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見積もりから荷造りまで! 引越しQ&A

2023年8月23日 更新
見積もりから荷造りまで! 引越しQ&A

慣れない引越しは不安が多く、業者選びや段取りについて悩んでしまいがち。そこで、「引越し料金を安くするには?」「上手に荷造りするコツは?」など、引越し準備にまつわるアレコレをQ&Aで解説します。疑問を解消して、安心して引越しに臨みましょう。

Q.訪問見積もりって本当に必要?

A.正確な費用を見積もりやすく、トラブルや追加料金の発生を防ぐ効果あり!

A.正確な費用を見積もりやすく、トラブルや追加料金の発生を防ぐ効果あり!

引越しの見積もりは、オンラインや電話のみで費用を見積もる方法もあれば、引越し業者の担当スタッフが直接自宅を訪問して、荷物量などを確認した上で見積もりを提示する方法もあります。
荷物の少ない単身者の引越しならオンラインや電話での見積もりでもOKですが、荷物が多い場合(目安は2K以上)は、訪問見積もりを行うのが一般的です。

・訪問見積もりのメリット

訪問見積もりでは、実際に運ぶ荷物や、輸送用のトラックが出入りする道路幅、必要な作業スペースなどをスタッフが直接確認するため、適切なサイズのトラックを手配できるなど、正確な費用を算出しやすくなります。
さらに家具などの梱包の有無、エアコンや洗濯機の取り付け工事など各種オプションサービスについても細かく打ち合わせできるので、行き違いによるトラブルの防止にもなります。

・訪問見積もりで確認しておきたいことは?

見積もりに含まれる作業やサービス内容は、業者によってまちまちです。知らずに契約を結んで、後から追加料金が発生した…なんてことがないよう、以下の項目を確認しておきましょう。

□自分たちで荷造りをする範囲は?

自分たちで荷造りをする範囲は?

引越し当日にスタッフが大型の家具・家電を梱包してくれたり、タンスのサイズによっては中に衣類を入れたままの輸送がOKということも。
このほか、荷物の一部や全部をスタッフが箱詰めしてくれるオプションサービスを用意している業者もあります。

□輸送できないものなどはある?

輸送できないものなどはある?

犬・猫・小鳥などのペット、プランターや鉢植えの植物、現金・印鑑・通帳などの貴重品、火薬などの危険物などは、引越し業者に運んでもらえません。
上記以外の荷物も、業者によっては輸送を断られるなど、対応が異なる場合があるので確認が必要です。

□プランには含まれないオプションは?

プランには含まれないオプションは?

エアコンや洗濯機、アンテナなどの取り付け工事、車やオートバイの輸送、ピアノの輸送、美術品・骨とう品の輸送などは通常のプランに含まれず、オプションとなります。
こういった荷物がある場合は、訪問見積もり時にオプションの範囲や料金について確認しましょう。

□段ボールなど、もらえる梱包資材の量

段ボールなど、もらえる梱包資材の量

引越し契約を結ぶと、業者から荷造りに必要な段ボールやガムテープなどの資材を提供してもらえます。これらの資材はプランに含まれている場合がほとんどですが、もらえる個数はプランごとに異なるため、訪問見積もり時に確認しておきましょう。
また、引越し後の段ボール回収は可能か、可能なら有料か無料かも聞いておくと安心です。

□料金の支払い方法とタイミング

料金の支払い方法とタイミング

基本は引越し当日の現金支払いですが、クレジットカードや銀行振り込みに対応している業者もあります。その業者が対応する支払方法を確認し、支払いのタイミングについても確認しておきます。

Q.引越し料金をお得にするには?

A.引越しのタイミングや荷物量を工夫すれば安くなる可能性が!

A.引越しのタイミングや荷物量を工夫すれば安くなる可能性が!

引越しを業者に依頼したいけれど、費用面が心配…。そんなときは、次のようなポイントに注目して、引越しの費用を節約しましょう。

・相見積もりをとる

相見積もりをとる

「相見積もり」とは、複数の業者から見積もりをとって比較すること。見積もりをとるのが1社だけだと、提示された金額が妥当かどうか分かりませんが、相見積もりをとれば大体の料金の相場が分かるので、高掴みを防ぐことができます。
見積もりをチェックするときは、料金はもちろん、作業やサービスの内容もよく見て比較・検討しましょう。

・繁忙期を避ける

繁忙期を避ける

同じ業者でも、引越しを依頼する時期や曜日によって料金が変わってきます。
繁忙期の3~4月はトラックや人手が不足しやすいため、通常期よりも引越し料金が高く設定されます。また、月末の土日や祝日の料金も高くなります。
引越しの日程は、仕事や学校などの事情で動かせないことも多いのですが、料金を抑えたいなら、繁忙期や月末の土日祝日を避けて日程を組むことをおすすめします。

・午後便やフリー便を選ぶ

午後便やフリー便を選ぶ

引越しの時間帯は、その開始時間によって「午前便」「午後便」「フリー便」の3つがあります。 人気の高い午前開始の「午前便」よりも、午後開始の「午後便」は料金が割安になり、時間帯を指定しない「フリー便」だとさらに安くなります。 ちなみに「フリー便」であっても、前日の夕方までには開始時間を教えてもらえる場合がほとんどですので、時間に余裕のある人や、近距離の引越しの人は検討してみましょう。

・なるべく荷物量を減らす

なるべく荷物量を減らす

見積もりの際、業者は新居に持って行く荷物量をもとに必要なトラックのサイズと作業スタッフの人数を割り出し、料金を見積もります。
荷物量が少ないほど、トラックや作業スタッフにかかる費用を抑えられるので、不用品があれば引越し前に処分するようにして、費用を節約しましょう。
また、引越し業者によっては、荷物の輸送だけでなく荷造り・荷ほどきまでおまかせできるプランがありますが、このようなプランは他より料金が高くなります。少しでも安く引越しするなら、荷造り・荷ほどきは自分たちで行いましょう。

Q.新築マンションの「一斉入居」って?

