子どもと一緒に対策を!インフルエンザを予防するための手洗い方法

2017年12月19日

子どもと一緒に対策を!インフルエンザを予防するための手洗い方法

毎年冬になると流行するインフルエンザ。
インフルエンザにかかると風邪とは異なる、さまざまな重い症状が現れるようになります。
子どもだけではなく、大人にとっても辛い症状が見られるインフルエンザを予防するために、まずは手洗いから見直してみませんか?
今回は、子どもと一緒にマスターしたい、正しい手洗い方法についてご紹介します。

そもそもインフルエンザとは?

インフルエンザとは、インフルエンザウィルスが原因となり発症する感染症です。
気温や湿度が下がると流行しやすく、例年11月から12月頃にかけて流行り始め、1月から3月頃がピークとなります。
感染者の咳やくしゃみによって飛び散ったウィルスを吸い込んでしまったり、ウィルスが付着したドアノブなどに触れた手で自分の眼や鼻、口などを触ってしまったりすることで体内にウィルスを侵入、感染を引き起こします。
進入したインフルエンザウィルスは鼻や口から気道に入り、のどや気管支・肺で増殖し、高熱や関節痛、全身の倦怠感や食欲不振といった症状を引き起こしていきます。

インフルエンザ予防に手洗いがいい理由

インフルエンザを予防するためには、インフルエンザが流行する前に毎年ワクチンを接種しておくことが大切です。
そしてワクチンの接種とともに、日々の手洗いをしっかりと行うこともインフルエンザ予防の基本です。
人は生活をする中でさまざまな場所に触れていますが、電車のつり革や、建物のドアノブなど不特定多数の人が触っている場所の中には、インフルエンザウィルスが付着している場合があります。
前出の通り、ウィルスが付着した手で自分の目や鼻、口などを触るとインフルエンザに感染してしまうため、こまめな手洗いは体内へのウィルス侵入を防ぐための有効な予防法とされています。

インフルエンザを防ぐ正しい手洗いの方法

インフルエンザウィルスの感染を防ぐための正しい手洗いのポイントは、時間をかけて手の隅々まで完全にウィルスを洗い落とすことです。
石鹸を泡立てたら、まず手の平を、次に手の甲もしっかりとこすります。さらにすべての指の指先から付け根までと、指の間を洗うことも忘れてはいけません。 人差し指から小指までの両手の指を交差させてこする方法は、洗い忘れを出さないための洗い方のコツです。親指は反対側の手で包み込むようにしてひねり洗いをします。
袖口から露出しやすい手首もしっかりと洗っておきましょう。すべてを洗い終わったら泡とともにウィルスを流し落とします。この際、落とし残しがないように水を流し続けて時間をかけてしっかりとすすぐことが必要です。
30秒以上掛けて洗うとかなりの数のウィルスを減らせるというデータもありますので、丁寧に時間を掛けて洗いましょう。
手洗いは子どもから大人まで気軽にできる予防法です。辛い症状を引き起こすインフルエンザにかからないためにも外出の後は正しい方法で必ず手を洗うように習慣づけましょう。