パパの育休取得率はどれくらい?気になるその理由に迫る!

2021年9月30日

厚生労働省の発表によると、2020年度の父親の育休取得率は12.65%で過去最高でした。平成22年度からは男性の育児休暇取得促進事業として「イクメンプロジェクト」も実施されていますよね。実際、父親の育休取得率は年々上昇傾向にあります。そこで、今回は2017年度以降にお子様が生まれたパパに、育休を取得したかどうかについてアンケートをとってみました。

【2017年以降にお子様が生まれた男性の方へ】 お子様が生まれて、育休を取得したことがありますか?

【回答数】
取得したことがある:10
取得したことはない:53

パパの育休取得は難しい?制度があっても利用しづらい環境

アンケートの結果、「取得したことはない」が53人で、圧倒的に多い結果になりました。

・まだまだ男性の育休取得には理解がない世の中です。私の勤め先も例外ではありませんでした…。(20代/男性/正社員)

・私が勤務している会社では、育休を取得した男性社員のほとんどが部署異動になっています。私は異動したくなかったので、育休を取得しませんでした。(40代/男性/正社員)

・自分がわざわざ取得しなくても家族などが面倒を見てくれる環境が整っていた(30代/男性/パート・アルバイト)

自分の意思で「育休を取得しなかった」というよりは「取得できる環境ではなかった」という意見が全体的に多いようです。職場の人員不足や育休制度が整ってはいるものの、上司や同僚から理解を得ることができないために申請したくてもできない環境であることがうかがえます。また、パパが育休をしなくても、ママ側でしっかりサポートをしてもらう環境に恵まれていたからという理由で取得しなかったケースもありました。

育休取得でママの負担が軽く!取得に対する満足度も高い結果に

「取得したことがある」と回答した人はわずか10人という結果でした。ただ、取得したパパからはポジティブな声が多く寄せられています。

・育児は想像以上に大変であり、妻の負担を減らすため取得しました。また、夫婦間のコミュニケーションが取れ、子育てに対しての共通認識を持つことができ、とても良い機会になりました。(30代/男性/正社員)

・今年の8月下旬に第一子が生まれ、9月から3カ月間の育休を頂きました。私と妻は関西と東北に実家があり、なかなか親からの支援が受けられない状態でしたので産後の妻の負担軽減のため、育休は大変助かりました。私達のような核家族には、両親の育休が義務になるような法改正ができたらいいなと今回の経験で思いました。(20代/男性/正社員)

・取得をしましたが、会社の反応はあまりよくありませんでしたのでいい思いがありません(40代/男性/正社員)

育休取得の理由は「産後のママのケアやサポートをするため」というものが多く、仕事に行きながらサポートをするよりも手助けできたという充実感や高い満足度を得ているパパも少なくないようですね。ただ、育休の取得はできたものの、職場の理解を得ることができていない状態だったため、復帰後に気まずい思いをしたという意見も見られました。

企業の育休に対する理解度の向上が今後の課題

今回のアンケートの結果で、企業に育休制度が取り入れられていても、上司や同僚からの理解を得ることが困難な環境が多いことがわかりました。職場にいづらくなったり、部署移動になる恐怖を感じたりとネガティブな要素が多いことから「申請したくてもできない」というパパの葛藤がうかがえます。ただ、育休を取得できたパパからは、産後のママをサポートできたことでママの回復がしっかりできたという前向きな声も寄せられました。政府は男性の育休取得率13%を目標としており、大きな問題になっている職場の育休に対する理解を深めることが今後の課題になりそうです。

■調査地域:全国
■調査対象:【性別】男性 【年齢】20 – 29 30 – 39 40 – 49 50 – 59
■調査期間:2021年09月09日~2021年09月23日
■有効回答数:63サンプル
【2017年以降にお子様が生まれた男性の方へ】 お子様が生まれて、育休を取得したことがありますか?

【取得したことがある】

・子育ての大変さを痛感しました。妻に感謝し切れない感情になりました。(30代/男性/個人事業主)

・今年の8月下旬に第一子が生まれ、9月から3ヶ月間の育休を頂きました。
私と妻は関西と東北に実家があり、なかなか親からの支援が受けられない状態でしたので産後の妻の負担軽減のため
育休は大変助かりました。私達のような核家族には両親の育休が義務になるような法改正ができたらいいなと今回の経験で思いました。(20代/男性/正社員)

・取得をしましたが会社の反応はあまりよくありませんでしたのでいい思いがありません(40代/男性/正社員)

・育児は想像以上に大変であり、妻の負担を減らすため取得しました。
また夫婦間のコミュニケーションが取れ、子育てに対しての共通認識を持つことができとても良い機会になりました。(30代/男性/正社員)

