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2016年6月30日 更新

害虫の特徴と対策
ノミ類

国内では、人や動物に寄生するノミのほとんどがネコノミと呼ばれるもの。ネコノミは体長1~3ミリで赤褐色をしており、ペットの寝床やチリのたまる場所で繁殖します。
なお、名前は「ネコノミ」でも、ネコだけでなく人、イヌ、ネズミなどにも寄生します。

発生時期
夏に多く被害が発生しますが、エアコンの効いた屋内では1年中活動しています。成虫の寿命は2~3ヶ月とされています。
発生場所
幼虫はチリのたまりやすい畳・じゅうたんの下、ソファや家具の隅、ペットの寝床などに発生し、成虫になると人や動物に寄生します。ペットを飼っている家庭ではノミの被害が比較的起こりやすくなります。
主な被害
ノミは人や動物に寄生して吸血する「衛生害虫」です。刺されたほうは思わずかきむしりたくなるほどひどい痒みが数日間続きます。刺されたあとが赤いブツブツした水ぶくれになることもあります。

ノミに刺されたら(応急処置)

  • 刺された場所に、ステロイドを含む市販の虫さされの薬を塗布します。けれどもノミの痒みは強烈なので、市販薬では痒みがおさまらないことも。
    できれば皮膚科を受診してステロイドの塗り薬や抗ヒスタミンの飲み薬などを処方してもらいましょう。

正しい駆除方法

  • ノミ用の殺虫剤を散布する

ノミ用の殺虫剤の多くは粉状で、畳・じゅうたんの下やペットの寝床などに散布します

  • 燻煙(くんえん)剤を使う

見えにくいソファや家具の隅などにまで潜むノミを駆除するには、燻煙剤を使って部屋全体に殺虫成分を拡散するのもおすすめです。

日頃の予防策

  • 定期的に掃除を

チリのたまりやすい畳・じゅうたんの下、ソファや家具の隅などを定期的に掃除してノミやフンを吸いとります。

  • カーテンと窓を開ける

ノミは乾燥に弱いため、日当たりと風通しのよい場所を嫌います。天気のよい日は、カーテンと窓を開けて室内に日光と風を取り入れましょう。

  • ペットのケアも大切

ペットを飼っている家庭では、ペットの寝床やペットがよくいる場所に定期的に掃除機をかけ、ノミとりシャンプーを使ってノミを洗い流しましょう。専用の「ノミとりぐし」でのブラッシングもノミの発生・防止に役立ちます。

※市販の殺虫剤を使用する場合は、使用前に商品説明書を確認の上、正しく使用しましょう。

ノミに狙われやすい野良ネコに注意!

ノミは主に野良ネコに寄生しており、野良ネコから飼いネコ→人についたり、野良ネコをさわった人に直接ついたりします。なるべく野良ネコを家の敷地内に侵入させない対策を行い、野外で野良ネコをさわるのは控えましょう。

※野良ネコの侵入対策については「害獣(野良ネコ)対策のポイント」で詳しく紹介します。