2013年6月6日 更新

私たちは、食事や睡眠の時間を合わせると1日の約半分を自宅で過ごしています。つまりその分だけ、家の中で災害に遭う割合が高いと言えます。いざと言う時に自分と家族を守ってくれる「災害に強い家」とは、どんな住宅なのでしょうか?
少し前までの家づくり・家えらびと言えば「駅やスーパーに近い便利な立地」「見晴らしの良いタワーマンションの高層階などが人気でしたが、最近はこれらの基準に加えて「災害に強い家」を求める声が高まっています。そのきっかけは、やはり2011年3月に起きた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)でしょう。
2012年9月段階の消防庁の発表によると、この震災の建物被害は全壊・半壊を合わせると39万戸以上にも上っています。地震後の津波被害もさることながら、倒壊した建物や家具の下敷きになったり、停電や断水でライフラインが寸断されて不便な生活を余技なくされたりするなど、自然災害の恐ろしさを痛感するとともに、マイホームへの安全性を見直す一歩となりました。

「地震をはじめ、火災、台風などさまざまな災害に強い家に住みたい」──そう願いつつも、災害から我が家を守るために具体的にどうすれば良いか、分からない方も多いのではないでしょうか?
それもそのはずです。どんなに安全と言われたところで、地盤や建物の構造などを自分の目で見て確かめるのには限界がありますから、文字通り「何が起こるか分からない」のです。
とは言っても対策がない訳ではありません。まずは自分に降りかかる災害の可能性を考え、災害に強い家とは何か、正しい知識を“知る”こと。
そして、建物や内部の安全性を“高める”行動力と、日頃から災害に対して“備える”心構えが必要です。
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最終更新日 2025年12月8日

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