加湿器だけではない!部屋を加湿するためのエコな乾燥対策3選

2018年1月19日

加湿器だけではない!部屋を加湿するためのエコな乾燥対策3選

秋から冬へと寒さが増していくに連れ、乾燥も気になる方は多いと思います。
空気が乾燥すると肌がカサカサするだけではなく、口や喉、鼻の粘膜も乾き、風邪やインフルエンザにかかりやすくなってしまいます。
ドアノブを触るたびにバチッときたり、着替えの時に髪を乱す静電気も無い方が快適です。
そこで、日々過ごす部屋の乾燥を防ぐために、おすすめのエコな乾燥対策を3つご紹介します。

一石二鳥!部屋干しで簡単加湿

いつもの家事を行うだけで加湿することができる便利な対策が「洗濯物の部屋干し」です。
日常の洗濯物を乾燥が気になる室内に干すだけで加湿効果に期待持てるだけではなく、場合によっては外干しよりも早く洗濯物を乾かすことも可能となります。
空気中に含むことができる水蒸気の量(飽和水蒸気量)は、気温に比例して多くなるため、気温が低い場合は外で干すよりも暖房を効かせてる室内の方が水分が蒸発しやすい環境になります。
乾燥した部屋に濡れた洗濯物を干せば、含まれている水分が空気中に排出されて洗濯物が乾き、同時に空気中には水分が多く含まれて加湿効果が高まるのです。
毎日、洗濯をしないけれども部屋の乾燥が気になるという人は、タオルなどを濡らしてハンガーなどに掛けて干しておくだけでも効果的があります。
また洗濯物や濡れタオルに扇風機などで風をあてるとさらに水分が蒸発しやすくなり加湿速度もアップします。

癒し効果もアップ!植物を置いて加湿対策を

部屋に観葉植物などを置くことで加湿効果が得られることもあります。
植物は水分を含んだ土から根を通して水分を吸い上げ、その水分を葉から蒸発させます。
そして、この蒸発した水分が空気中に広がることで、室内の乾燥した空気を潤します。
植物は自らが育ちやすい環境へと調整させる性質があり、そして多くの植物にとって快適な湿度は人にとっても快適な湿度です。
湿度が少ないと多く水分を蒸発させ、高い湿度の時は蒸発量を抑えるため、上手に使えば一定の湿度に保つことができるようになります。
どのような種類の植物でも加湿対策に有効ですが、主に葉から水分を蒸発させるため葉が大きめ植物の方が蒸発する水分量が増えるため乾燥対策に向いています。
ただし、せっかく置いても枯れてしまっては元も子もないため、初心者であれば比較的育てやすく手間のかからないポトスやガジュマル、モンステラといった植物がよいでしょう。
加湿効果に期待が持てるだけではなく、植物のグリーンによる視覚的な癒し効果を得ることもできます。

カビ対策にも!お風呂の湿気を利用した加湿対策

乾燥が気になる部屋とお風呂場が近い間取りであれば、お風呂場の湿度を利用して加湿対策をすることも可能です。
お風呂を利用した後、ドアを開けておくことにより、湿度の高いお風呂場から湿度の低い部屋へ湿気が流れていき、部屋の湿度が高まります。
特に乾燥している場合には有効的な方法ですが、そこまで乾燥していない時に行うと湿度が上がりすぎて室内のカビの原因になってしまうこともあるため注意して下さい。
乾燥の程度に合わせてお風呂場の扉を開ける時間を上手に調整するようにしましょう。
この方法では部屋の加湿効果とともに、お風呂場の湿度は下がるためカビ対策を兼ねることができす。
加湿器などの電化製品を利用する方法も便利ですが、まずは気軽にできるエコな方法から対策を取ってみることもおすすめです。