住まいの「材料」から省エネ・エコを目指す!

省エネ・エコ住宅の基礎知識

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  • 高気密・高断熱とは?
  • 断熱材の種類について
  • 内断熱と外断熱の違い
  • 怖~い結露の注意点

2013年3月19日 更新

怖~い結露の注意点

私たちが住まいで快適に暮らしていくために、気を付けたいことがあります。それは「結露」。結露に注意を払わないと、安全で健康な生活がおびやかされてしまうかも知れません。

「結露」は住まいの天敵です!

冬の朝に窓を見ると、結露がビッショリ。こんな経験はありませんか?

結露は空気中に含まれる水蒸気によって起こりますが、目に見える壁の表面だけではなく、壁の内部などにも発生します。結露がなかなか乾かないと、カビやダニの温床になったり、カーテンや壁を汚したり、ひどい場合には建物の腐食に繋がることも……。住む人の健康や家をむしばむ、まさに“百害あって一利なし”の現象なのです。

結露が発生するメカニズムは……?

私たちがいつも何気なく接している空気には、水蒸気が含まれています。天気予報で「湿度○○%」などと言いますが、これは空気中に含まれる水蒸気の割合を表しているのです。

夏のジメジメした日を思い出してみましょう。暑い夏の室内では洗濯物がなかなか乾かないものですが、冬の冷たく乾燥した空気の中だと、濡れタオルや花瓶の水などはすぐに乾いてカラカラになってしまいます。

これはつまり、空気は温度が高い時ほど、たくさんの水蒸気を含むことができるということなのです。
例えば空気1m³あたりの水蒸気量は、0℃の時には最大でも4.85gしか含まれませんが、20℃では最大17.2gも含むことができます。

室内で20℃に保たれている空気が、窓ガラスを通して屋外の0℃の空気に接していると、窓ガラスに触れた空気の温度が下がり、空気に含むことができる水蒸気の量が減ってしまいます。そうすると空気に含まれなくなった水蒸気は水となってガラスに付着します。これが結露の正体です。

結露を防止するカギは「気密」にあり!

結露が発生するメカニズムを理解すると、住まいの中と外の温度差が激しいほど結露が起こりやすくなるということがお分かりいただけたと思います。断熱効果により暖房の効率が上がり、暖かくなった室内なら、屋外の温度差が激しくなるのも無理はありません。

こうなると「じゃあ、高断熱の住まいは結露に弱いの?」という疑問が浮かび上がりますか、高断熱だからと言って結露に弱い訳ではありません。住まいの気密性を高めて、空気が漏れないようにすると、必然的に水蒸気の漏れも防ぐことができますから、結露を防ぐことができます。

高気密の住まいなら換気も効率が良い!

私たちが生きていく上で新鮮な空気は欠かせないものですから、当然ながら換気は大切です。室内の汚れた空気を排して、新鮮な空気を取り入れるために適切な空気の通り道を作ること、すなわち計画換気への配慮をしなくてはいけません。

計画換気は、窓の開け閉めによる通気のほかに、換気ファンや換気口による換気などの工夫が求められます。もちろん、この計画換気のためには、余計な隙間からの通気などに邪魔されないように高気密の住まいであることが重要なのです。

高気密・高断熱の住まいで快適な生活を!

住まいの気密性と断熱性を高めることは、暮らしの質を上げるために大切なステップです。
予算、目的、場所などを考慮して、専門家のアドバイスを得ながらあなたの住まいにあった気密性と断熱性を実現してくださいね。

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