・会社として育休制度を推奨しているため、
事実上は強制のようなものでした。
自分でも申請していたので丁度良かったです。(40代/男性/正社員)

・育児休暇を5か月取得しましたが、取得して良かったというのが感想です。
なぜなら、出産後の嫁のケア・育児に専念できるからです。
出産届けの提出、出産祝いのお祝い返し、保険の加入など、多くの決め事があります。
仕事をしながらだと、自分のことでいっぱいになっているのに周りのことをやらなくてはならなくなります。(20代/男性/個人事業主)

・1週間と短期間となりますが、初めての子どものお迎えから必要なものの準備まで、また幸せな時間として過ごすことができました。(30代/男性/派遣社員)

・自営業、自由業なので、休みの取り方は自由です。
それよりも仕事が欲しいです。(40代/男性/個人事業主)

・とりあえず出産と同時に育休をとってみたが、期間がもっと長かったら良かったのになと思う(40代/男性/正社員)

・育休取得日は1週間です。私と妻、子供2人の4人家族です。2人目の子供が生まれたとき、妻は帝王切開での出産となっていた為、仕事を休んでいた一週間は家事育児と、夕方になると病院へ妻の面会に行っていました。妻がいないと生活に関わることは全てやらなければならいので、育休は取得するべきだと思います。(30代/男性/正社員)

【取得したことはない】

・まだ自分の子を授かった経験がないため、取得資格を得ていないから。(20代/男性/無職)

・なかなか休み辛い感じ。男はまだまだ仕事をやっていろ!という風潮があるので、なかなか休めない。(30代/男性/正社員)

・金銭面が最も大きな理由です。
私が育休を取って育児休業給付金を受け取った場合、普通に働いた場合の70%〜50%の収入になってしまうため、生活が経ち行かなくなるためです。(30代/男性/正社員)

・制度として育児休暇はありますが、無休であり、かつ部署内に代わりをお願いできる人がいないため。(30代/男性/正社員)

・妻がほとんどやってくれたので、育休を取得する必要がありませんでした。(40代/男性/正社員)

・職場で取得実績がないため、休みを取得した際の業務の引継ぎや職場復帰した際の申し送りをしてもらう環境が整備されていないため。(40代/男性/正社員)

・妻の実家の祖父母が全面的に育児協力してくれたので、仕事に専念できました。有休等で十分育児手伝いをまかなえました。(40代/男性/正社員)

・妻が育休をしており2人揃って育休を取得する必要性がなかったこと、育休を取得すると金銭的に生活が厳しくなることから育休を取得しませんでした。(20代/男性/正社員)

・お恥ずかしながらですが、丁度 転職活動中でしたので育休を取得する事がありませんでした。(40代/男性/正社員)

・理由としては職場が忙しかったため、人手が足りなくなってしまうことと、雰囲気的に取れる雰囲気出なかったことです。(20代/男性/無職)

・取得しなかった子供が生まれてないためです・・・・・・・・・・・。(30代/男性/個人事業主)

・①育児休業を取得すると収入が減ることに抵抗があったため。
②妻が育児休業を取得したため。
③両親と義両親の協力が得られたため。(40代/男性/正社員)

・親と暮らしており、子供の面倒を見ている方々がいたので、育休はとらず、仕事に専念しました!(30代/男性/正社員)

・仕事で取得する余裕がなかったので、どうしても取得できなかった。(40代/男性/正社員)

・男性が育休を取得できる職場環境ではないこと。また、育休を取得することで出世に不利になる可能性が高かったことから断念。できれば取得したかった。(30代/男性/正社員)

・私が育休を取得しなかった理由は、収入面にあります。
妻とは職場で出会いました。妻が産休、育休と休暇に入ってしまい私も育休を取得してしまうと、収入的に生活できなくなってしまうので育休は取得しませんでした。(20代/男性/正社員)

・当時の勤務先では育休の制度が無く、育児を優先するなら仕事を辞めるように言われたので休まずに仕事に出ました。(40代/男性/無職)

・勤務している会社に育休の制度がなかったことと、義実家の協力が得られたため。(40代/男性/正社員)

・未婚のため子供がおらず、育休の取得も知らない状態です。
将来子供に恵まれたら育休取得したいですね(20代/男性/学生)

・会社員生活10年目を迎えたサラリーマンですが、職場環境はよいものの、家庭環境に恵まれており取得するきっかけを見出すことができなかったため。(20代/男性/正社員)

・会社の業務が大変立て込んでおり、どうしてもプロジェクトを抜けることが出来なかったからです。(40代/男性/正社員)

