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2017年2月8日 更新

もしもトラブルが起こったら

他人と一緒に暮らしていると、どうしても大小のトラブルが起こりがち。
トラブルがこじれて大事にならいように、なるべく火種が小さいうちに対処したいものですね。ここではルームシェアで起こりやすいトラブルと対処法を紹介します。

ルームメイトと喧嘩をした!

ささいなことで誰かと喧嘩をして、人間関係が気まずくなってしまうことは誰にでもあります。ルームシェアで喧嘩をしてしまうと、喧嘩相手も同じ屋根の下にいるので、お互いになかなか冷静になれず、ヒートアップしてしまうデメリットがあります。

対処法は?

3人以上で暮らすルームシェアなら、喧嘩している当人以外の人が間に立って、うまく取り持ってくれるのは割とある話。第三者の客観的な意見を聞くことで、喧嘩をしている当人同士もスッと冷静になれるはずです。
2人だけのルームシェアの場合は、ひとまず冷却期間を置きましょう。どちらかが外出して気分転換をしたり、友人の家に外泊したり、物理的な距離をとるようにすれば落ち着きを取り戻せます。
できれば普段から、ルームメイトと離れて1人になれるカフェや公園などを探しておきましょう。集団生活でモヤモヤがたまった時などに、そこで過ごして気持ちを切り替えるようにするといいですね。

ルームシェアでは、自分とは違う価値観にいろいろ出会う場面があります。時にはイラッとすることもありますが、「価値観が違って当たり前」くらいに考えて、ゆるやかに過ごしましょう。

ルールを守らない住人がいる

掃除やゴミ出しの当番をすっぽかしたり、共同スペースの使い方が間違っていたり……。ルールを守らなかった理由にもよりますが、直してもらったほうがよいことがあれば、早めに本人に伝えましょう。

対処法は?

ルールを守らなかった理由が「うっかり忘れていた」のか、「ルールを勘違いしていた」だけなら、「昨日、燃えるゴミの日だったら代わりに出しておいたよー」など、普段の会話の流れでさりげなく伝えましょう。
ポイントは、気付いた時にすぐ、本人だけに軽い口調で伝えること。この方法なら、本人も「そうだ、つい忘れていた。次から気を付けるね」と、注意を受け入れやすくなります。

問題は、何度注意しても改善しない、または本人との仲がこじれて注意したくてもできないケース。他の住人にとってはつらいところですが、根気強く話し合っていくしかありません。
現実的な問題として、さまざまな住人とイザコザを起こしてはシェア解消を繰り返す「シェア難民」のような人も存在します。シェア生活の継続が難しいと判断したら、思いきってシェアを解消するのも一つの方法です。

物音や騒音が気になる!

ルームシェアでは、それぞれの住人の生活習慣の違いが、物音や騒音のトラブルを引き起こすケースが少なくありません。個室でのスマホの通話音や音楽、いびき、寝言、シャワーや炊事の音が気になることも。

対処法は?

個室で過ごす時は、ノイズキャンセリング機能のあるヘッドホンや耳栓などを使って外部からの物音をシャットアウトする人もいますが、できれば音を発している本人に苦情を伝えて、音を小さくしてもらいたいものです。

相手の気に障らないように音の苦情を伝えるには、自分が「怒っている」のではなく「困っている」ことを強調します。
例えば、夜中に隣室からテレビの音が漏れてきたら、わざとオーバーに困った表情を浮かべ、両手で「×」をつくったり、手を合わせて「お願い」ポーズをしたりして、「眠れませーん」「お静かに~」などと訴えます。ジェスチャーは少し大げさくらいのほうが、相手も笑顔で受け入れやすくなります。

ただし、テレビやオーディオの音漏れなどは苦情を伝えれば改善してもらえますが、いびきや寝言などの騒音は、本人もどうすることができないケースが多いものです。
その場合は、壁からベッドを離すか、壁際に本棚やタンスなどを置いて音を和らげるといった方法を試してみましょう。

仕事などの都合で当番ができない!

自治体によってゴミ出しのルールはまちまちですが、ゴミ出しは朝の決まった時間に行い、前日のゴミ出しは不可というところも多いのではないでしょうか。
そのような場合、例えばゴミ出し当番の前日にたまたま仕事で夜勤があり、ゴミ出しの時間に帰宅できない……なんてことも考えられます。

対処法は?

当番ができないと分かったら、なるべく早く、他の住人に相談しましょう。そして「夜勤の日はゴミ出し当番の代わりに、片付け当番を行う」など、代わりの当番を引き受けます。
一緒に住んでいれば「困った時はお互いさま」なので、当番ができない時はムリせずに誰かに頼み、誰かが困っていたらサポートをしましょう。

ルームメイトと恋愛に発展、しかもドロドロに…

一緒に暮らしていれば、ルームメイトの誰かと恋愛関係に発展する可能性も。2人の仲がうまくいっているうちはよいのですが、これが別れ話になったり、三角関係になってこじれたりすると、厄介なことになりがちです。

対処法は?

ルームシェアで「恋愛禁止」のルールをつくるケースもあるようですが、恋する気持ちにストップをかけるのは難しいでしょう。
基本的に、恋愛関係のイザコザは、当事者以外が間に立つこともできないので、本人たちがどうにかして解決していくしかありません。

ただ、インターネットの「ルームメイト募集」の掲示板を見ると、「若い女性であれば家賃はタダ」「まず写メを送って」という男性がいたり、率直に「恋愛関係に発展すると嬉しい」などと書いてあるケースもあります。
出会い系や婚活目的でルームシェアを希望する相手がルームメイトだと、いろいろトラブルが起こる可能性もあるので、できればそのような人とのシェアは避けたほうがよいかも知れません。

ルームシェアはトラブルも醍醐味の一つ!

ルームシェアをして「みんなと一緒でよかった」と思うこともあれば、トラブルに悩まされることもあります。1人1人価値観や生活習慣が違うのですから、トラブルが起こるのは仕方ないこと。時にはトラブルも楽しむくらいの気持ちで、毎日を過ごしましょう。
あなたの楽しいシェア生活に、本記事が参考になれば幸いです。