初心者も安心!戸建ての庭や、マンションやアパートのベランダで楽しむガーデニング入門

【戸建て】初めてのガーデニング

2022年8月1日 更新
【戸建て】初めてのガーデニング

ガーデニングをしたいけれど、どれから手を付けたらよいか分からない、きちんとお手入れができるか不安……そんな悩みを抱えている人も多いのでは。ガーデニングを始める前に、しっかり立てておきたい庭づくりのプランや、庭のお手入れをラクにするポイントについて紹介します。

まずは“理想の庭づくり”をプランニング

しっかりしたプランを立てれば全体のバランスがよくなる

ガーデニングで大切なのは、庭全体の統一感。庭づくりのプランを立てずに行き当たりばったりで庭づくりを進めてしまうと、庭全体のバランスが崩れてちぐはぐなイメージの庭になってしまいます。
そこで最初に、あなたや家族がどんな庭にしたいのか、しっかりとプランを固めましょう。具体的に考えておきたい項目は次のとおりです。

【庭づくりプランの項目】
  • ・つくりたい庭のイメージは?
  • ・庭をどのように使う?
  • ・地面の素材は?
  • ・日照と植栽プランは?
  • ・取り入れたいアイテムは?

庭づくりのプランを立てたら、庭の敷地の平面図をコピーして、その中に通路や植栽スペース、花壇、使いたいガーデンアイテムなどの配置を書きこんでいきましょう。実際に紙に書くことで完成時のイメージがつかみやすくなり、庭づくり作業の効率がアップします。

つくりたい庭のイメージは?

つくりたい庭のイメージは?

植物が主役のナチュラルガーデン、純和風の日本庭園、多肉植物や岩を組み合わせたドライガーデンなど、庭のスタイルはさまざま。ガーデニング雑誌やインターネットサイトなども参考にして、つくりたい庭のイメージを固めましょう。
“庭づくり”というと庭だけに着目しがちですが、建物とのバランスも考えておきたいもの。洋風の建物には洋風の庭、和風の建物には和風の庭にすると全体のまとまりやバランスがよく、住まいの印象がグンと引き立ちます。

庭をどのように使う?

庭をどのように使う?

「季節の花を愛でたい」「子どもの遊び場にしたい」など、庭をどのように使うかで庭づくりのプランも変わってきます。
植物を観賞するなら、リビングの窓やテラスなどから見えやすい場所に花壇や植栽を配置する、庭で子どもを遊ばせるなら、ぶつかると危険な尖ったもの、置き石のような硬いものは避けて芝生のスペースを広めに確保する、といったプランが考えられます。庭の使い方を明確にしてから、必要なガーデンアイテムやスペースを検討してください。

地面の素材は?

地面の素材は?

土部分に雑草が生えたり、雨でぬかるんだりするのを防ぐために、植物を植える場所以外の地面は、砂利や芝生、コンクリートなどの素材で土部分を覆いましょう。
地面の素材は庭の景観の広い部分を占めるため、どのような素材を使うかで、庭の印象は大きく変わります。
一つの素材を全面に敷き詰めるほかにも、異なる素材を組み合わせる、または庭のワンポイントとして使用することもできます。地面の素材については次のページ(【戸建て】ガーデニング材料や植物を選ぶ)で詳しく紹介します。

日照と植栽プランは?

日照と植栽プランは?

植物を植えるなら、庭の方角や日当たりを調べておきましょう。場所によっては、午前中は日当たりがよくても、午後には建物や塀の陰になることもあるので、1日の日照条件を把握することがポイントです。日当たりによって、花壇や植栽を配置する場所が決まってきます。
庭の日照条件に合う植物なら基本的にどれを選んでもOKですが、ガーデニング初心者ならお手入れがラクで、暑さや寒さに強い丈夫な植物がおすすめ。植物の選び方については次のページ(【戸建て】ガーデニング材料や植物を選ぶ)で詳しく紹介します。

取り入れたいアイテムは?

取り入れたいアイテムは?

テーブルやチェア、ウッドデッキ、フェンス、ラティス、ガーデンライトなど、お気に入りのガーデンアイテムがあれば、庭で過ごす時間がさらに楽しくなります。
庭の個性を演出するアクセサリーにもなるので、庭のイメージに合ったおしゃれなものを選びましょう。

ちょこっとメモ!ちょこっとメモ!

DIY? それともプロに依頼する? 両者のメリット・デメリットを比較

DIYで庭づくりをするメリットは、自分で選んだ材料を使って、理想がカタチになるまでじっくり取り組めること。時間や手間はかかりますが、仕上がったときの喜びも格別です。一方、プロに依頼する場合は、それなりに費用はかかるものの、庭づくりのプランから施工まですべておまかせできて、仕上がりもきれいです。
基本はDIYで行い、広い面積の整地やコンクリ敷設など大がかりな作業のみプロに依頼する…といったように使い分けてもよいでしょう。

お手入れをラクにするポイントは…

手間のかからない材料を選べば楽ちん!

手間のかからない材料を選べば楽ちん!

庭は「つくったら終わり」ではなく、植物の水やりや雑草取り、落ち葉掃きなど、定期的なお手入れやメンテナンスが必要です。無理なく楽しく、庭の景観を維持するためにも、なるべくお手入れの手間の少ない材料を選びましょう。
たとえば、天然芝は雑草取りや除草剤散布、肥料まきなどの手間がかかりますが、人工芝やタイルならメンテナンスフリー。フェンスや花壇などに使用する木材も天然のものではなく、コンクリート製や樹脂製の擬木(人工木材)を選べば害虫や腐敗の心配がありません。
ガーデニング材料は日夜進化を遂げており、お手入れをラクにする製品がどんどん登場しています。実店舗やインターネットで便利な材料がないかチェックしてみてください。

まとめると…まとめると…

庭づくりアイデアの引き出しを増やそう。材料や使い方の情報をチェック!

材料や使い方の情報をチェック!

お気に入りの植物を育てたり、休日のひとときを過ごす居心地のよい空間をつくったりして、理想をカタチにしていくのがガーデニングの醍醐味。庭づくりの材料や使い方の引き出しが多ければ多いほど、ガーデニングの可能性や楽しみは増えていくので、日頃からアンテナをはって情報を収集しましょう。