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2015年12月25日 更新

クリーンディーゼル車(CDV)

ディーゼルエンジンの燃費の良さを生かして、走行時の排気ガスの排出を少なくした新しいタイプのディーゼル車が、クリーンディーゼル車です。
クリーンディーゼル車は日本では数が少ないものの、ディーゼル車が比較的多いヨーロッパではポピュラーなエコカーです。略称はCDV(Clean Diesel Vehicle)です。

車を動かす仕組みは?

クリーンディーゼル車を動かす仕組みは、一般的なディーゼル車と変わりません。燃料をエンジンで燃焼させ、その動きを調整装置でコントロールしつつタイヤを回転させます。
さらに燃料の燃焼時に発生する有害物質を含む排気ガスをうまく処理して浄化するために、最新の排気システムが備わっています。

エンジン

クリーンディーゼル車を動かす仕組みは、一般的なディーゼル車と変わりません。燃料をエンジンで燃焼させ、その動きを調整装置でコントロールしつつタイヤを回転させます。
さらに燃料の燃焼時に発生する有害物質を含む排気ガスをうまく処理して浄化するために、最新の排気システムが備わっています。

燃料タンク

燃料の軽油を蓄えます。

排気システム

排気ガスに含まれる有害物質を無害なものに変えて車外に排出する装置です。一般的なディーゼル車の排気システムも、近年は環境基準をクリアして有害物質が少なくなっていますが、クリーンディーゼル車の場合は、より厳しい基準をクリアした排気システムを採用しています。

クリーンディーゼル車のエコ

すぐれた燃費と排気システム ディーゼル車は同排気量のガソリン車より燃費にすぐれているため走行時に排出されるCO2の量が比較的少ないのが特徴で、地球温暖化の防止につながると考えられています。
けれども一方でガソリン車より排気ガスの対策が遅れていたために、排気ガスの汚れがひどく、大気汚染の原因となることが指摘されていました。
この排気ガスの対策を徹底した車がクリーンディーゼル車です。クリーンディーゼル車は、排気ガスに含まれる有害物質を無害化するなどして環境に配慮したエコカーになっています。

そのほかの特徴

加速がよい

クリーンディーゼル車のエンジンは同排気量のガソリン車と比べて力強く、加速がよいため運転しやすくなっています。
この排気ガスの対策を徹底した車がクリーンディーゼル車です。クリーンディーゼル車は、排気ガスに含まれる有害物質を無害化するなどして環境に配慮したエコカーになっています。

エンジン音が静か

ディーゼル車はガソリン車よりもエンジン音が大きいのですが、クリーンディーゼル車なら音が小さくなる排気システムを採用しているのでディーゼル車よりも音が気になりません。

燃料費が経済的

ディーゼル車の燃料である軽油はガソリンより安く、さらに燃費が良いので燃料費が割安になります。

クリーンディーゼル車の問題点

ディーゼル車に対するイメージ

ヨーロッパでは比較的人気のあるクリーンディーゼル車ですが、日本においてディーゼル車はトラックやバスなど業務用車のイメージが強く、また排気ガスが汚れている印象もあって乗用車としての人気はあまり高いとは言えません。実際に日本で販売されているクリーンディーゼル車の車種は、ヨーロッパなどと比較するととても少ないのが現状です。

販売価格

日本ではディーゼル車の排気ガスなどに対する環境基準が厳しく、その基準を満たすためには高い技術が必要となることから、クリーンディーゼル車の販売価格は同排気量のエンジン車と比較するとどうしても高くなりがちです。ただし販売価格が高くても燃料費が安いというメリットがあるので、今後、技術の進歩により販売価格が安くなれば、クリーンディーゼル車の注目度がさらに高まるかも知れません。

クリーンディーゼル車の補助制度について

クリーンディーゼル車などのエコカーの普及を後押しするために、政府は燃料電池車の自動車重量税・取得税の全額免除と自動車税の軽減措置を実施しています。ほかにも地方自治体によっては独自に補助制度を設けていることもあります。