購入前に確認したいポイント

駐車場付きのマンションを購入しても、区画の広さや収容台数、利用条件によっては使いづらい場合や、そもそも利用できない場合もあります。購入後に「しまった!」と頭を抱えることがないように、事前に確認しておきたいポイントをまとめました。
このページの見どころ!!
駐車場のチェックポイント
マンション独自の制限やルールを確認しよう

マンションの駐車場は多くの世帯が利用するため、いくつかの制限が設けられています。
利用条件やルールはマンションごとに異なるため、しっかりチェックして比較検討しましょう。
□駐車方式は?

「マンション駐車場の種類と特徴」で紹介したとおり、「平面駐車場」「自走式立体駐車場」「機械式立体駐車場」の3種類があります。土地代が安い郊外や地方では平面駐車場が中心ですが、都市部などでは機械式立体駐車場が多く、それ以外の方式を探すことが困難なケースも。
□収容台数は?

総戸数に対して、どれくらい収容台数があるか確認します。マンションの規模にもよりますが、マイカー利用の多い郊外や地方では総戸数と同じか、それ以上の台数だと安心。一方、都市部では総戸数の半数以下の台数の物件も少なくありません。収容台数よりも希望者が多い場合は抽選などで決定します。
□確約台数・上限台数は?

新築マンションでは「1戸につき1台を確約」というように、駐車場を利用できる台数を事前に確約しているケースがあります。また1戸あたりの上限台数を設定するマンションも多く、「2台までは利用可、3台目以降は外部の月極駐車場を利用する」など、マンションごとにルールが異なります。
□毎月の駐車場使用料は?

地域による差が大きく、地方では数千~1万数千円程度、東京23区内では3万~5万円以上かかることも。平面駐車場と機械式立体駐車場が併存しているマンションでは、平面駐車場より出し入れに時間と手間のかかる機械式立体駐車場の使用料を割安に設定するのが一般的です。
□サイズ制限は?

機械式立体駐車場の場合、駐車できる車長・車幅・車高・重量に制限が設けられています。近年は車の大型化・ハイルーフ化が進んでいることから、大型車やハイルーフ車に対応するケースも増えていますが、駐車場によってサイズ制限はまちまちです。手持ちの車や、買い替え予定の車が駐車可能かどうか、事前に確認しましょう。
□区画の割り当て方法は?

使用する区画の割り当ては、新築マンションなら引渡しの前に抽選を行うか、購入の先着順などで決定します。また、総戸数より設置台数が少ないときも、抽選または先着順となります。マンションごとに割り当ての方法やルールが異なるので、事前に確認しましょう。
□賃貸の契約期間は?

賃貸方式の駐車場では、一度決まった区画の割り当てを駐車場使用契約が解除されるまで継続するところもあれば、賃貸の契約期間を設定し、期間満了後に次の区画を抽選などで割り当てるところもあるなど、マンションごとにルールが異なります。
□出し入れのしやすさは?

駐車場の区画の広さ、車路の幅を確認して、出し入れがしやすいかどうかをチェックしましょう。国土交通省の指針によると、普通乗用車の場合、最低必要な区画の広さは長さ6.0m×幅2.5m、車路は一方通行で幅3.5m、対面通行で幅5.5mとなっています。
□あると便利な付帯設備は?

無断駐車や侵入被害を防ぐための電動ゲートやシャッター、積雪の多い地域なら融雪装置やタイヤ置き場などがあると便利です。
ちょこっとメモ!
購入前の情報収集は必須。特に完成前の物件は気を付けて

中古マンションなら購入前に実際の駐車場を確認できますが、完成前の新築マンションの場合は駐車場を見ることができず、物件概要などから入手できる情報も限定的です。ただし収容台数やサイズによって駐車場が使用できない可能性もあるため、上記のチェック項目については、モデルルーム内覧時などに営業スタッフに確認しておきましょう。
さらにここもチェック!
我が家の暮らしにピッタリ合う駐車場とは

マイカーは暮らしの利便性にかかわるため、なるべく使いやすい駐車場を見つけたいところ。上記のチェック項目に加えて、次のようなポイントも押さえておきましょう。
□車の使用状況は?

ひと口に「使いやすい駐車場」と言っても、車の使用頻度や目的によって定義はさまざま。
毎日の通勤や買い物の足として欠かせない場合は、駐車場の台数を確約している物件や、乗り降りしやすい平面駐車場を備えた物件が候補に挙がってきますし、逆に使用頻度がそれほど多くない場合や、高級車を所有する場合は、多少乗り下りに時間がかかっても、いたずらや盗難リスクの少ない機械式立体駐車場のほうが安心ということもあります。
日頃の車の使用状況から「どんな駐車場がよいか」、また「どこまでなら妥協できるか」を見極めることで、マンション選びがスムーズになります。
□将来の予定は?

結婚、出産、子どもの成長と巣立ち…など、ライフステージの変化に合わせて、マイカーの増車または減車、ボディサイズの異なる車の購入、さらにマイカーを手放してカーシェリングやレンタカーを利用するといった可能性もあります。
現在だけでなく、将来の車の使用状況を考えることで、使いやすい駐車場のイメージが変わってくるかも知れません。
□来客用駐車場の有無は?

来客が多い家庭なら、マンションに来客用駐車場があると安心です。
来客用駐車場を利用するときの申込み方法や利用料金、精算方法といったルールについても併せて確認しておきましょう。
□近隣の月極駐車場を探すときは?

設置台数の少ない新築マンションで、既に区画が埋まっている場合は、ひとまず販売会社の営業スタッフに相談してみましょう。近隣の月極駐車場を教えてくれる場合があります。
自分で探す場合は、実際にマンション周辺を歩いてみる方法がおすすめです。自分の目と足を使って駐車場を確認できるので、まわりの道路状況や区画の広さ、移動にかかる距離と時間などが分かります。なお、車庫証明を申請する際の条件として、自宅と駐車場までの直線距離が2km以内であることが車庫法で定められています(※軽自動車の車庫証明が不要という地域もあります)。
まとめると…
駐車場選びの失敗を防ぐために、購入前にしっかりチェック!

マンションの立地や間取りがそれぞれ異なるように、駐車場の制限やルールもいろいろです。きちんとチェックせずに購入すると、最悪の場合、マイカーを手放すか、マンション駐車場をあきらめるしかない…といった結果になってしまうかも知れません。事前に駐車場に関する情報を集めて、納得のいく物件を選びたいものですね。
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最終更新日 2026年5月19日

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