースの洗濯や乾燥にかかる時間をチェックします。「お急ぎコース」などの設定がある機種なら、各設定の目安時間も調べておきましょう。

消費電力量

1回の運転時における「消費電力量(Wh)」が、売り場やカタログに表示されています。
この消費電力量の値が小さいほどエネルギー効率がよい(省エネ性能が高い)ということになるため、同程度の容量の洗濯機を比較する時に役立ちます。

最新機能は?

温水洗浄機能

温水洗浄機能

ドラム式洗濯乾燥機では、温水で洗剤液の酵素を活性化させることで油汚れや黄ばみ落とし、白物衣類の除菌などの効果をうたった洗浄機能が登場。パナソニック「温水機能」、東芝「温水ザブーン洗浄」などの機能がこれに当たります。
日立のドラム式洗濯乾燥機でも、高濃度の洗剤液を温めてミスト状にして吹き付け、衣類の黄ばみを除去・予防する「温水ナイアガラ洗浄」機能があります。

高速・大風量乾燥機能

洗濯乾燥機のドラムの中で、強い風をたっぷりと吹きかけてシワを伸ばしながら乾燥させます。日立「風アイロン」、パナソニック「ふんわりジェット乾燥」「ジェット乾燥」を搭載したモデルで使用できます。

主なメーカーの人気モデル&特徴紹介

パナソニック NA-VX9700L、NA-VX8700L など
温水の洗浄力で黄ばみやニオイの原因菌を洗い流す「温水機能」、低温除湿で衣類の傷みや縮みを抑えながらふんわりと仕上げる「ヒートポンプ乾燥」、通常の洗濯では落ちにくいダニを高温加熱で引きはがして洗い落とす「ダニバスターコース」などを搭載。
日立 BD-NX120AL、BD-NV110AL など
まとめ洗いや大物洗いもおまかせの大容量「ビッグドラム」が特徴。低温の高速風を吹きかけて乾燥させる「風アイロン」機能なら、衣類のシワを伸ばして縮みを抑えることもできるため、アイロンを使用しなくてもそのまま着られる仕上がりに。
東芝 TW-117X5L、TW-117V5L
洗濯槽を覆う独自の防汚コートと、銀イオンを含むAg+抗菌水による自動お掃除機能で、洗濯槽の黒カビを予防。汚れや衣類に合わせて5段階の水温が選べる「温水ザブーン洗浄」、大流量シャワーの「ザブーン洗浄」などの機能で衣類の汚れをしっかり落とします。
シャープ ES‐PX10A、ES‐GX9A
シャープ独自の「ダイヤカット穴なし槽」は、洗濯槽内への黒カビの侵入を防ぐほか、節水効果や強力水流で巻き上げて汚れを落とす効果が。省エネのヒントや運転状況、エラー内容などを音声で伝える「ココロエンジン」機能も搭載。