各項目の見方と確認するポイントは?

建物の省エネ性能を比較・検討できるように、不動産広告に掲載される省エネ性能ラベル。
その項目の意味と、チェックしたいポイントについて解説します。ラベルの内容をきちんと読み取って、省エネ性能を見極めましょう。
このページの見どころ!!
ラベルの内容を項目別に解説!
ラベルの項目の見方が分かると、物件の比較・検討に役立つ

省エネ性能ラベルには、次のような項目が表示されています。

Ⓐエネルギー消費性能
星のマーク(★)が増えるほど、省エネ性能が高いことを示しています。
・さらに詳しく!
国が定める省エネ基準から、どのくらい消費エネルギーを削減できているかを見る指標(BEI)を星の数で示しています。
省エネ基準を達成すると星1つとなり、10%削減するごとに1つずつ星が増えていきます。
再エネ設備(太陽光発電設備など)があれば、再エネ分でのエネルギー削減量を、光る星のマークで示します。
再エネ設備のない建物は星なし~星4つの5段階評価、再エネ設備のある建物は星なし~星7つの7段階評価です。
Ⓑ断熱性能
家のマーク(⌂)が増えるほど、断熱性能が高いことを示しています。
・さらに詳しく!
「建物からの熱の逃げやすさ」と「建物への日射熱の入りやすさ」の2つの点から、建物の断熱性能を見る指標です。
家のマークに記載された数字は、断熱性能の等級を示しています。等級は7段階あり、省エネ基準を達成すると「4」、誘導基準を達成すれば「5」となります。
Ⓒ目安光熱費
年間にかかる光熱費の目安を記載しています。
※目安光熱費は任意項目です。
・さらに詳しく!
住宅の省エネ性能に応じて算出された電気・ガスなどの年間消費量に、全国統一の燃料単価を乗じて年間の光熱費の目安を算出しています。
実際にかかる光熱費は、居住人数や使用条件、契約する燃料会社の単価などによって異なるため、あくまでも比較・検討のための目安として確認しましょう。
Ⓓ自己評価・第三者評価
省エネ性能の評価が販売・賃貸事業者による自己評価か、評価機関による第三者評価(BELS)かを示します。
・さらに詳しく!
BELS(ベルス)とは、その住宅の省エネ性能を第三者機関が評価する制度のこと。国土交通省のガイドラインにもとづいて(一社)住宅性能評価・表示協会が定めています。
第三者評価による評価なので信頼性が高く、審査を受けた後に評価書(※)なども交付されます。
※各項目の見方については「住まいの省エネで暮らしが変わる」で解説します。
Ⓔ建物名称
省エネ性能の評価対象となる建物名です。
Ⓕ再エネ設備あり/なし
再エネ設備(太陽光発電設備など)が設置されていると、「再エネ設備あり」と表示されます。
ⒼZEH(ゼッチ)水準
エネルギー消費性能が星3つ、断熱性能「5」以上でZEH水準達成となり、チェックがつきます。
・さらに詳しく!
ZEHとはネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの頭文字。今の省エネ基準(エネルギー消費性能が星1つ、断熱性能4以上)より高い水準ですが、2030年にはZEH水準が新築住宅の基準となることが予定されています。
Ⓗネット・ゼロ・エネルギー
ZEH水準を達成したうえで、太陽光発電の売電分も含めて、年間のエネルギー収支が一定の基準以下となる場合に達成となり、チェックがつきます。
※「ネット・ゼロ・エネルギー」は第三者評価時にチェックが表示されます。
Ⓘ評価日
評価された省エネ性能がいつ時点のものかを示します。
ラベルを確認する際はここに注意!
実際に希望する住戸の省エネ性能を問い合わせておこう

建物の省エネ性能が一目で分かる省エネ性能ラベルですが、住宅の状況などによっては表示が分かりづらいケースも考えられます。

マンションや多棟現場の場合
新築マンションや、一つの大きな土地を区切って複数の戸建てを建てる多棟現場のように、複数の住戸を一つの広告で販売・賃貸する場合、各住戸のラベルを表示せずに、1つの省エネ性能ラベルを使って住棟全体の性能または代表住戸の性能を示すことがあります。
このようなケースではラベルと実際に希望する住戸の性能が異なる可能性があるため、物件の担当者に問い合わせてみましょう。

仕様変更などが生じた場合
当初の広告で表示していた省エネ性能が、その後のプラン変更やオプション追加により、最終的な販売仕様と異なる可能性もあります。
進行中のプランで省エネ性能に変更がないか、担当者と密にやりとりをするはもちろん、必要に応じて変更後の仕様で再計算した省エネラベルを再発行してもらいましょう。
まとめると…
一目で性能が分かるから便利。不動産広告を見るときは忘れずチェック

省エネ性能ラベルは、建物のエネルギー消費性能や断熱性能、目安光熱費などが一目で分かるように表示してあるのが特徴。ぜひこの機会にラベルに記載されている内容をマスターして、不動産広告を見るときの参考になさってくださいね。
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最終更新日 2026年6月4日

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