住まいの「材料」から省エネ・エコを目指す!

省エネ・エコ住宅の基礎知識

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  • 高気密・高断熱とは?
  • 断熱材の種類について
  • 内断熱と外断熱の違い
  • 怖~い結露の注意点

2013年3月19日 更新

断熱材の種類について

住まいの断熱性を高めるために、天井や屋根、壁、床に施工する「断熱材」。
一体、どのような素材や工法があるのでしょうか。

断熱材は素材によって3つの系統に分けられる

断熱材にはさまざまな種類があり、素材によって「繊維系」と「発泡プラスチック系」に大別されます。「繊維系」はさらに「無機繊維系」と「木質繊維系」の2通りに枝分かれしています。ここでは「無機繊維系」「木質繊維系」「発泡プラスチック系」の3つの系統の特徴について説明した上で、それぞれの系統の代表的な断熱材を紹介していきます。

住まいは一度完成してしまうと材料を交換することは難しいもの。ですから住まいの材料となる断熱材は、住まいの目的や地域、コストなどのバランスを見ながら慎重に選ぶようにしましょう。施工の専門家に相談すれば、あなたの住まいに適した断熱材のアドバイスが得られるはずです。

断熱材

無機繊維系断熱材
鉱物からなる細かな繊維の間に空気を閉じこめて熱を遮断する断熱材です。扱いやすく、コストも手頃であることから多くの住宅に採用されています。通気性や透湿性があるため、施工にあたっては防湿の配慮が必要となりますが、最近では防湿層を備えたタイプも登場。主に内断熱(充填断熱)の工法で用いられます。
木質繊維系断熱材
上の「無機繊維系断熱材」が鉱物由来であるのに対して、こちらは木材由来の断熱材。エコ断熱材として注目を浴びているセルロースファイバーが代表格です。無機繊維系断熱材同様、通気性や透湿性があるので防湿に配慮する必要があります。
発泡プラスチック系断熱材
合成樹脂を発泡させた細かな気泡で熱を遮断する断熱材。高い断熱性がありますが、繊維系断熱材に比べるとコストが高いのが難点。日本では、この10数年で施工が増えてきました。主に外断熱(外張り断熱)の工法で用いられます。

代表的な断熱材を紹介

無機繊維系断熱材

グラスウール
リサイクルガラスを主原料とする断熱材で、別名「人造鉱物繊維」とも。低価格でありながら断熱性が高く、耐久性、耐火性にもすぐれていることから日本の木造住宅では最も多く使われています。通気性、透湿性があるため防風層の施工が必要。
ロックウール
製鉄の過程で発生する高炉スラグや珪石、玄武岩などが主原料。グラスウールと似たような性質を持ち、低価格ながら高い断熱性を誇ります。通気性、透湿性があるため防風層の施工が必要。

木質繊維系断熱材

セルロースファイバー
新聞古紙を粉砕して綿状にしたもので、最近ではエコ断熱材としても注目を集めています。吸音性が非情に高いほかに、水蒸気の吸放湿にもすぐれており、冬場の結露が起きにくいというメリットも。現場で吹き込むか、吹き付ける方法で施工します。

発泡プラスチック系断熱材

ウレタンフォーム
主原料はポリイソシアネートとポリオールで、発泡剤を混ぜて生成するプラスチック系の断熱材です。厚みが薄くても断熱効果を発揮し、現場で吹き付けるタイプなら隙間なく施工することが可能です。
ビーズ法ポリスチレンフォーム
別名、発泡スチロール。家電などの緩衝材としてもお馴染みです。原料はポリスチレン樹脂。軽量で緩衝性が高いだけでなく、長期間にわたって安定した熱性能が得られるメリットがあります。
押出法ポリスチレンフォーム
ビーズ法ポリスチレンフォームと同様に、ポリスチレン樹脂を原料とする断熱材。硬質で耐圧にすぐれていることから、より強度が求められる外断熱の工法に適しています。
フェノールフォーム
フェノール樹脂を発泡させて作られます。耐熱温度が約130℃と高く、防火性にもすぐれており、煙や有毒ガスの発生はほとんどありません。また熱性能の経年劣化が比較的ゆるやかであるとされています。
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