2015年6月23日 更新
「キッチン菜園」とは、キッチンの一角で野菜を育てること。
野菜を育てると言っても、土を使わないので庭やベランダで行うガーデニングよりも楽。収穫した野菜を食べるのはもちろん、残り野菜でも育てられるため家計の節約になり、鮮やかなグリーンがキッチンのインテリアにもなるなどのメリットがあります。
キッチン菜園に必要なものは、野菜の種(または残り野菜の根元部分)と水、栽培容器だけ。栽培容器もホームセンターなどで専用のものが販売されていますが、キッチンにあるお皿やマグカップ、カットしたペットボトル、牛乳パックなどでも構いません。
ガーデニングが庭やベランダなどで植物を栽培するのに対して、キッチン菜園はキッチンやダイニングテーブルで野菜を育てます。
室内なのでガーデニングよりお手軽で、料理にちょっと色味や香りを追加したい時に、サッと収穫して加えることができます。野菜の栽培に不向きな冬でも、温かい室内なら比較的育てやすいでしょう。
また、土を使わない水耕栽培が中心のため、土を媒介する病害虫の心配も少ないというメリットも。
スポンジ付きのカイワレや豆苗などを使用します。成長が早いのですぐに収穫して摘みたてを味わえます。
購入時についていたスポンジを捨てずに、根っこを3㎝ほど残してカットする | ||
スポンジごと根っこを容器に入れて水に1.5~2㎝ほど浸す | ||
日当たりのよい場所に置き1日2回水を替えると、数日~1週間ほどで芽が出てくるので適当につまんで料理に使う | ||
根菜類は、根っこの部分だけでなく葉の部分も美味しいもの。キッチン菜園では、ヘタから新しく生えた葉を育てます。
ヘタの部分を2㎝ほど残してカットする | ||
容器に入れて水に1㎝ほど浸す | ||
日当たりのよい場所に置き1日2回水を替えると、1週間ほどで新しい葉が出てくるので適当につまんで料理に使う | ||
万能ネギを薬味として少量だけ使いたい時は、キッチン菜園から直接はさみで収穫できると便利。新鮮な香りが食欲をそそります。 | ||
根っこごと、上の白っぽい茎部分を5㎝ほど残してカットする | ||
容器に入れて根っこの部分を水に浸す | ||
日当たりのよい場所に置き1日2回水を替えると、数日で新しい茎が出てくるので適当に切って料理に使う | ||
植物は水をやりすぎると根腐れを起こしてしまうので、水に浸しすぎず、水不足にもならない量を調節してください。また、1度収穫をしても、そのまま捨てずに育てていくと何回か収穫することができます。楽しみながら続けていきましょう。
日当たりがよい場所で栽培しましょう キッチン菜園は狭いスペースでも始められる趣味ですので、キッチンの広さや設備などに関係なく、誰でも簡単に楽しむことができます。ただ、植物の栽培には日光が欠かせませんから、日当たりのよい窓辺などに容器を置くとよいでしょう。カウンターキッチンの場合、カウンターにおいた容器で野菜を育てると料理をしながらサッと収穫することができるので便利です。
水耕栽培は手軽な方法ですが、収穫期間が短いという特徴も。長く収穫を楽しむなら、根つきの万能ネギなどは土植えにトライしてみましょう。
※これらの用品は、100円ショップやホームセンターで手に入ります。容器は食器などを代用する場合もありますが、水はけをよくするために、底に穴が空いた鉢と水受けの鉢皿を使うことをおすすめします。
キッチンの生ゴミ用ネットの長さを適当に切って鉢底石を入れて口を縛る | ||
1を鉢の底に敷き、その上に培養土を入れて平らにならす | ||
万能ネギを根っこごと、上の白っぽい茎部分を5㎝ほど残してカットしたものを用意し、根っこの部分を土に植える | ||
茎が伸びて、食べごろになったら適当に切って料理に使う |
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最終更新日 2024年3月15日
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