賢く選んでお得に買いたい!最新家電はここをチェック!

冷蔵庫の選び方

2017年7月26日 更新
冷蔵庫の選び方

食品の鮮度をキープしながら、冷蔵や冷凍で保存する冷蔵庫。
最新の冷蔵庫は、鮮度が長持ちする機能やさまざまな省エネ機能を搭載し、食品はもちろん、地球環境や家計にも優しい商品が増えています。

気になる2017年モデルをピックアップ!
※2017年4月時点で発表されている主な新製品の紹介です

パナソニック NR-C32FM、NR-C37FM 2月発売
幅59㎝のスリムサイズで、容量はそれぞれ315L、365Lの新モデル。センサーを使って自動で節電する「エコナビ」機能や、ドア棚が低めで出し入れが楽なローウエストライン設計で、まるごと洗える製氷皿、急速冷凍といった便利な機能も搭載しています。
シャープ SJ-GW35C 1月発売
人工知能が家庭の生活パターンに合わせて節電する「節電25モード」を搭載。野菜室内の野菜に直接風が当たらない「シャキット野菜室」機能で野菜の鮮度を守り、みずみずしさやおいしさをキープできる350Lの中型冷蔵庫です。

冷蔵庫選びはここをチェック!

冷蔵庫の容量(サイズ)

家族の人数や生活スタイルによって、最適な容量(サイズ)が異なります。

家族構成と冷蔵庫の容量

家族構成と冷蔵庫の容量

3人以上…400リットル以上の大型冷蔵庫
2人暮らし…200~499リットルの中~大型冷蔵庫
1人暮らし…199リットル以下の小型冷蔵庫

1~2人暮らしであっても、週末のまとめ買いや、知人・友人を招いて食事会やパーティを楽しむ機会が多い場合などは、大型を選んだほうがよいこともあります。
また、冷蔵庫は1度購入すると10年近く使うケースも多いため、新婚さんなら今後の家族構成の変化も考えて容量を選びましょう。

年間消費電力量

冷蔵庫の「年間消費電力量」とは、キッチンの温度や湿度、庫内温度など、一般家庭での実際の使用時に近い環境で1年間冷蔵庫を使用した場合の消費電力量のことです。
年間消費電力量を見ると、同程度の容量の冷蔵庫の省エネ性能を比較したり、電気料金の目安を知る手がかりになります。

例えば…
年間消費電力量280kWh → 電気料金は年間で7560円(※1kWh単価27円で算出)

年間消費電力量の値が小さいほどエネルギー効率がよい(省エネ性能が高い)ということになります。 国内メーカーの500リットル前後の製品なら、年間消費電力量は270~300kWh(/年)くらいが目安です。

大型冷蔵庫は省エネ効率が◎

大型冷蔵庫は省エネ効率が◎

冷蔵庫の容量が小さいほど消費電力量が少なくなると思いがちですが、国内メーカーの最新モデルでは400~500リットル程度の大型冷蔵庫のほうが、中型や小型より消費電力量が少ないケースが多いです。
これは、日本では400~500リットル程度の大型冷蔵庫が売れ筋のため、各メーカーが最新の省エネ技術を採用していることや、大型冷蔵庫はドアの枚数が多く、必要な場所のドアを開けて食品を取り出すため冷気が逃げにくいことなどが理由に挙げられます。
もちろん容量が大きいと価格も高くなりますし、設置場所のスペースの問題などもありますが、もしも中型か大型のどちらかで迷っているなら、省エネや電気料金などのことを考えて、大型を選んではいかがでしょうか?