・会社で育児休暇を取得するといかにも自分達の幸せをアピールしているようで結婚したくても出来ない独身者に申し訳ないから。(40代/男性/正社員)

・管理職関係の仕事であるため、育児休暇を取得することができなかった。(20代/男性/正社員)

・子供はいませんので、取得したことはありません。子供がいたら取得します。(40代/男性/無職)

・有休を消化したり、育児には周囲のサポートがあったりして乗り切ることができたため。(20代/男性/無職)

・職場の人が足りなく、育休を取ることで仕事が回らなくなると上司から言われたため。(20代/男性/パート・アルバイト)

・育休の取得を上司に相談したところ、「扱いがわからない」とのことで有耶無耶になった為。
当時社内で育休取得をした男性社員がいなかった為、会社としてもどうすればよいかわからなかったとのことです。(30代/男性/個人事業主)

・自営業のため長い期間の休暇が取ることができなかったので、隙間時間に子育てをしています。(40代/男性/個人事業主)

・取得しなかった理由は2つです。
1.会社が忙しく育休を取得できる環境ではなかった。
2.近所に嫁の実家があったので義理の母に面倒をみてもらっていた。(50代/男性/正社員)

・会社に育休制度はあるのですが、仕事が忙しく1日でも現場を離れるのは無責任に感じたから。(50代/男性/個人事業主)

・私が勤務している会社では、育休を取得した男性社員のほとんどが部署異動になっています。私は異動したくなかったので、育休を取得しませんでした。(40代/男性/正社員)

・コロナの影響もあり、人員が削減されていったため、休みを取ると復帰が難しいと思ったから。(40代/男性/正社員)

・自分がわざわざ取得しなくても家族などが面倒を見てくれる環境が整っていた(30代/男性/パート・アルバイト)

・勤務内容上、育休取得が認められていないので。その代わり、必要に応じて時短勤務などをすることができ、育児協力に支障はなかった(40代/男性/正社員)

・まだまだ男性の育休取得には理解がない世の中です。
私の勤め先も例外ではありませんでした・・・・。(20代/男性/正社員)

・職場で育休という制度があるというのを知らなかった。周りの同僚たちにも育休を取得している人はいなかった。(30代/男性/正社員)

・仕事が忙しくて、仕事が溜まり逆に負担となるためです。頼みにくいからでもあります。(40代/男性/正社員)

・昨年子供が生まれましたが、ちょうどリモートワークと重なり、育休を取得せずに育児と仕事を何とか両立させることができました。(40代/男性/正社員)

・仕事が忙しく、取ろうと思ってもなかなか状況が許さなかったので。取れなかった。(40代/男性/個人事業主)

・2017年12月に子どもが産まれました。当時は妻が仕事をしていなかったため、育休を取る必要もありませんでしたし、やはり当時は周りでも育休を取得する男性はいませんでした。(40代/男性/正社員)

・僕は去年娘が生まれました。今年で1歳になります。嫁が仕事をしていなかったため、育休を取ることはなかったです。ですが、なるべく早く仕事は帰ったりして、嫁と娘に負担がかからないようにしました。これからも、育児頑張りたいと思います。(20代/男性/個人事業主)

・デザインや機能の改善をしたいという場合にも大きなメリットになります。(50代/男性/正社員)

・こどもは2016年に生まれました 周りの環境がそういった育休のとれる環境ではなかったため(30代/男性/正社員)

・会社に育児休暇制度がないため育休を取得することができませんでした。(20代/男性/正社員)

・育休を取らなかった理由は大きく二つあります。
一つ目は奥さんが育休を取れる環境であったため、育休を取らなかったということ。
二つ目は職場が未だに男性が育休を取ることを推奨しておらず、育休を取る事が出来なかったこと。(20代/男性/正社員)

・小さな会社なので人員が足りず、育児休暇を取得するのが難しい環境です。(40代/男性/無職)

・仕事内容とスタッフの人数により休める環境ではなかったので育休は取得できなかった。(30代/男性/無職)

・会社に相談したところ、育休を取得しようと考えていた期間が短かったため、有給消化で対応した方が給与的に有利であると説明され、それに同意した。(30代/男性/正社員)

・職場に育児休暇を希望したが「男性の育児休暇は前例がないため認められない。」といわれた。違和感、不公平感を感じたが担当者に強くは言えなかった。(40代/男性/正社員)

・ 当時は、会社の方針により、勤務時間が8時から16時までと決まっていた関係で、育児の時間が確保できていたため。(30代/男性/正社員)

・妻の母親が自宅近くに住んでおり、育児や家事の手伝いを積極的に補助してくれたため。(30代/男性/個人事業主)

・取得したかったのですが、会社で嫌な顔をされてしまい、取れなかった(30代/男性/正社員)


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