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「無垢材」の基礎知識

 家の中に足を踏み入れた瞬間、まるで森林浴をしているような清々しい空気と居心地に包まれる
──これが、無垢の木を使った家の特徴です。

私たちにとって木は身近な素材ですが、身近であるがゆえに意外と知らないことが多いのも事実。あなたも、木の家づくりをきっかけに、木や自然環境について考えてみませんか?

2012年12月26日 更新

自然素材の代表格「無垢材」ってどんな素材?

家づくりに使われる木材は、その材質から大まかに「無垢材」と「集成材」の2つに分けられます。
無垢材とは、「無垢(=混じりけのないもの)」という言葉が入っていることから分かるように、自然から切り出した原木を単にカットしただけのもの。一方、集成材は一種類もしくは複数種類の木を薄くカットして重ね、接着・圧縮したものです。

生産時に多くのエネルギーを消費する集成材と比べると、無垢材は自然のままの状態ですから環境への負荷が少ないエコな木材と言えるでしょう。また、特別な加工を施していないので、木そのものが持つ特性(調湿作用や断熱効果など)を最も発揮できることも無垢材の魅力です。

とはいえ無垢材にはいろいろな個性があり、何も知らずに無垢材の家をつくると後々困ってしまうことがあるかも知れません。そこで、無垢材の個性について学んでいくことにしましょう。

木の家に漂う「いい香り」の正体は?

新築の木の家には爽やかで心地よい香りが漂っています。この香りの正体は、樹木が放出する「フィトンチッド」という物質で、森林浴をするとリフレッシュできるのもフィトンチッドによる効果なのです。

フィトンチッドには人間にとっては心地よい香りですが、昆虫やカビ、細菌などの立場からすると厄介なシロモノです。というのも、大地に根をはって成長する樹木は自力で移動することができないため、葉や幹を食べる昆虫が嫌がるニオイや、カビや細菌を防ぐ物質を発することで自分の身を守っています。この物質の正体こそがフィトンチッドです。フィトンチッドの効果は樹木の種類によってさまざまですが、ヒノキやヒバの抗カビ・抗菌効果や、防蟻効果などが有名です。