ドアタイプ

冷蔵庫選びで、意外と見落としやすいのがドアタイプ。キッチンの広さや壁の位置などによって適切なドアの形状や向きが異なります。

  • 片開き(右開き)

    片開き(右開き)
    設置場所の右側に壁がある場合に便利です。

  • 片開き(左開き)

    片開き(左開き)
    設置場所の左側に壁がある場合に便利です。

  • フレンチドア(観音開き)

    フレンチドア(観音開き)
    片開きに比べてドアがコンパクトなので、通路が狭いキッチンでも安心です。

  • どっちもドア(シャープ製品)

    どっちもドア(シャープ製品)
    シャープ独自のドアタイプで、ドアが左右どちらにも開きます。設置場所の壁の位置などを選ばないため、転勤などで引越しが多い場合も安心です。

※シャープ製品には、ほかにも冷蔵庫のドアを付け替えて左右の開きを変更できる「つけかえどっちもドア」があります。

最新機能は?

センサーによる節電機能

冷蔵庫に搭載したセンサーで冷蔵庫内の温度やキッチンの温度を感知し、冷却の強度を自動で切り替えたり、ドアの開閉センサーで冷蔵庫をよく使う時間帯などを学習して自動的にムダを抑えたりする機能で、パナソニックの「エコナビ」や東芝の「エコモード」、シャープの「節電25モード」などがあります。センサーによる節電機能は、使っている人が特に節電を意識しなくても、冷蔵庫が自動的に節電をサポートしてくれるのが特徴です。

スピード製氷機能

氷がたくさん必要になった時などに便利なスピード製氷機能。東芝の「一気製氷」モードなら最短約60分、パナソニックの「速氷」モードなら最短約80分で氷ができます。また、三菱電機の「たっぷりスピード製氷」機能では、センサーで氷のでき具合を見張り、凍ったらすぐに次の製氷をスタートします。

冷蔵庫内の除菌機能

除菌効果のある微粒子イオンを含んだ冷気を循環させて、冷蔵庫内に浮遊する菌や、壁や食品に付着した菌などを除菌して清潔をキープします。シャープの「プラズマクラスター(冷気除菌)」機能や、パナソニックの「ナノイー+Agバイオ抗菌脱臭」機能などが知られています。

主なメーカーの人気モデル&特徴紹介

日立 WXシリーズ、XGシリーズなど
チルド室を約0.8気圧の真空環境に保ち、食品の酸化を防いで鮮度と栄養素をキープする「真空チルド」機能や、野菜室の炭酸ガスの濃度を高めて眠らせるように保存する「新鮮スリープ保存」機能を搭載しています。
パナソニック WPVタイプ、XPVタイプなど
チルドより低温の約-3℃で食品を保存する「微凍結パーシャル」機能で、肉や野菜の鮮度が長持ち。センサーで生活パターンを記憶して自動節電する「エコナビ」機能、除菌・脱臭効果のある微粒子イオン「ナノイー」で冷蔵庫内を清潔に保つ機能などもあります。
三菱電機 MR-JX60A、MR-JX52Aなど
肉や魚を生のまま長く保存できる「氷点下ストッカー」機能や、冷凍した食品を解凍せずにすぐ調理できる「切れちゃう瞬冷凍」機能で、食品のまとめ買いや作り置きをサポートします。ほかにも、3色LEDを照射して葉物野菜のビタミンCを増やす機能などを備えた「朝どれ野菜室」を搭載。
シャープ SJ-GT55C、SJ-GT51Cなど
センサーがドアの開閉などを感知すると、独自の「プラズマクラスター」イオンが放出されて冷蔵庫内の菌を除菌します。また、冷蔵室のドアの開閉時に入る湿気を吸着して、うるおいとして補給する「ステンレス・ミスト冷蔵室」機能が食品の乾燥を抑え、鮮度を保ちます。
東芝 FWXシリーズ、FWシリーズ
冷やす温度が異なる冷凍室と冷蔵室に、それぞれ専用の冷却器を搭載して食品に適した保存環境をつくる「ツイン冷却」機能が特徴。鮮度が損なわれやすい肉や魚も、一気に中まで冷やす「速鮮チルド」機能によって冷凍よりも食品の細胞が壊れにくくなり、食感や風味が長持ちします。