【専門家監修】【新築】子育てしやすい間取りのポイントとは?

2020年9月15日

子どもが生まれるタイミングに合わせて、新しい家を購入しようと考える人は多いでしょう。せっかく新築で家を建てるなら、子育てがしやすい間取りにしたいものです。子育てしやすい間取りは、ポイントを押さえれば誰でも作ることができます。この記事では、子育てがしやすい間取りに仕上げるポイントを4つ紹介していきます。小さな工夫でも、子育ての負担を大きく減らすことができるはずです。

1.間取りのポイント① 見通しの良いリビング

1つ目のポイントは、仕切りのないリビングスペースを確保することです。キッチンやダイニングからリビング全体を見渡すことができれば、子どもを見守りながら家事などの用事を進められます。具体的には、独立型のキッチンではなくオープンキッチンにしてリビングと一続きにするといいでしょう。台所に立ちながらリビングで遊んでいる子どもや眠っている赤ちゃんの様子をチェックできるので安心です。

また、子どもが乳幼児のときには授乳やオムツ交換の回数も多く、家事を中断して面倒をみることも多いでしょう。そのようなときにも、リビングとキッチンやダイニングがつながっていると便利です。食事の支度をしているときに子どもの様子を感じられることは子育て世代にとって大事なポイントでしょう。その点で、リビングを見通せるオープンキッチンは効果的です。

2.間取りのポイント② 広い玄関スペース・玄関収納

2つ目のポイントは、玄関まわりにゆとりを持たせることです。子どもが小さいときには、育児用品などの荷物が多くなりがちです。特にまだベビーカーを必要とする時期にはベビーカーがあるだけでも玄関まわりが窮屈になります。さらに、大きな荷物を抱えながら子どもをベビーカーに乗せるのは大変です。玄関でベビーカーを広げることができれば、外出の準備もスムーズに行えますし、雨の日にも濡れずに済みます。

ベビーカーを卒業する頃には、子どもの靴やレインコート、傘などが必要となりますので、それを見越して大容量の下駄箱を用意しておくと便利です。収納力の高い下駄箱があれば、家の顔である玄関まわりが常にすっきりし、急な来客や宅配便があっても気まずい思いをしなくて済みます。

あくまでも敷地にゆとりがある場合が対象となりますが、「土間収納」や「シューズインクローク」を設けるのもよいでしょう。靴のほか、子どもの遊び道具や自転車、使わなくなったベビーカー、大人のスポーツ用品なども広さによっては保管できます。家族構成や趣味などを踏まえ、自分たちの持ち物に合わせた収納スペースを設けることがポイントです。

3.間取りのポイント③ 大きな収納のあるリビング

3つ目のポイントは、リビングに大きな収納スペースを設けることです。小さい子どもはリビングで遊ぶことが多いですが、リビングは大人もくつろぐスペースです。常に子どものおもちゃなどで散らかっている状態では、心が落ち着きません。リビングに子ども用品も収納できる大きなスペースがあれば、おもちゃなどが乱雑になりにくく、しかも必要なときにサッと取り出せます。間取りを選ぶ際には「リビング収納の実用性」を意識するようにしましょう。

4.間取りのポイント④ 成長に合わせて変更可能な間仕切り

4つ目のポイントは、成長に合わせて変更できる間取りを採用することです。小さいときは親と一緒の部屋で寝起きさせていても、いずれはそれぞれの子ども部屋が必要になります。個室は性別の異なる子どものプライバシーを守るのに必要ですし、同時に子どもの自立心も養います。子どもの成長に合わせて変更できる「居室空間」を計画することは、注文住宅ならではの醍醐味と言えます。

そんな「可変式の間取り」を実現する方法のひとつが、可動間仕切りです。これは、制約の要因になる壁面を作らず、子どもの発達段階に合わせて適切な仕切りを設けて独立スペースを生み出すというアイデアです。具体的には、幼い子どもたちがいるときは広いスペースを共有させます。そして子どもの成長に合わせ、本棚や可動間仕切りなどを用いて「プライベート空間(子ども部屋)」を創出するのです。

可動間仕切りを採用すれば、子ども部屋の位置もある程度柔軟な対応が可能になります。たとえば、受験を控えた子どもをリビングから離れた静かな壁際のスペースに移動させるなど、そのときの状況に応じたフレキシブルな部屋割りができます。

また子どもの独立を機に仕切りを取り払い、夫婦だけの暮らしに合った隔たりのない広いスペースに戻すこともできます。

5.子育てしやすい間取りにしよう!

ここで紹介したのは、あくまでも子育てしやすい間取りの作り方の例です。実際には「家族構成」「地域性」「趣味・嗜好」に応じた様々なアイデアがあります。

子どもの教育方針なども、効果的な間取りを考える上で大切な要素となります。家族の人生計画を立てるつもりで、間取り計画を楽しんでください。

執筆者プロフィール

榑林 宏之
榑林 宏之様

一級建築士・防災アドバイザー

一級建築士として活動。「都市環境・住宅環境と防災」「都市環境・ランドスケープ計画における、人の行動・動線設計と危機管理」などに携わっています。
BAUMPLANNING一級建築士事務所
https://www.baumplanning.com/nairankai/


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