2018年2月7日 更新
暮らしを便利で快適にしてくれる、人気の設備を一挙紹介。
家族構成やライフスタイルに応じて、お気に入りを見つけてくださいね。
高気密・高断熱化が進む現代の住宅では24時間換気を行う換気装置の設置が義務づけられていますが、全館空調システムでは1台で24時間の換気と冷暖房の両方を行う機器を設置し、屋根裏や壁の間に通したダクトから全館に新鮮な空気を送って、一定の心地よい室温を維持します。
全館空調を採用することで、各部屋に換気装置やエアコンを設置する必要がなくなり、見た目もスッキリ。また、室内と廊下の温度差もなくなるなど、家中で快適な温度をキープできます。
床暖房は、冬の冷えた足元を床からじんわり温めてくれるだけでなく、温まった床の熱が壁や天井に吸収され、その熱がさらに室内に放射される輻射熱の効果により部屋全体がポカポカと温まります。
ガスなどを使って温めた温水を床下のパイプから循環させる温水式と、床材に内蔵した電気ヒーターで温める電気式の2タイプがあり、設置面積や使う時間などに応じて選択します。
エコ燃料である薪を燃焼させる薪ストーブ。ストーブの中で揺らめく炎がもたらす温かさと豊かな情緒が話題を呼び、近年人気が急上昇中の暖房機器です。
薪の入手先や保管場所を確保したり、火おこしや火力調整の際にコツが要るなど、一般的な灯油や電気の暖房機器より手間がかかりますが、燃焼効率が高く、調理器具として使うこともできるなど魅力がいっぱい。また、薪よりも入手しやすいペレット(木を砕いて小さく成形したもの)を燃料とするペレットストーブもあります。
屋根などに搭載した太陽光パネルで太陽光のエネルギーを受けて、電気に替える仕組みです。
太陽光発電システムは、無尽蔵に地球に降り注ぐ太陽光のエネルギーを利用し、発電時にも二酸化炭素を排出しないエコな発電方法です。発電できない夜間や雨の日には電力会社から電気を買うことになりますが、日中に発電して余った電気は電力会社に買い取ってもらうこともできる(※)ため、電気代の節約効果も期待できます。
※電気の買い取り価格は毎年変わります。詳しくは経済産業省資源エネルギー庁のWEBサイトをチェックしてください。
キッチンやお風呂のお湯をつくる時に、少ないエネルギーでお湯を沸かす給湯器のことを高効率給湯器といい、エコキュート、エコジョーズ、エネファームなどの選択肢があります。
もともお湯を沸かすには多くのエネルギーが必要で、家庭におけるエネルギー消費量の約3割を占めるほどですが、高効率給湯器を使用することでムリなく省エネや光熱費の削減につながります。
名称 | 使用する燃料 | |
---|---|---|
エコキュート | 電気 | 空気の熱を利用してお湯を沸かすヒートポンプ式の給湯器。消費エネルギーの約3倍もの熱をつくりだせます。 |
エコジョーズ | ガス | ガス湯沸かし器の排熱を回収することで、少ないガス量で効率よくお湯を沸かします。 |
エネファーム | ガス | ガスから取り出した水素を空気と反応させて電気をつくりだす発電装置。発電中に発生する熱を利用してお湯を沸かします。 |
家の中に設置したモニターで玄関前や訪問客のようすをチェックできるTVドアホンは、家庭のセキュリティ強化に欠かせないと人気の設備。最近では多機能化が進み、自動録画機能で留守中の訪問客を確認したり、スマートフォンと連動して外出先でも訪問客の対応が可能になるなど、さらに使い勝手が向上しています。
24時間いつでも荷物の発送・受け取りができる便利な宅配ボックス。かつてはマンションの設備というイメージがありましたが、最近は戸建て用の宅配ボックスが数多く登場しています。ワイヤーロックなどで固定する持ち運び可能な簡易タイプもあれば、エクステリアの一部として玄関まわりに埋め込んでおく商品や、門柱と一体になった商品などもあり、色やサイズ、デザインのバリエーションも豊富です。
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