A.幹事会社が引越しのスケジュールなどを管理する入居方法

A.幹事会社が引越しのスケジュールなどを管理する入居方法

「一斉入居」とは、新築マンションが入居を開始する際、「幹事会社」と呼ばれる特定の引越し業者が全体を取りまとめる方法です。
新築マンションは引越しが集中するため、各世帯が好き勝手に入居すると周辺道路が渋滞したり、マンション内でも荷物の搬入が困難になったりと、トラブルが生じるおそれがあります。
そこで、マンション販売会社の指定を受けた幹事会社が各世帯の引越し日を調整したり、引越し当日の搬入経路の確保、共用部の養生、エレベーターの管理などを行ったりして、引越しがスムーズに進むよう取り計らいます。

・引越しは指定された日時に

引越しは指定された日時に

一斉入居では、幹事会社が各世帯に引越し希望日のアンケートを送付し、その回答をもとに引越し日を指定します。希望者の多い土日などは抽選となることがあり、必ずしも希望通りの日時に引越しできるとは限りません。
また、マンションに荷物を搬入する作業時間帯も指定があります。目安は約2~3時間ですが、中には時間帯の指定がなく、先着順で搬入するケースもあります。

・別の業者に引越しを依頼してもOK

別の業者に引越しを依頼してもOK

幹事会社だからといって引越し契約が必須という訳ではないので、別の業者に依頼しても大丈夫。ただし、一斉入居は引越し日や搬入作業時間、搬入の際のルールなどが細かく決まっているため、見積もりの際は一斉入居であることを伝え、対応が可能かどうか確認しましょう。

Q.上手に荷造りをするコツは?

A.箱詰めをする順番や、段ボールの使い分けをすると効率的!

A.箱詰めをする順番や、段ボールの使い分けをすると効率的!

引越しの中でも、特に時間と手間がかかる荷造り作業。荷造りの基本的なテクニックを押さえて、効率よく作業を進めましょう。

・すぐ使わないものから箱詰め開始

すぐ使わないものから箱詰め開始

荷造りをするときは、シーズンオフの衣類や靴、買い置きしている日用品、書籍やDVD、アルバム類など、すぐには使わないもの、使用頻度の低いものから着手するのが基本。
食器や調理器具、洗剤などの日用品も、最低限のものだけを残して箱詰めしていきましょう。

・普段使いのものは1週間くらい前から箱詰めする

普段使いのものは1週間くらい前から箱詰めする

旧居でまだ使うかも知れないものは一旦箱に詰めた後、蓋をせずに手元に置いておきます。
引越し当日まで使用するものや、引越し先ですぐ必要になるトイレットペーパー・タオル類・洗面道具などの生活用品、リモコン・ケーブル類などをそれぞれ段ボールにまとめて、段ボールに赤マジックなどで目立つようにしておくと、新居ですぐに取り出せるので便利です。

・場所別・重量別に段ボールを使い分ける

場所別・重量別に段ボールを使い分ける

荷物を箱詰めするときは、「リビング」「キッチンの棚」といったように、新居の同じ部屋・場所で使用するものを同じ段ボールに詰めると効率よく荷ほどきができます。
また、輸送時の破損や底抜けを防ぐために、本や食器などの重いもの、割れやすいものは小さな段ボールに、衣類などの軽いものは大きな段ボールに詰めましょう。
詰め終わったら、後から分かりやすいように段ボールの側面と天面に部屋名と品名をマジックで記入しておきます。

・食器や瓶など、詰め方に注意するものは?

食器や瓶など、詰め方に注意するものは?

食器は1つずつ新聞紙などで包み、茶碗やコップは伏せて、平皿は立てて入れます。輸送中に段ボールの中で食器同士がぶつかると破損のおそれがあるので、丸めた新聞紙やタオルなどを隙間に埋めておくのがコツです。
食器と同様に、調味料やお酒の瓶も1本ずつ新聞紙などで梱包して、段ボールの中に立てて入れましょう。使いかけの調味料などは蓋がゆるんで中身が漏れないように、ビニール袋に入れて口をしっかりと縛っておきます。

まとめると…まとめると…

引越し成功のカギを握るのは「効率」。全体の流れや作業のコツを押さえて段取りよく!

引越し成功のカギを握るのは「効率」。全体の流れや作業のコツを押さえて段取りよく!

引越しは準備や手続きが多くて大変ですが、引越し全体の流れや作業のコツを押さえることで、準備にかかる時間や手間を減らすことができます。引越しを効率よく進めて、楽しい新生活を迎えたいものですね。